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【SMASH The PAINTレビュー⑫】アンチグラビティ・ガールは月ノ美兎そのものである

ラスト12曲目はにじさんじの大黒柱、月ノ美兎のアンチグラビティ・ガール
これを聴いたとき、フッと思ったのが

あ、月ノ美兎だこれ

ネットで感想を検索すると皆さん同じような感想を持ってるんですよね。言葉で正確には言い表せないけど、聴くと月ノ美兎を感じる。月ノ美兎の歌声とイノタクさんのサウンドが合わさるとまさに「音を楽しむ」ことによって表現したいものが自然と浮かび上がるんです。

歌詞も冒頭から鼻血とか出てきて委員長らしさがあるんですけど、がむしゃらになって走り回って夢を見つけに行く姿が浮かんできます。
「虹色の工具(にじさんじアプリ・iPhone)」を見様見真似で動かして、明確な未来もなくて、いろんなことで傷ついて、それでも「この船(にじさんじライバーたちと一緒のいちからという船)」で思うがままに飛んでみたい

月ノ美兎が何故ここまで人に好かれてにじさんじを引っ張れてこれたのを考えると、まさに歌詞の通りで、何事にもまずチャレンジして、それで失敗したら仕方がない次に何しよう、と言った感じで常に前を向いて突き進んでいるからだと思うんですよね。人がやらないような企画や行動をする。そしてそれをリスナーに面白おかしく聞かせる。それでリスナーはがっつり惹かれるんです。失敗だって失言だってそれを糧に面白くしてしまう。まさにエンターテイナーの化身。

そしてサビに散りばめられた歌詞が一番月ノ美兎らしい歌詞なんですよね。

―悠長な歌うたってさ 今までのぜんぶを笑いたい―
ー迷っても止まっても笑ってたい―
―これからのぜんぶも笑いたい―
―笑いたいー
  ―笑ってたいー
       ―笑ってたい―
            ー笑ってたい―

アンチグラビティガールは地球に存在するありとあらゆる縛りから解放されただひたすら自由に気ままに楽しく笑って飛び跳ねていく

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