何故、物より思い出。
昔のコマーシャルで、確かあれは車のコマーシャルだったと記憶しています。(調べたところ日産のセレナという車のCMでした)
「物より思い出」と言うフレーズがありました。
まだ私も若く物欲しかなかった頃、このCMには共感できなかった。
何故、共感できなかったかと言うとこれはハッキリと覚えている(笑)
「思い出では、モテないのである!!それであれば、洋服やアクセサリーでも買って、ドンドン身に着けたい!!」
当時、お年頃だった私は女性にモテたくて仕方なかった。
だから、限られた財源の使い道は「過去」ではなく「現在」であり、カワユイ女性との「未来」であったのである!!
旅行は、行ってしまったら何も残らないが、
「物に変えればそれはずっと残るのに!!」
「カワユイ女性とのキラキラする未来が待っているのに!!」と
今もその気持ちが全く無くなった訳ではないが、今となっては、この「思い出」に色々な場面で助けられているのを実感する事が多いのです。
あの若きあの頃の私の価値観が、見た目の変化とともに、「過去」への価値観が増えてきた気がします。
特にこの「過去」や「思い出」に対価を払う価値が出てきたのは今の仕事が良い取っ掛かりになっている。
私の仕事は接客業なので、多種多様な人とお話をする機会があります。
そんな時に、この「思い出」と言うヤツがその人とのコミュニケーションをとるうえで素晴らしい橋渡しをしてくれるのです。
それを実感する様になり、旅行に行く事に今までよりも前向きになり、
あの頃全く「ピン!」とこなかった「物より思い出」と言うフレーズが私の中にスッと入って来ました。
こんな、ハチャメチャな文章で申し訳ありませんが、これから、この「思い出旅行記」を書いてみたいなと思っています。