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初めての「さようなら」

7月8日、私がとても応援している選手が引退することを知った。
引退試合は8月だからまだ試合を見ることができる。
最後まで後悔しないために全力で応援したいと思いながらも引退するという実感がわかない。
これからも応援できると思ってしまう。
現実は選手にもファンにも私にも「タイムリミット」が迫っている。

大日本プロレスの石川勇希選手を知り、応援し始めたのは今年の2月。
私がデスマッチに出会い、デスマッチに興味津々の頃に石川選手を知った。
冷静さの中に垣間見える「感情」が剥き出しになる瞬間が大好きだ。
そしてその「感情」は表情からだけじゃなく、凶器の使い方からも感じられる。
凶器の使い方以外の戦い方も、「ここが大好き!」というポイントがある。
それは、軽やかなのに力強い技(跳躍が活かされている)を相手にぶちかますのが大好き。
他にもたくさんあるのだけれど、語彙力のない私は上手く説明できません。
「引退前に好きなポイントを語るなんてタイミングどうした?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、最後の最後まで全力で応援するためにも「どうして私は石川選手のプロレスが好きなのか」を改めて心に刻みたくて語らせていただいています。


跳躍。良き。
軽やかなのに力強い。
コーナーからの蹴り。
好き。


こういう瞬間、大好き。


破壊力。
滲み出る狂気。
痛みを与える…
頭蓋骨まで届け…

私はプロレスから、そしてデスマッチから「生きる力」を頂いている。
石川選手からもたくさんのパワーを頂いてきた。
試合を見る度に応援したい気持ちが募るし、「私も頑張るぞ」と勇気が湧いた。
だからこそ本当は「まだ石川選手を応援したい」「もっと見たい」と思ってしまう。(これはファンのわがままだけど)
石川選手には石川選手の道がある。
どんな道を歩むのかは石川選手が決断する。

「くよくよしないで前を向いて進む」
そうは言っても「寂しい」気持ちは溢れてしまう。
でも私は「デスマッチ愛」を掲げている人間。
この「寂しい」感情すら「強さ」にしてしまおうではないか。
デスマッチから何を学んでいる?何を感じている?
「痛い・苦しい・辛い」そんなネガティブな感情を抱いても粘り強く戦う姿。
「寂しい」を「寂しい」だけで終わらせない。
私は初めての「さようなら」を「強さ」にして、これからも「デスマッチ愛」で生きていく。

石川勇希選手、たくさんのパワーをありがとうございます。
強くて、頼もしくて、時に優しくて、たまにマイペースが見え隠れする石川選手が大好きです!
最後まで応援します。

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