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メンターの話#2 【良い依存症?】

僕は、どきどき依存症です。
先日親友に「どきどき中毒(ドキ中)」および「どきどき依存症」と診断されました。(ジョーク)
今回は、この「ドキ中」「どきどき依存症」についてお話ししたいと思います。

※どきをドキと書きすぎて気持ち悪くなったので、混ぜて書いています。特に意味はありません。

まず、そもそも「中毒」「依存症」の意味の違いから説明する必要がありますね。

「中毒」というのは、多量の何かを摂取することによって何らかの問題が生じている状態のことです。

対して

「依存症」というのは、中毒になり得る何らかの摂取に関するコントロールが効かなくなっている状態のことです。

少しわかりにくいと思うので例をあげます。

「カフェイン中毒」という言葉があります。(別にアルコールでも構いません。想像しやすい方で読んでみてください。)
実は、カフェイン中毒とは、厳密にはカフェイン依存症のことです。
「カフェインの摂取に関するコントロールが効かなくなっている状態」を示すためです。

「急性カフェイン中毒」というのが、中毒という言葉の正しい使い方です。
これは、「カフェインの多量摂取によって、心身に支障をきたしている状態」のことを示すためです。

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前置きが長くなりましたが、違いはわかりましたか?

ここで、僕が診断されたのは、ドキ中です。
つまり「ドキドキの多量摂取によって、心身に支障をきたしている状態」ということですね。

なぜ、冗談でもこのような診断を下されたと言えば、
来年の4月から就職する予定にも関わらず、やはり辞めてスコットランドにウイスキーの勉強をしに行こうかと本気で悩んでいたからです。

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確かに悩むことで、余計なリソースを割いてしまい、精神的な疲労はもちろん肉体的な疲労(睡眠不足、過度の飲酒など)を感じました。
これはやはり良くないことです。ドキドキしていることが楽しいとはいえ、それで疲れてしまっては元も子もありません。

ドキ中について話している中で、彼も私もどきどき依存症に近いことがわかりました。
彼も私も、高校・大学・社会人とで、生活の拠点を海外の様々な場所に変えて生活をしてきたことがその原因です。
常に新しい場所で、誰も知らない場所で、たくさん期待と不安の入り混じった気持ちになることをたくさん経験してきました。
そうして、気づかないうちに、「ドキドキすること」が当たり前になり、その「摂取に関するコントロール」が効きにくくなってきていたのです。

彼は社会人4年目ですが、来年は会社を一度辞めて、ワールドカップを観るためにカタールへ行くそうです。
今後の人生に対して、ドキドキしている気持ちが強いそうです。不安だけど、楽しみで仕方ないそうです。
これは確かに、ドキ中ではありませんが、どきどき依存症に違いありません。そうは思いませんか。笑

本人も、その不確実な未来で生きている感じがすると言っていました。笑

そして、僕らの間では、

・ドキ中は良くない。
・どきどき依存症は、良いかどうかわからないが、楽しい。そして何より原動力になる。

という結論に至りました。

ドキドキすることで心身に支障をきたしてはいけません。
でも、ドキドキすることに飢えても良いし、それで人生が楽しければ良いではないか!
ということです。

すみません。結局のところ、何を伝えたいかといえば、

・中毒は良くない。
・依存症は、自分次第。コントロールが効かなくなってネガティブなことは依存しないほうが良いが、原動力にもなる。

ということです。

僕自身そうですが、進路が決まると心のどこかで安定的な思考になってしまうことが多いです。
「もう危険を冒してまでチャレンジしなくていいや」
「今の自分は十分すごい」
「周りと同じことをしているべきだ」
みたいなやつです。
そういう時に、どきどき依存症でよかったなあと思うわけです。
ただ、中毒にだけは気をつけないといけませんね。

みなさんにとって、「良い依存症」はありますか?
用法・容量は守って、くれぐれも中毒にならないように、原動力にできると良いですね。

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執筆 メンター:つかさ
編集 メンター:仁珠

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