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解釈がちがうんよ!星の王子さまの引用
あの、今日の新聞のコラムがね…星の王子さまの引用の仕方がちがうなって思って…
だれか星の王子さまについて語れる人材はおらんかと周りを見渡してみたものの、見つからなかったのでここで述べさせていただく。
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慕い合う関係への、キツネの切実な受け身ぶりって…
ちがうやろ!!
キツネは王子さまに、「段階を踏め」って言ったんよ。
先に友だちになってと言うたのは、王子さまなわけで。
それに対してキツネは、すぐにそうなることはできない。だから、友だちになりたいなら「飼い慣らして」と答えたわけよ。(わたしは内藤先生と池澤先生の星の王子さまを何回も読み返している)
ここでいうキツネの「飼い慣らす」は、「毎日会いにきて」なの。しかも、「決まった時間にきて」やんな。王子さまがくる時間が近づくと、きっと自分はウキウキしてくるから、と。がまん強く続けて築いてからや、と。
そういう段階を踏んで仲を深めていく、そうして出来上がった関係をもって友だちになれる、とキツネは説くの。
会えるのが楽しみになる、というのは「特別になる」ということ。たくさんいるキツネの中で、たった1匹だけのキツネになれる、と。
飼い慣らされたキツネは、稲の穂をみるだけでうれしくなるというのだ。そして、別れるのがつらいと。
それをもってキツネは、王子さまとバラの関係にも言及する。キツネを「飼い慣らす」ことで、王子さまは、あのバラが、「ぼくが毎日水をやって、虫もよけてやって」世話をしたあのバラを、たくさんのバラたちとはちがうと理解する。
「きみはきみが飼い慣らしたものに責任を持つんだ」
そう王子さまに伝えたキツネのどこが受け身だと言うのか。
このコラム書いた人、星の王子さま全部読んだ?何回読んだ?引用するならお話全体をちゃんと読み解いてからにしてよ!!