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アコースティックのラクダ〜突然NHKホール〜 @SUPER BEAVER

一か月近く前だけど、自分の覚書に。

唐突にアコースティックのツアーが発表されて。
それまで散々自分にライブにいけない言い訳を聞かせていたのに
考えることなく心と直結しちゃった指先で申し込みをして、全戦全敗。

落ち込んでいたけど、倍率考えたら仕方ないし.…
また次の機会をと思いながら、諦めきれない

コットンクラブのHPを毎日見たり
NHKホールだけはなんとか行けないかな…って

そしてNHKホールに縁があっていけることになって


ほんとありがたいなぁ。
の感謝の気持ちを抱えて向かったNHKホール。

SUPERBEAVERとアコースティックなんて
いい予感しかないというワクワクと緊張を抱えて席について
スモークが客席を覆っていく様子を
ドキドキしながら見渡してた。

みんながドキドキとワクワクと色んな気持ちを抱えてて
会場の中は、緊張感でパンパンになってるようなそんな感じ

そんな空気の中4人が登場して拍手の波が起こる
渋谷君がマイクを通さずに「ゆるくやりましょう」と言った瞬間
ふっと会場内の空気が緩んだような気がした。
私の肩の力も抜けた。
4人の音楽の上で転がされる万全の空気に


二曲目の「東京」の最初のブレスの音に心臓が跳ね上がる。
四人の歌声が合わさって胸がいっぱいになる。

会場の客席に落ちる照明を見て
壁に映る藤原さんと渋谷君の影を見て
ここにいるんだなという、幸せを実感する。


”発信者じゃなくて受信者でもありたいと思っているから
念の様に気持ちを届けてほしい、今日中に百倍にして返すから„


という渋谷君のMCからの「ひとりで生きていたならば」
MCのときの緩やかな空気が
照明が落ちてギターの音とブレスの音と歌声で
湿り気を帯びる。

そして後方の幕が上がると共に流れてくるバイオリンの音
音楽を聴いて鳥肌が立つというのを初めて経験した
美央ストリングスの登場。

まっすぐステージに落ちる白い照明が
天使の梯子のようで、荘厳な気持ちになる。
涙がこぼれそうだけど、ステージを目に焼き付けたくて
何とか堪えていた。
その努力も次の「生活」で脆くも崩れ去る
普段から聞くだけで涙腺が緩む曲をここで聞けると思わなかった

この曲を聴くと思い出す、上京する前日
新しい生活の期待と、親元を離れる寂しさと
やっと私を知らない人ばかりのところで生きていけるという喜びと
二度とここで生活しないんだと思った夜のことを。

そこから積み重ねた、長い月日の出会いとか別れとか
後悔とか、愛しさとか、
いろんな物が綯い交ぜになった気持ちとか。

涙も止められないし、嗚咽をこらえるのに必死だった。

そこからの「名前を呼ぶよ」

始まる前に話していた人たちや
配信を見ている人、いろんな人に繋がって
本当に巡り合うことはすごいなと思いながら


渋谷君に ”ご起立願えないでしょうか?„と言われて
ちょっとびっくりしたけどそそくさと立ち上がる。

その一瞬で気持ちが跳ね上がって最後の「美しい日」
”お手を拝借„されて一瞬でライブハウスに。

「いってらっしゃい」と送り出してくれる曲
「最前線」がアンコール。

胸を張ってまた帰ってこれるように
日々の生活を生きていこうと決意を新たにして
フォロワーさんといろんな話をしながら駅まで歩きました。


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