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一人っ子だと・・・と言う言葉

人は常に何かと比べたり、何かを羨んだり、蔑んだりしてしまう生き物です。

『羨む・蔑む』と言う言葉は極端な言い方になりますので、自分はそんな事していない。

と言う気持ちになるかもしれませんが、
悪口を言ったり、愚痴をこぼしたり・・・
相手の立場を客観的にいいなぁと感じることはあるのではないでしょうか?

これらの感情は、全て比べる事によって生じるものになります。

何故なら、何かを感じると言う事自体が、優劣によって起こることだからです。

ただ、これらを悪いことだと言っているわけではないのです。
これが人と言うものであり、自分が意識していなくとも『比べている』と言う事実を知ることが大事なのです。

優位に立つ言葉『一人っ子だと』

一人っ子だと・・・と言う言葉を相手から言われて始まる会話は、大抵の場合、相手が優位に立つ為に発せられる事が多いです。

多く言われるのが、
『一人っ子だとかわいそう』

これはデフォルトなのではないか?と思われるほど使われる事が多いです。

中には自分が一人っ子で、かわいそうだと思われる事を経験した上で、一人っ子だとかわいそうと言う場合もあるかもしれません。

しかし、大抵の場合は、自分に兄弟がいる場合や、二人以上の子育てを経験している人、もしくは、これから二人以上産むつもりである者が会話で使う場合が多いのではないでしょうか?

そして、これらは
『一人っ子』
と言う言葉にレッテルを貼っているからこそ生まれる会話であることに気付いていない場合が多いのではないでしょうか?

どこかで、一人っ子ではないこと、一人っ子ではない子育てをしていることを優位に感じているのです。

更に、多くの場合、
『相手より優位に立っている』
と感じているから発している。とは考えず、
『アドバイス』
をしているのであり、相手の事を考えた上で
『有利な情報発信』
をしているのだ。と言う気持ちの方が強いのではないでしょうか?

一人っ子だと・・・。と言われたら

適当に聞き流す・・・これしかありません。

何故なら、他人のアドバイスはその人の価値観でしかないからです。
そして、ただ単に一人っ子が良くない事だと勘違いしているのです。
『一人っ子』は兄弟がいるより下であり、見下していいと判断しているだけなのです。
根拠はありません。血液型は何型?と言うのと同じなのです。

勝手にアドバイスされる一人っ子の親


あなたが、一人っ子の子育てをしていたとします。
色々な葛藤の中、一人っ子になってしまった場合、一人しか無理だと考えていた場合、一人で充分だと考えていた場合。

様々な理由があるはずです。

一人にしようか、二人にしようか?を悩んでいた場合は、
アドバイスをくれる人に『耳を傾ける』事は良いことかもしれません。
自分から相談を持ち掛けた場合は、しっかりアドバイスを聞いて判断するのは決して悪いことではありません。

しかし、時としてこちらが意図していないのに、一人っ子だと・・・
と言う言葉から会話が始まることがあります。


それが、
『子供は何人いらっしゃるの?』
『一人です』

友達、親族からの
『二人目は?』

から始まる会話です。

こちらが一人っ子であることで悩んでいなくても、一人っ子に対する憐みの言葉や、兄弟がいる事の良さを伝え続ける人は必ずいます。

逆に、一人っ子では良くないかもしれない・・・と悩みつつ、色々な状況から一人っ子にならざるを得なかった場合や、一人っ子の選択肢を泣く泣く選んだ方もいるかもしれません。

相手が発するアドバイスで、やはり自分は子供にかわいそうな事をしているかもしれない。自分は良くない親だ・・・。

と考える必要は絶対ありません

それについては次の記事でもっと詳しく書いていきますが、
簡単に言葉に表すなら
一人っ子も『一つの色でしかない』
と言うこと
になります。

つまり、勝手なアドバイスや意見で悩む必要はないと言いたいのです。
もちろんあなたがどうするか?で悩んでいる場合はアドバイスを聞くことは問題ありませんが、結局は自分がどうしたいか?で判断すればいいですし、一人っ子か兄弟がいるか?で大きく人生が変わることはありません。

もし、そのことで悲しい思いを子供がしたとしても、それは一つの色でしかありません。

次回は『一つの色』についてお話していきたいと思います。

ここまで、お読みいただきありがとうございました。人それぞれ!それだけです。


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