シンセサイザー裏技!ピアノロールでハイハット打ち込み
上の動画、音だけ聴くと単なるハイハットのワンフレーズなんですけど・・・DTMで音楽を制作されている方にとっては[かなり不思議]なことになってると思うんですけど・・わかります?
通常ハイハットってオープン、クローズを「別音色、ワングループ」としてサンプラーやリズムマシンに登録して、その時点で「同グループ内の音色」は一種類しかならない!というお約束の元で打ち込んでいきますよね?
しかぁぁし!今回の例ではシンセサイザー一台でハイハットのオープンとクローズを設定して、しかもどちらか一方(クローズ)が鳴ると元々鳴っていた別音色(オープン)は強制的に止まるように設定しています。
で、打ち込みに使ってるエディターもドラム専用エディターでなくてピアノロールエディター!
技術的な説明については今回は詳しくは触れませんが(音の鳴るメカニズムを理解していないと十中八九わからないから)、シンセサイザーの音作りに詳しい方なら、ヒントを書けば次の通り→「モノモード」と「エンベロープ」という二つのキーワードで謎は解けるかと思います。
今後「減算式シンセサイザーの音作り」については、音の鳴る構造やそれぞれブロック分けされた機能群、そして各パラメーターが音に与える影響や、それがどんな楽器音に使用できる?とか・・・かなり詳しく書いていきたいと思っていますが、そのための「つかみ」としても面白いかな?とか思って今回載せてみました。
因みにこの動画で使用しているシンセサイザープラグインはフリーウェアの「Synth1」というVSTインストルメンタル!
このSynth1というシンセサイザーはとにかくすごい!
私はこの10年・・・シンセパートは殆どこのSynth1のみで制作しています。
で、上記動画はですね・・サンプラー読み込み用のドラムキットの各パーツ音を件のSynth1で作ってるところになります。
上の動画はドラムパートの音がほぼ出来上がって実際にリズムパターンを鳴らしているところ!ドラムセットになってます?
今回制作した音色は以下の通り
1 キック(バスドラム)
2 スネアドラム
3 ハイハット
4 タム
5 アクセントのシンバル(クラッシュみたいな音にしたいけど💦無理)
で、せっかくリズムパターンまで打ち込んだので、どうせならベースパターンもいれてみよう!ってことでミックスしたのが下の動画
上に挙げた動画で作ったドラムパーツの音をそれぞれwavに書き出しサンプラーに読み込んで鳴らした動画が下になります・・あ、ベースもミックスしてますね。元のリズムパターンと若干変わっちゃってますが・・
えっと、キック、スネア、ハイハット、タム等の要の楽器はベロシティ(強弱)に反応して音色が若干変化するように設定してます。これ、結構大事でワンサンプルで強弱つけるだけだとリズムが単調に聞こえてしまいます
そしてタムはパンポットで左右に振り分けています。
画面を見ていただけるとわかると思いますがドラムとベースの2トラックだけになりました(笑)
音も、30年ほど前に業界を席巻したAKAIのMPCがまだ12bitだったころのような?良い意味での解像度の低さというかザラザラ感があるようなないような💦
シンセサイザー1台でもその機能をフルに使いこなせれば「想像以上」の作品を制作できる!ってのを自身で体感したくこんなめんどくさい事をやってしまいましたが・・一度作った音色は今後何度でも使えます!
あ、しかもこれ全部タダ💦(下衆ですみません・・・)
改めて今回制作した音源はすべてSynth1のみで制作しています。あ、ドラムサンプラーも💦
今後、シンセサイザーの音作りに関してかなり突っ込んだ記事を書いていくつもりですが、教材として使用するのはこのSynth1になります。
以下のサイトでダウンロードできますので書かせていただきます
Synth1ダウンロード
最後まで読んでくださりありがとう(*'▽')ございます