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2024.12.28 フジファブリック in RADIO CRAZY
ライブの感想を書こうとするといつも悩む。私の記憶力が絶望的にないということにぶち当たるからです。
書き残しておきたいという気持ちはすごくあるのに記憶が理路整然としないので、
かっこよくいうなら「私の頭の中のアーカイブに収めていればいいんだ」といつも手を引っ込めてしまうのです。
でもその頭の中のアーカイブはある日突然ガーガーピーーーーーって起動しなくなることがあるのでバックアップは大事!
ちょっとでも書いておこうかなって奮起しました。
正しい記録や回想をお探しの方は他を当たっていただきたい、ぜひ!!
私もそれが必要な時は自分をアテにはしませんので(笑)
一挙手一投足見逃すまい
いつのライブもそんな思いで見ているんですが、新幹線の車窓のように景色は次から次へと変わり「さっき気に留めた建物はなんだったかしらね?」と思い出せないのです。
①加藤さん ②金澤さん ③山内さん の順番でステージ出てきてそれぞれが音出したあと山内さんの「音出しリハします」って『ミラクルレボリューション No.9』が始まったんだよね。本気の演奏だったしみんなで振り付けして楽しかったよね。
一回捌けたけどすぐ登場しての1曲目が『徒然モノクローム』で喉がグッと詰まったよ。
『楽園』で金澤さんと山内さん向かい合って弾いてたね。
何を思うんだろうね( ;ㅿ; )
山内さんが「いつかレディクレにまた帰ってきたい。最後にするつもりはない。」って。「またみんなに会いたい。」って。
フジファブリックで戻ってくれるのが一番の希望ではあるけど、きっと何年後になってもどんな形でも会いに行きますから!
「出会ってくれてありがとう!」って言ってくれたのはどの曲だったかと思い出せずにいたけど『LIFE』だと後でわかった。
自分と向き合って行くために、メンバーと音楽を続けていくために作った曲だって以前のインタビューで読んだけど、その中に私たちをちゃんと入れてくれてこちらこそありがとうだよ!!
「2月で活動休止を発表してるのに......」と言いながらも聴かせてくれた『破顔』は3人とも振り返らず前を見てるんだな、私たちが心配することなんてなくて、進んでいくんだなって<強さ>を見せてくれた気がする。
ここでライブが終わる......わけがないよね、アンコールありました。
出てきて山内さん一言。
「フェスでアンコールってあんまないよ?ありがとうございます!」って、こちらこそ!
ありがとうね〜!応えてくれて。
「電車の時間も気になってる方もいると思うんですけど......こいつら喋り出したぞ!とか思ってるでしょ!!?今夜は帰さんぞ〜(ひゃ〜♡待ち)......の気持ちでやってます。」
楽しいながらも緊張感を併せ持ってるファンも多いだろうに、ほぐしてくれる言葉をありがとう。
きっと大阪人のベースにあるであろう笑かしたい思いじゃなく、あなたの優しい配慮であったと思います。
「現体制最後」が最近枕詞になっている
今回のレディクレが「現体制最後の」フェスなのは事実なんだろうけど、LIVE at NHKホールの告知の際に公式さんがこの言葉を使ってからよく聞くようになった気がする。
わかってるよ、もしかして何かがひっくり返るんじゃないかって期待はできないことも、潔くしてることがいいんだろうなってことも。
寂しさにフタをして少しでも明るく見届けたいってファンも多いのよね。
でも周りが念押しするようなことは寂しさの背中を押すだけなのよ。
辛いことは目を瞑ればいいとは思わないけど、純粋に「2024年のラストライブに大阪を、レディクレを選んでくれた」だけでいいと思うんだけど、どう?
「F」リリース時のコメントを振り返ると
今回のセットリストにはアルバム『F』から3曲入ってるんですよね。
ワンマンでない限られた曲数のセトリとしては緩急があって何も不思議ではないんだけど、「何か意図があるのかしら?」と要らぬお世話モードになってしまうのが私の余計なところなんです。
『F』リリース時のインタビューなどを読み返してみました。
バンド名の頭文字を冠したアルバム『F』。
山内さん曰く、これが最後になってもいいくらいの思いで作った特別なアルバムだと。
フジファブリックのことを歌ったアルバムなんだと。
それほどの気迫で熱弁したところ金澤さん&加藤さんの反応は「ふ〜ん、そうなんだ」と。
想像つきます!その熱さと冷静さのギャップ!!
この時に限らず山内さんはよく言葉にしていたけど、本当にフジファブリックが大好きで「えっへん!俺のバンドすごいだろ!!」って自慢したい気持ちで溢れてるんだなって感じました。
フジファブリックはもっとやれる!もっと伸びる!そのすごさをもっと世間に知らしめたい!って気持ちだったようですね。
反して「一人では諦めていたかもしれない」とも言っています。
二人がいたから続けてこられたと。
そういう思いで作ったからこそ、セトリ候補にしっかり入ってくるんでしょうか。
もっと自慢話聞いていたかったな。
セットリスト
リハ:ミラクルレボリューション No.9
opse:LOVE YOU
徒然モノクローム
楽園
KARAKURI
LIFE
電光石火
Feverman
破顔
en:手紙
おわりに
フロントマンの言葉として山内さんのお話がたくさん出てしまうのは仕方ないです。
でも、言葉少ない金澤さんのことが気がかりな私です。
そして優しさに満ちている加藤さんのことも。
3人の中でどういうお話があったかなんて知る由もないですが、どうか3人が健康でそれぞれが選んだ場所で活躍されることを願っています。