ヤセガタ・スカート・ロングヘア。
※コチラはアメブロ過去記事からの転載となっております。
2017年6月25日(日) +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+
先程ね。
いろいろ書いていたら、
やはり想いが溢れてきちゃって。
誰かに伝えたいワケではない。
でも誰かに聞いてもらいたい自分も居る。
矛盾してるなぁと思うけど、
その矛盾の中で生きてるのが自分なのだ。
さてタイトル。
・ヤセガタ
・スカート
・ロングヘア
コレはかつてのあたしの特徴。
あの頃までのあたしは、
165cm/48kgというまあまあの痩せ型で、
ミニスカートが大好きで、
髪の毛もお尻の下まであるロングヘア。
とくにツインテールによくしていて、
セーラームーンなとど揶揄されていた。
ヒラヒラな服装。
可愛いモノ。
女の子らしいモノが大好きで、
とても少女趣味。
前述した通りセーラームーンも好きで、
魔法少女に憧れるような、
今でもそんなグッズとかぬいぐるみとか、
囲まれるのが癒しである。
バンギャもやっていたので、
ヴィジュアル系ファションも好き。
そんなあたしが、
スカートやロングヘア、
女性らしくあるコトがイヤになった、
その時期が前記事の頃。
止めたキッカケは、
大好きで尊敬しているそのバンドの、
ヴォーカルさんのコスプレをしたいから。
その裏に隠れていたのは、
それをキッカケにすれば免罪符になるから。
誰にも気づかれず趣向が変わっただけに見える。
そんな体のいいタイミングとかを利用した。
ロングヘアは思いっきりショートになり、
時には金髪にもした。
コスプレは凄く楽しくて、
新しい自分も見つけられたし、
バンギャ友達も増えたし、
いろんな年齢層の子達と出逢えたし、
何より自分に自信がなく、
引っ込み思案だった自分がアクティブになった。
これだけ聞くと、
その変化は喜ばしく見えるかもしれない。
その裏側さえ見なければ。
ミニスカート。
コレがたぶんすべての始まりで、
あたしがこの格好を好まなければ、
災いなど降りかからなかったのではないかと、
今でも思ってしまう。
専門職、
とくにあたしがいた業界はとても自由で、
むしろファッショナブルな方がウケがいい。
得意のミニスカツインテで仕事に行ったりしていた。
取引先によってはそこの生徒さんに間違われる程に若く見られた。
メイクもほとんどしていなかったから宛ら清楚系。
内面とは裏腹に大人しそうにも見られていた。
会社は、
初めて就職した会社と、
引き抜かれた先の会社の、
2社しか経験なく終えてしまったけれど、
その勤めた経験だけは、
それなりに自分のためにはなっている。
前記事でも書いたコトを除いて。
ミニスカート。
コレの何がどう災いになると、
誰が思うと言うのだろう。
今日日、
学校の制服だってミニスカート。
プライベートな装いだってミニスカートなんか普通で。
ソレの何を責められなきゃならないのか、
あたしは未だに解らない。
引き抜かれた先では、
初期メンバーはデザイン部署はたった2人。
仕事もハード。
謂わばブラック。
でもあたしはその仕事に自分を見出してたし、
夢に向かってキラキラしてたと思う。
どんなにキツくても、
出来上がった印刷物を見れば物凄い達成感。
自分が描いたイラストが印刷機で何枚も擦られ配られる。
そんな毎日に充実していたんだ。
あの時までは。
ある日、
他社の営業さんが来ての打ち合わせ中、
冗談交じりに飛んだ言葉。
「ミニスカートなんか履いて俺になんかされても知らねぇぞ」
そんな場だ。
また冗談を!ってなる。
ノリだって笑い話だって思う。
何よりあたしはこのスタイルが好みで、
他人に捻じ曲げられるなんて真っ平だと思ってて、
恋人の好みに合わせるという女の子の話を、
あぁないな!あたしには無理だな!って言い切ってた。
会社でもミニスカート禁止とかなかったし、
それ程までに挑発的な短さでもない。
ただ女の子らしい可愛い格好がしたいだけ。
そのコトで何かがあったり後悔したりするだなんて思いもせず、
その日は違和感をほんの少しだけ感じながら終えた。
冗談だったんだ。
冗談だったんだよね。
冗談なんだよきっと、たぶん。
違和感は残りつつも、
その後も数日はいつもと変わらず仕事に忙殺された。
数日経って、
仕事の合間に何故かマッサージするコトを要求された。
立て続けにマッサージされるコトを要求された。
違和感は少しずつ嫌悪感になる。
アレ。
何だコレ。
なんか・・・イヤ。
でもそれで急に変わるのも、
いくらなんでも自意識過剰かなと思ったので、
そんな違和感≒嫌悪感を気取られないように過ごした。
人間は今自分がいる場所が危険な場所だなんて、
わざわざそんな場所に自ら飛び込んでるなんて、
だから常に警戒しようなんて思いもしないモノだ。
電車や地下鉄に乗って、
今日は痴漢に遭うかもしれないと思う女性はどれ程いるだろう。
余程常習的に遭ってる子くらいではないだろうか。
まだ交通網が動いている夜道を、
襲われるかもしれないと思いながら歩いたり、
日々警戒しながら歩くなんてなかなかないと思う。
ましてや職場。
2人体制とは書いたけど、
社内の[部署]での2人体制で、
実質社員は男2女2の4人居て、
夜中や明け方まで仕事をしてるのが、
コチラの部署である。
そこで何かが嫌な間違ったコトが起こるかもなんて、
警戒しながら仕事をしたりするだろうか。
働き始めて3年、
まだ20代前半、
世間知らずと言えば言い訳かもしれないが、
そんな歳の小娘なんてそんなもんだ。
さらには男性経験だって取り立てて多いワケでもなく、
ごく普通のただの女。
だから気にしないようにした。
だから違和感や嫌悪感を封印した。
さらに数日が経ち、
帰りが朝方になった日、
その日は帰りに適当にご飯食べてタクシーで帰ろうと言われ、
言えば出るかもしれない交通費を請求する勇気もなく、
帰り際に共に食事していくのも初めてではないし、
言われるままにいつも通りにした。
タクシーに乗り込む。
あたしは然程でもないがお酒も回っている。
酔いがあってか肩に凭れかかられる。
ここでまた少し感じる嫌悪感。
髪を撫でられる。
ツインテールを撫でられながら[キレイだねぇ]という言葉。
全身総毛立った。
身体が凍りつき鳥肌が立つ。
背筋から言いようもない寒気。
身動きが取れない。
タクシーの後部座席に逃げ場はない。
早く家に着いてくれ。
早くあたしから離れてくれ。
祈り続けた。
時間が長く感じた。
幸いその日はそれだけで帰れた。
それだけ。
本当にソレはそれ[だけ]なのか?
その後悔は前記事に繋がってしまったのだから、
自分の感情を信じればよかったと思ってる。
その時まではまだ逃げれば逃げれたのかもしれないから。
何故逃げなかったの?
そんな常套句。
あたしがあたしに問いたいくらいで、
1番知りたいのはあたしなんだ。
答えがあるなら誰か教えてくれよ。
すべてを疑って生きる程あたしは経験豊富ではなかった。
だってお仕事でしょう?
だって職場の人でしょう?
だってお世話になってるでしょう?
疑える程に過剰な自意識などなかった。
むしろモテない可もなく不可もない容姿だったと思うし、
若くて可愛い格好をしたかっただけのただの女。
それで[襲われる!]って思わなきゃいけなかったのかな。
結果そうなったけれど。
それが肯定と取られたのかもしれない。
最終的には仕事の徹夜明けに車で連れ回され、
眠くて鈍くなった思考回路の中、
気がつけばホテルに連れていかれた。
途中で足やらいろんなトコロを触られて、
もう逃げられないんだって諦めてしまった。
抵抗なんかしたら会社に居られない。
辞めさせられるんだって思ってしまった。
そんな脅迫も威圧的な態度もなかったように思うけど、
あたしはその恐怖に苛まれ逃げるコトを諦めてしまったんだ。
裁判ではやはりそこを突かれたけど、
どうやったら抵抗なんか出来るのか今でも解らないんだよ。
当時あたしはとても大好きな人がいて、
付き合っていて、
それを前会社の人も両社のその上司も、
みんな知っていて、
会社から帰る家もその彼の家で、
送ってももらっていたし、
彼氏持ちの女に手を出すような人間が、
会社で共に仕事をしてるヤツだなんて思えなかったし、
もしも答えがあるのなら。
誰か。
誰か教えて。
尊敬してたあたしの気持ちは何処に行けばよかったの?
引き抜きというのは、
余程その仕事内容や会社に魅力があるから、
それを選ぶんであって、
あたしはその気持ちも丸ごと踏みにじられたと感じてる。
わぁいあたしモテるぅ☆とか思いながら、
職場を移る人間なんかいないと思う。
襲われるかもなんて警戒なんかしないでしょう。
その仕事がしたかった。
その仕事に魅力を感じてた。
その仕事で夢を追っていたんだ。
清楚系な長身細身で黒髪ロングのミニスカートだったから、
だから襲われましたなんてそんな話があっていいはずないじゃない。
あたしはただ自分が好む格好をしていただけ。
それが悲劇を生んだんだとそれから何年も恨んだ。
結局それは途中で短い金髪の見た目は男っぽくなっても変わらなかったけど。
あたしは髪を伸ばすコトが出来なくなった。
断髪を機にスカートも止めた。
それから数年経ちまして。
そんなあたしだったけど、
今はまた長身の黒髪ロングに戻ってる。
戻ってないのはスタイルだけ。
太りました。
意図的にも年齢的にも体調的にも太りました。
あたしはそんなあたしで今はまだいいと思ってる。
健康面は危惧しているけれど、
好きな格好はやっぱりしていたいし。
でももう可愛くなりたくない。
そんな狭間で揺れているから太ったままでいい。
ネットでもね。
セクハラされたデブって叩かれて。
ゴメン。
当初はガリ子だったよって。
しかも鬱を発症してから45kgまで減って、
何にも知らないバンギャ友達にいたく心配されたコトもある。
そこから太ってまた50kgまで減って歩けなくなったりもしたよ。
ご飯が食べられなくなったり起床時間が2時間しかなかった時期もある。
脱水症になったり睡眠リズム障害になったり。
病気が増えたりそんな身体を呪ったり。
繰り返しながら死のうとしながらなんとか生きてる。
彼氏は今でもあたしに直接的に可愛いと言ってくれる。
その言葉に素直に喜べないどころか気持ち悪さすら感じるけど、
だからといって彼氏に対して嫌悪感があるワケじゃないし、
だからいつか嬉しいと思えるようになるといいな。
正直コレを書いてる間ずっと吐き気がしてるんだ。
思い出したらやっぱり気持ち悪くて、
でもフラッシュバックは不意にやってきて、
あたしの思考を容赦なしに奪うから、
なんかもう逃げられないし、
いっそのコト文字に起こしてみようとチャレンジしてみたよ。
うぁ〜!
気持ち悪っ!!
でも少しスッキリした!!!
こうやって少しずつ過去に訣別していけたらいいなって模索中。
文字にするってなんだか凄いね。
なんとなくだけど気持ちが軽くなってく気がするんだ。
とてつもなく気持ち悪いんだけど軽くなるように感じる。
憑き物を振り落として解放されてゆく感じ。
それが、きっと、消化であり昇華なのだろう。