【SMASH The PAINTレビュー②】Not For Youはクロノワのスタンスを明確に歌っている
さんばかに続いてクロノワのNot For Youについて語っていきます。
こちらはStRZepp福岡でも披露されたので既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、ロック調で叶と葛葉のハーモニーが素晴らしく耳に響きます。歌詞はただひたすらに「自分の意思で我が道を往く」という二人の活動スタンスにも紐づくテーマで統一されています。そもそもNot For Youってタイトルからして孤高感マックス。葛葉ラップは心地いい韻踏みがありますが個人的に好きなのは「黙ってついてくんなら愛を込めてBiteシテヤルヨ」。
吸血鬼らしくBiteしてくれるし引きこもりな葛葉がバイトしてくれるの?!とも聞こえるのは決して偶然ではない、はず。
叶と葛葉はクロノワとしてコンビ活動もしていますが、基本はそれぞれソロで配信をする形。ゲーム実況で同じゲームをやっているとたまに一緒に行動しますが(APEXやARKなど)、それはホントにたまにという感じで。いい感じにつかず離れずの関係性なんですよね、コンビかと言われるとそうかもしれないし、でもべったりしているわけじゃない。適度な距離感で楽しいことを一緒にやれる仲間。そんな理想的な関係性な二人なのかもしれません。そしてゲーム内でも特段チームを組むわけではなく(特定のライバーと仲いいことはあるが)ゲーム内で起こっている事象に対しては個々に対応していきます。それが個人的には凄く好きで、プレイが上手いというのもあるのでしょうが、憧れとして配信を観ちゃうんですよね。
彼らは決して「孤独」ではなく「孤高」、それがNot For Youでも歌っています。我儘でもいつでもどこでも自分の意思を貫いていく。