世界一周しなくて本当によかった。
このnoteは上の動画の概要欄のようなつもりで書いています。
ぜひ動画の方もみていただけると幸いです。
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遡ること今から一年と少し前、僕は大学を1年休学することを決意し、
世界一周をするのための資金を貯めるため、
兵庫県は淡路島のホテルにてリゾートバイトをしていました。
二年前に出会ったたくさんの素敵な人たちに影響を受けて、休学を決意し、
友達にも世界一周すると宣言してから、
意気揚々と乗り込んだ淡路島でのリゾートバイト生活。
あの頃の僕はとにかく焦っていました。
「何者」かになりたくて。
どんどんと前に進んでいく周りの友人達に置いていかれたくなくて。
朝起きて、仕事の支度をして、徒歩20分かけてホテルまで行き、
何百枚のお皿を並べては洗いを繰り返し、また20分かけて寮に戻って眠りにつく。
前進している感覚なんて全く無くて、
むしろどんどんと底の無い沼にハマって動けなくなるような気持ちでした。
けれど、そんな時に、声をかけてくれた人達がいました。
「一緒にTABIPPO学生支部の代表をやろう」
一度正式に断っていたのに、もう一度誘ってくれたこと、本当に感謝しています。
誘いを受けた時、自分の中のモヤモヤしていた気持ちがどんどんと晴れていくのが分かりました。
「世界一周」と「学生支部の代表」
今の自分が本当にやりたいのはどちらなのか、答えはすぐに分かりました。
というより、分かっていたけど気づかない振りをしていただけでした。
程なくして、僕はTABIPPO名古屋支部の代表になりました。
親には世界一周するために休学すると言っていたので、インターン生としてTABIPPO学生支部の活動をすることに少し負い目を感じながらも、
ちょうど1年前の今日、活動が始まりました。
それからの日々は、リゾートバイトをしていた日々とは比べ物にならない
スピードで目まぐるしく過ぎていき、あっという間に今日に至ります。
別れの数以上にたくさんの出会いがありました。
悲しいこと、辛いこと以上に嬉しいこと、幸せなことがありました。
人の前に立つことの大変さ、想いを背負うということの重み、そしてそれ以上のやりがい
組織みんなで乗り越えることの難しさと組織が1つに団結したときの強さ
本当にたくさんの事を学びました。
目まぐるしく過ぎていったこの1年間をまとめた上の動画は、代表になった時から作ることを決めていました。
しかし、作ると決めていたのに、いざ活動が始まると自分で動画を撮影する余裕など全くありませんでした。
僕に代わってたくさんの動画撮影をして、素材を提供してくれた、
ちあき、よっしー、はやと、レフティ。
4人にはこの場を借りて心からのお礼を。
4人がいなかったら、この動画は完成しませんでした。
この1年間は決して楽しいことばかりではなく、辛く大変なことも多くありましたが、活動の様子をまとめたこの動画には楽しかった思い出ばかり写っています。
僕らの活動の根底にあるのはいつだってみんなで目標に向かうことの楽しさやワクワクです。
TABIPPO学生支部ってとても素敵な組織です。
気軽に旅になんていけない今の世の中ですが、必ずいつかまた自由に旅ができる時代がきます。
この動画で僕らがしてきた活動の様子がが少しでも伝われば嬉しいです。
世界一周をするために休学を決意した、1年と少し前。
そして、その世界一周を諦めて、TABIPPO学生支部の代表を務めることを決めた1年前。
「世界一周しないのかよ」
「TABIPPOって休学してまでやる価値あるの?」
色々言われたこともあるし、自分でも思ったことがあります。
ここまで歩いてきた道のりが、選んできた選択が、
正しかったか間違っていたのかは、やっぱり今になっても分かりません。
だけど、
僕を応援してくれる人、いま僕の周りにいてくれる人、
その人たちの顔を思い浮かべると、どうしても間違っていたとは思えません。
2020年1月5日
BackpackFESTA2020 in 名古屋
イベント当日、舞台ステージの最後に会場満席800人の前で代表挨拶をさせてもらいました。
あの時、舞台から見た景色。
僕は一生忘れません。
世界一周はできなかったけど、
世界中どこを探しても見つけられない絶景を見ることができました。
数ヶ月前までは誰も予測できなかったウイルスの蔓延のせいで、旅がしたくてもできない今の世の中。
いつかしたいと思っていたその「いつか」は思いもよらない形で、あっけなく姿をなくします。
もちろん今でも、世界一周に行きたいなとは思っているし、
世界一周を志す旅人たちを批判するようなつもりは全くありませんが、
それでも僕は
「世界一周しなくて本当によかった。」
そう思います。
この先、生きていく中で「あの時があったから今がある」と言えるような、
そんな素敵で濃密な1年でした。
始まりがあれば、必ず終わりがあって、
終わって欲しくないとどれだけ願っても、必ずその日はやってきます。
そして、人は忘れていく生き物です。
忘れたくないと強く思っても、覚えていられることには限りがあって、この1年のこともいつの日か忘れてしまう日が来るのかもしれません。
それでも、この1年みんなと過ごした日々はきっと心に残り続けます。
1年だけでも、TABIPPO名古屋支部を率いることが出来たのは僕の誇りです。
最後に。
支えてくれた人、応援してくれた人、期待していてくれた人、
イベント当日見にきてくれた人、2年前の名古屋支部の仲間たち、
同じ立場で高め合った代表陣、TABIPPOという会社とその社員さん、
そしてなによりこんな代表についてきてくれたメンバー。
関わってくれた全ての人へ
この1年で経験したこと、学んだこと、出会った人は僕の一生の財産です。
世界は少し苦しい状況だけど、また笑って出会える春がきっとやってきます。
落ち着いたら、またすぐに会いましょう。
改めて、「TABIPPO」に「あなた」に出会えてよかった。
1年間たくさんありがとうございました。
いつの日か、また一緒に心躍るような楽しいことをやりましょう。
TABIPPO2020 名古屋支部 代表 山下 陽
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