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SkyWeaverに見たBCGの展望と感想

こんにちは、you425です。

先日Twitterで紹介させていただいたSkyWeaverですが、考えれば考えるほどよく出来ているので、今回はプレイした感想と通して見えた展望(願望)について書きたいと思います。

1.ハースストーンやシャドバライクのカードゲーム

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もはや大して語ることもなく、プレイヤーの方々は画像だけでピンと来てしまいますね?

僕はハースストーンはやってませんがシャドバは初期の1年くらいやっていたので、「おっ?」となりました。

詳しいルールはこちらを読むといいでしょう。

自分でデッキを構築することももちろんできますが、最初はカードがないので各PRISM(特性)をもったHEROを選ぶことで、特性に合わせて組まれたデッキを使って遊ぶことが出来ます。

テストと言いながらも1年以上動いてるので、アプデが重なっておりその数なんと73回。
効果やカードが追加されてなかなか複雑になっています。

とはいえHEROが15種類いるので、NPC相手に練習しながらそれぞれ使っていくとだんだんわかってきます。
基本英文なので習うより慣れろといった感じ。

ブラウザ・デスクトップアプリ・スマホアプリとクロスプラットフォームで遊べるのがポイントですが、ブラウザで遊べば英文を翻訳できるので慣れないうちは楽だと思います。

2.BCG(ブロックチェーンゲーム)だけど基本無料

そうです基本無料なんです。
BCGによくある独自のゲーム内通貨はなく、ステーブルコインのDAI(今はテストネットなのでtDAI)を使っています。

現状では課金してカードパックというのはなく、プレイヤーのレベルを上げることで使えるカードがアンロックされていくというシステムです。
運営は課金がゲームでの優劣になるようなことにはしたくないと言っているので、今後もカードパックは来ない可能性が高いです。

先ほども言った通り、好きなHEROを選べば構築済みのデッキも選べるので無理に収集する必要すらありません。
HEROは初期だと1種類しか選べませんが、レベルが1上がるごとに種類が増えてすぐに全開放されます。

課金要素は、レベル上げるのがめんどくさい人がロックされているカードをアンロックしたり、マーケットプレイスでレアカードを入手する、特別なゲームモードで使うくらいしかありません。
集金ソシャゲに見習ってほしいですね!

運営に入るお金はアンロック時とマケプレでの取引の2.5%、後述するCONQUEST MODEで人によっては1DAI支払うだけなので、むしろ収益大丈夫ですか…?

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面白いのが、他のプレイヤーのデッキを見ることで同じようにデッキを構築できます。
右下のボタンでワンタップ、合理的です。

3.Play to Earn的にはどうか?

さて、そんな感じですので、Play to Earnの観点からすると今のところはあまり稼げる印象はありません。

プレイする分には課金する必要が全くないんですよね。

マーケットプレイスで取引できるカードは、レベルが上がることで入手できるカードのレア版(シルバー・ゴールド)となります。

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シルバーは割と簡単に入手できますが、ゴールドに関しては数が限定されています。

ゴールドを入手するにはCONQUEST MODEという対人の連戦モードで3連勝する必要があります。
負けたら終わりで1勝、2勝はシルバーカードが手に入ります。

このCONQUEST MODEは1DAIかシルバー1枚をチケットとして挑戦することが出来ますので、シルバーが事実上ゲーム内通貨みたいになっている気がします。
シルバーが1DAIにペグするような形になると面白いですね。

シルバーの入手経路
1.ランキングで一定以上に入る(高いほど多く入手)
2.マーケットで買う
3.CONQUEST MODEで1勝以上する

ゴールドの入手経路
1.マーケットで買う
2.CONQUEST MODEで3連勝する

あくまでゲームとしては無料で楽しめて、その結果価値がある物を手にして収入につながるというスタイルは、非常に参入障壁が低く誰でも出来るため、理想のPlay to Earnの形の一つだと思います。

価格に関してはTCGの大会限定デザインのカードに高値付くようなイメージです。
内容的にはEスポーツに出来そうですので、今後の発展も期待できますね。

4.制作会社のHORIZONに関して

さて、ここからが実は本題です。
このゲームはHORIZONという会社が制作しています。

これもツイッターに上げましたが、この会社についてるVCがえらいことになっています。

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何故こんなことになっているかというと、このHORIZONはEthereumやPolygonなどのERC系のBCG開発者向けにSequenceというSDK(ツールキット)とウォレットを開発しているからだと思います。

しかもSequenceは話題のL2であるARBITRUMやOptimismにも対応予定。CONSENSYSが資金出すのも納得。

ウォレットに関してはメタマスクで良いんじゃないかと思うかもしれませんが、ブラウザでやる分にはそれでいいのですがスマホアプリでやるとなるとそうもいきません。

ところがSequenceのSDKとウォレットを使うことで簡単にプレイしやすいBCGのアプリケーションを作れるようになります。
SkyWeaverをプレイした人はわかるかもしれませんが、特にウォレット作成の手間やBCGであることを感じさせずに始めることが出来てユーザーにも優しいです。

しかも、Googleアカウントなどに紐づけることができるのでSequence系のゲームでの相互運用性抜群。
Sequenceを使ったゲームであればSkyWeaverで稼いだDAIを他のゲームで使ったりその逆もできます。
つまり、SequenceによるBCGのエコシステムが成り立つということです。

これは、Play to Earnのミッションの一つである「世界中のUnbankedを救う」というポイントにおいて強力なソリューションになりえます。

今のところSequenceを使ったゲームは他にありませんが、BCGはまだまだ黎明期です。
SkyWeaverが多くのユーザーにプレイされることでSequenceエコシステムを魅力的にし、BCGが集まることでより大きな存在となっていくでしょう。

5.【超重要】なぜDAIなのか?

僕がかなり大きいと思っているポイントは、現状ではDAIが基軸通貨となっていることです。

DAIについてよく知らない方もいると思うので解説すると、DAIはMaker DAOというDeFiで暗号資産を担保に発行される、ドルにソフトペッグしたステーブルコインです。

通常、BCGをプレイして入手することが出来るのは独自トークンです。
しかしこの独自トークンは、市場の需給バランスに応じて上下してしまいます。
さらに、価値がどれくらいかは調べないと分からないため、結構不便です。

しかし、SkyWeaverではDAI(つまり価値としてはドル)でやり取りされるため価格が一目瞭然です。
DAIはステーブルコインですから価格の上下を気にする必要もありませんし、暗号資産に詳しくないユーザーでも慣れれば使いやすいです。

しかもSequenceのウォレットは普通にEthereumのウォレットとして使えますので送受金できます。
現状だとそのままDeFiなどに回すことはできませんが、それについては今後対応していくと思います。

DAI自体、ステーブルコインということもあり一般での支払いがしやすい通貨ですので、DAI支払いに対応したところが今後増えるようであればより魅力的です。

一般のスマホユーザー等が自然とBCGに入り、ブロックチェーン業界に入っていく導線が一つ増えると思うと、なんだかわくわくしてきますね。

6.まとめ

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というわけで、今回はSkyWeaverとHORIZONに関しての記事でした。

全体的に期待ができる構造となっていていますので、ぜひプレイしてみてほしいBCGとなっています。

現状はまだテストネット段階ですので稼ぐことはできませんし、メインネットになっても他のBCGほど稼ぐことはできないかもしれませんが、持続可能性やユーザー数は随一になる思います。

純粋にゲームとして楽しみつつ、レアカードを売って稼ぐ。
カード自体はNFTとして保持できるので、ゲームをやめても思い出として残したりメタバースに持ち込むことが出来る。

面白いことになってきましたね。

今後もSkyWeaverとSequenceのエコシステムには注目していきたいと思います。

予定外に長くなりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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