乾電池のかわりに1.5Vのリチウムイオン電池を買う理由があるかどうか?
乾電池のかわりとなる1.5Vのリチウムイオン電池が売られています。
このような乾電池はガジェット扱う人は気になっていると思います。
買う理由があるかどうかメリデメを出してみました。
1.5Vリチウムイオン乾電池は製品によって性能がかなりバラツキがあるので当てはまらない場合もあります。
■メリット
1.5Vの状態が電池が切れるまで続く
普通の電池に比べてとても軽い
専用の充電器が必要ない場合もあり充電が手軽
自然放電が少ない(ニッケル水素の1/5)
電圧が下がらないので容量の割に長く持つ(機器は電圧が下がると容量が残っていても電池切れになる)
■デメリット
リチウムイオンなので取り扱いが難しい(衝撃などで発火)
モーターなどの高負荷に弱い(変圧器の性能が悪いものが多く、出力が大きいと1.2V以下に電圧が下がる製品が多い)
リチウムイオンの特性で0度以下だと急速にバッテリ容量が減る
アナログな無線機やラジオに使えない(3.7V->1.5Vの変圧器を搭載しているのでノイズが乗りやすい)
電池の容量は電圧で測っている場合が多いので1.5V一定だと満充電表記がいきなり電池切れになる
■雑感
軽くて1.5Vで安定するのでミニ四駆に向いていると思いきや
高出力を要求されるので変圧器の性能によっては1.2Vを出せない場合が多い。コースアウト時の衝撃も気になります。
ラジオ(AM)や無線などのアナログ通信は変圧器からのノイズが多く使えない製品が多いです。
音楽関係の機材に使う場合アナログな部分にノイズが乗る可能性があります。
デジタル温度計は室内では大丈夫だと思うが、屋外に置く場合は0度以下だとバッテリ性能が劣化する場合がある。
自然放電の少なさをいかしてマウスやリモコンなど長時間低負荷で動かすものに向いていると思います。ただ電池残量が少なくなるといきなり切れるので交換時期が分かりにくく不便だと思います。
モバイルバッテリやPCがあれば充電できるので手軽さを求めるなら有りだと思うが管理面から本数をたくさん扱いたくはないです。
おもちゃに使うのも安全性から疑問符がつくと思います。
どうしても1.5Vでないと使えない製品やアルカリ乾電池でないとパワーが出ない製品以外、普段遣いならニッケル水素でいいと感じました。
コスパもニッケル水素が良いです。
ニッケル水素が推奨されない製品としては血圧計があります。
血圧計には1.5Vリチウムイオン電池は使えるのではないでしょうか?(変圧器の性能がいいもの限定ですが)
■製品
XSTARが大出力(2Aまで)でも電圧安定していて良いようです。ここでデメリットに上げたラジオ以外には使えるようです。
ただXSTARはUSB充電コネクタがついているモデルを出していないので専用充電器が必要です。(リチウムイオン電池汎用の充電器は使えない)
電池にUSB端子が無いかわりに容量が大きいです。
1.5V乾電池のリチウムイオン電池は電圧制御回路の性能次第なところがあるので性能がわからない変なメーカーは買わない方が良いです。
XTARはそのあたりにこだわりがあるようなのでオススメできます。
AAが単3でAAAが単4です
◆常時1.5V
こちらの商品は電池が切れるまで1.5V固定です。
◆通常1.5V、電池切れ近くで1.1V
こちらの商品は電池が切れそうになると1.1Vまで下がり機器の電池切れアラームを知らせることが可能な改良版です。
Bluetooth機器やスマートロックなどアプリと連携しているものはこちらを使ったほうが良いみたいです。
■1.5Vのリチウムイオン電池は
内部にいろいろ回路が入っているので乾電池のケースに入った1.5V出力する小さなモバイルバッテリです
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