Independence
Independence=自立
私が幼い頃から目指していた
“自立した女性"になること。
それはとても厳しかった父からの言葉
“女だからこそ勉強しろ"
"女だからこそ手に職をつけろ"
それは、
もしもいつか離婚した時が来ても
1人で生きていける力をつけろ
という父の言葉でした。
とても厳しくて、思春期の頃は
大嫌いだった父親。
でも、厳しさの中に愛のある父を
今では尊敬し、感謝しています。
去年、急逝した父のことを
この"Independence"では思いを馳せずにいられません。
私は理学療法士という仕事をしています。
プライドがあるかと言われたら
もちろんあります。
理学療法士としての
プライドもポリシーも持っています。
私は、高校3年の春、大学受験に失敗しました。
今思い出しても、本当に大きな挫折。
入りたかった国立大には入れず
滑り止めだった私立大へ。
その大学には、行く気はさらさらなかったので
見学にすら行っていなかった。
でも浪人ではなく、進学を選びました。
国家資格には差がないはずだから。
どの大学でも、そこで1番を取るくらい
本気で学んで国家資格を取ろう。
そして、その時起こった
父の会社の倒産。
こんな高い学費…どうしよう。
両親に申し訳ない気持ちでいっぱいで
進学を辞めて働こうか、とまで考えました。
でも、父も母も
私の夢を全力で応援してくれました。
私は、夢を諦めないと誓いました。
奨学金を借りて、なんとか進学。
そして宣言通り勉強に励み
大学在籍中ずっと特待生で卒業。
卒業論文は、教授にたくさんご指導いただき
学生にしてジャーナル掲載していただけました。
臨床に出てからも
奨学金を返済しながらも臨床に励み
資格取得や学会発表も怠らず行ってきました。
今もし離婚したとしても笑
1人でやっていける自信はあります。
父に言われた
“自立しろ"
“女だからこそ自立しろ"
その言葉に今はとても感謝しています。
もう話せないけど、もう会えないけど
でも、父に伝えたい。
安心してね、私ちゃんと1人で立ってるよ!
社会人になってからは、父とやっと
対等に話せるようになったと感じました
きっと、結果ではなくて
努力を認めてくれていたんだな、と思っています
私がプライドとポリシーを持っている
理学療法士という仕事。
大学のころから含めて
ずっも学んでいる"カラダ"のこと。
その分野ではもちろん
プロフェッショナルでいたいし
学びは止めない。
そして、それと同時に感じた
"ただの“理学療法士でもだめだということ。
もっといろんな人と出会って
もっといろんなことを感じて、吸収して
“唯一無二"の理学療法士になりたい✳︎
私だから伝えられること
私だから出来ること
それを模索しながら
こらからも精進していきたいと思います。