WHITE ALBUM2プレイ日記 『introductory chapter』編①
3月1日
親志君の朗読が怖い
三月が始まった。とびきり寒い。西の方では大雪だったらしい。今月末には桜の便りも届くだろうに、嘘みたいだ。
さて、始めよう。
取り掛かるまで時間がかかってしまうのは、んもう、心の準備ができるまで・・・というか、覚悟ができるまで自分を待つとしか言いようがない。それくらいこの物語を始めるのは、長い長い旅に出るようなものだ。
そんな作品、これからいくつ出会えるだろう。幸せなことだと思う。
成田の回想シーンから始まり、音楽室での武也との会話。ああ、何もかもが懐かしい。かわいこちゃんのサークルクラッシャーにより、軽音楽同好会を壊滅状態にされてしまったそうだ。
『introductory chapter』
舞台は2007年秋の東京都。峰城大付属3年生の北原春希は学園生時代最後の思い出を作るため軽音楽同好会へ加入するが、バンドはメンバー間の痴情のもつれから崩壊してしまった。学園祭のバンド発表を成功させるためメンバー集めを開始した春希は、屋上で歌っていた学園のアイドル小木曽雪菜を勧誘することに成功する。更に、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であることをつきとめ、紆余曲折の末に彼女をメンバーに迎えることに成功する。バンド再結成から本番まで時間も無くバラバラだった3人だが、練習などを通じて結束を深め、結果として学園祭のステージは大成功を収めた。しかし、3人の想いはステージ終了後から少しずつすれ違いを始め、悲劇的な結末へと走り出すこととなる。
あらすじはウィキペディア先生より。今日はこのあらすじの「更に、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であることをつきとめ」って部分まで進めた。
やっぱり、改めてプレイしてみると超初期は本当にライトノベルの様相といいますか、いや、そういうゲームなのでなんの文句があるわけではないのですが、そのあとを知っているもので、そのギャップに改めてびっくりしてるのです。学園のアイドルとはみ出し者の超美少女がいきなり生活圏内に降って湧くるだなんて。なんて夢を見せてくれるんだろう。・・・どうして、このまま、夢を見ていてはいけなかったんだろう・・・。
・春希くんはモテてる?
その生活圏内に美女が降って湧いて出る主人公春希くん。この三角関係の主軸となる王子様ですが、私はこの時点ではモテてないと思います。クラスメイトや先生からのあの頼りにされ方・・・・もう少しぶっちゃければ、使われ方。完全無欠の便利くんで、もし私が同じクラスにいたらちびまる子ちゃんの丸尾くんのようなポジションで見てたろうな。やたら正義感強くて、委員長の仕事大好きで、クラスに目を配ってる頑張り屋さん、みたいな。これはかなり好意的な言い方かもしれない。あの頃の私ならただ「めんどくさいこといろいろやってくれる便利な変わり者」で終わってる存在だったろう。
高校時代なんて、スポーツのできるイケメンくんとか、刺激をくれそうな、それこそ武也みたいな方へなびいていくもんじゃないですか。わかりやすいものに心奪われる。
にもかかわらず、そこに目をつけてくる雪菜ちゃんも、惹かれるかずささんも業が深いのだなあと、プレイをしながらしみじみ思いました。まだ、始まったばっかりなのに。
・秋深し 情けは人の ためならず
朗読を先生に当てられて、どこから読んでいいか分からない親志に助け船を出す春希くん。学園祭のプログラムのことを考えているうちに、続きを当てられた隣席の女子生徒(かずささんですねw)に助け舟を出せず、じゃあ、お前が読めと代わりに当てられ、自分もどこから読んでいいのかわからない。困っていると逆に隣席の女子生徒(かずささんですねww)から○ページからだよと助け舟を出されるというシーン。覚えておられますでしょうか。
あのシーンで、よくよく耳を澄ましておりますと、親志くんの朗読がまるまる聴けるのですが、あれ、何を読んでるんですか!?何か原文があるのかな。ああいう小説があるの?ファンの方々の間では有名なのかな。
私が知らないだけなら、すみません。
面白いんだけどめっちゃ気味悪いストーリーでして、夏目漱石の夢十夜チックではあるんですが、先生、何の授業してるのよー!
新型爆弾がどうの、大地がひび割れて・・・とか、指と耳たぶが吹き飛ばされてどうの・・・とか。
そこで、先生「はいありがとう。では、その次・・・後ろの席の人」
ちょっと!!かずささんに何を朗読させようとしてんのー!!!!
かずささんがスルリと拒否ってるの、絶対扱ってる教材が不気味だからだと思う。なんで私がこんな気味悪いもの読まなきゃいけねーんだって。いつか、関係者にどうしてこうなったと、真相を聞けるといいな。
雪菜ちゃんの「深愛」を聞けたり、BGMとして使われている音声もたくさんこだわりがあって色々発見があって楽しいなー。
3月2日
雪菜ちゃんのお家、かずささんのお家
日差しの暖かい日。息子くんを連れて散歩。菜の花も満開、春はすぐそこ。
今日はウィキペディア先生のあらすじで言うところの「紆余曲折の末に彼女をメンバーに迎えることに成功する」まで進めた。
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