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私の山事情

私が登山を始めてから早いもので4年が経つ。
コロナ自粛生活から新しい生活様式への移行は、私たちに多くの変化をもたらした。健康と安全を最優先に考え、自分自身や周囲の人々と共に新しい時代に適応していくことが求められる中、自然と触れ合い、心身ともにリフレッシュするために始めたこの趣味は、私にとってかけがえのないものとなっている。しかし、登山を続ける中で、友人たちとのスタイルの違いや、自身の体力、装備の問題など、さまざまな悩みや課題に直面している。

登山を始めた当初は、友人たちと一緒に山に登ることが何よりの楽しみだった。共通の趣味を持つ仲間と共に自然を満喫し、山頂での達成感を分かち合うことは、本当に素晴らしい経験である。しかし、時間が経つにつれて、私たちの登山スタイルには少しずつ違いが生じてきた。

まず、ピークハントだけを楽しむ友人がいる。彼女にとって、山登りの最大の魅力は山頂に立つことであり、そのためにはどんなに険しい道でも挑戦することを厭わない。一方で、私は山頂だけでなく、道中の景色や自然の中で過ごす時間を大切にしている。そのため、彼女との登山は次第に負担に感じるようになった。

また、体力がなく登頂できないのに無理をする友人もいる。彼女は登山を楽しみたい気持ちが強い一方で、体力が追いつかず、途中でバテてしまうことが多い。それでも無理をして登ろうとする彼女を見ていると、心配になると同時に、自分自身も無理をしているのではないかと感じるようになった。

さらに、里山のトイレ設備が整っていないことも悩みの一つだ。初心者を誘う際、この点が大きなハードルとなる。休憩を含め往復5時間から6時間は行動するため、特に女性を連れて行く場合、トイレの心配が付きまとう。私自身も、自然の中でのトイレの問題に直面するたびに、もっと設備が整った場所を選びたいと思うことが多くなった。

1人での登山にも興味があるが、下山後の車の運転が心配だ。登山後は体力が消耗しており、集中力も低下しているため、運転中の事故リスクが高まる。そのため、1人での登山をためらうことが多い。公共交通機関を利用する方法もあるが、山奥に行く場合はアクセスが悪く、結局車を使わざるを得ないことが多い。

登山を続ける中で、さまざまな悩みや課題に直面することが多いが、それでも私はこの趣味を続けていきたいと思っている。自然と触れ合い、心身ともにリフレッシュすることは、私にとって欠かせない時間だ。今後も、自分自身のスタイルを見つめ直しながら、無理をせずに楽しんでいけるよう工夫していきたい。

登山は、単なる趣味以上に私にとって大切な時間を提供してくれる。それは、家族や友人との絆を深める場であり、自然の美しさを再確認する機会であり、自分自身と向き合う時間でもある。これからも、自分なりの方法でこの素晴らしい趣味を続けていきたいと考えている。



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上村 雄
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