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インフル看病ついでに紙のマンガを久々一気読み。
夫が、流行りにのってしっかりインフルエンザにかかった。
朝起きたら隣でゲフゲフ38度9分。
朝一番つきそって病院にかけ込み、ポカリやらウイダーやら買い込んで家に帰る。
ゼエゼエしてる夫に、水飲め薬飲めマスクしろ寝室からでるなと指示を出して、と。
ひと段落したら昼近い。
その日は元々休みで、電車に乗って買い物でもしようかと思ってたのだけど、初速を削がれてしまった感じ。
それに、夫も良い歳した大人だし1人でも何とかなるだろうけど、やっぱり何となく置いていきづらい。
具合が悪いときに、同じ家に誰かの気配がするっていうのはすごく心強いものだから。
一人暮らししていた頃、体調崩して狭ーい暗ーいワンルームのアポートで寝てると、大した症状じゃなくてももうダメだと絶望したことを思い出す。
仕方ない、掃除でもするかなぁ。と視線を巡らせたとき。
リビングの隅、半開きの状態でうっすらホコリをかぶった段ボールが目に入った。
ははぁ〜、これがあったか。
……これは仕方なくなくなってきた。
段ボールの中身は、『ダイヤのA』全巻。
読みたくなって実家から送ってもらったのを、そのまま積読していた。
段ボールをずりずりソファの近くまで持ってくる。
コーヒー淹れて、お土産でもらった何やらちょっと高そうな洋菓子も開けて。
もうね、今日はこもる日です。
え?いやいやだって、看病しなきゃ。ね。
もうそこからは、ひたすらに読んで読んで読みまくる。
しばらくはソファに根っこをはり、腰が痛くなってきたら床に座ったり寝たり、ダイニングテーブルの方に移ったり。
たまーに、夫の様子を伺って。大丈夫か、水飲め薬飲め云々って声かけて。
漫画をこんなにがっつり読みふけったのは久しぶり。やっぱり紙のマンガはいい。
気づいたら外は暗くなって、気温も冷え込み、「だいぶ楽になってきたー」と夫の声が聞こえてくる。