日記 4月1日(木)
前回の日記から4日?経ってしまった。二回目なのに。私はこういうところがある、と言うかこういうところしかない。
ここ四日間あったことを箇条書きで書きます。
・友人と久しぶりに飲みに行った。
・そこでとんでもなく酔った。(体力の低下と、久しぶりの飲酒が原因)
・何も覚えていない。サシなのにカラオケで完全に寝てしまった。
・それ以外の迷惑をかけていないことを祈る。
・帰宅し起きてから二日酔いで鞄の中を整理していると、まったく知らない人のチェキが入っていた。(本当に何)
以上。
以下今日のことを話します。
久しぶり(三か月ぶりに!)バイトに行った。とはいえ平日だしこのご時世だし、ほとんどお客さんは来なかった。登校拒否をした後久しぶりに登校した時の気分だった。壮絶にハブられたりしたらどうしようと思ったが、そんなことはなく平穏だった。ありがたい話だ。ハブられなくて嬉しかったので、スキップしながら帰った。
元同僚の子が、一月に出産した赤ちゃんを連れてきて遊びに来てくれた。赤子のいるガールズバー、かなり面白い。(私の勤務先は地味な駅の目立たないガールズバーです)だっこもさせてもらった。重さと熱のみで構成された塊で、「むき出しの生命」という感じがして畏怖を感じた。全然泣かない、笑いもしない、ぼうっとした子で不思議に可愛かった。
(関係ないが、ハムスターを手で必死にあたためる、という夢を見た直後だったので、ちょっとオーバーラップしたような不思議な気分だった。小さなハムスターの体が冷えていて、これでは死んでしまうと思い掌で覆ってあたためようとするのだが、私の手もあまりあたたかくないから、どうしようと困る夢だった。息をはーっとかけてあげて、撫でたりして、なんとかあたためていた。ハムスターは冷えていたけど、手の中で元気にうごうごしていたので、たぶん大丈夫だっただろう。)
私は結婚をする気も子どもを作る気はないのだけれど、それとはまったく別に、「赤ちゃん」は可愛い。なんでかわいいんだろう。みんなメロメロだった。泣いても可愛かった。不思議だ~。
私は身近に赤ちゃんのいない人生を送ってきた(一人っ子で、親戚づきあいもない)ので、赤ちゃんの生命パワーを感じるのはほとんど初めてと言っても良い。はじめは触れもしなかったが(壊れたら怖い)、みんなが抱っこしていたから調子に乗って便乗した。面白い。不思議。怖い。可愛い。と、いろいろ思った。同い年の友人を抱きしめても「いのち」という感じはしないのに、赤子を抱っこすると「いのち」という感じになるのはなんでだろう。あー。いのち。生命。
そもそも、よく知った人が出産するのも初めてだった。大きなおなかもそっと触らせてもらったことがある。出産をした彼女は、私よりもずっと小柄で華奢な女性だった。あの彼女の中に別の命(および肉体)が収納されていることも当時不思議だったが、出産後の赤ちゃんをみても、やっぱり意味が全然分からなかった。女体の神秘とかじゃなくて、普通に、物量というか。なにか狂ってないか?と思ってしまう。あとまあ、人間の中に人間が入ってるのも変なことだと思う。なんで?なに~!?わかんない。きみは本当に体内にいたの?ほんとうに? 聞いたところで本人も知らない。だって私も知らないし……
ダイレクトで如実な、むき出しの生命に触れて、ぞわぞわと怖いような、それでいてなにか生暖かいような、そんな気分だ。もう少し触らせてもらいたかった、と今更思うが、とはいえだっこの最中は「責任」と「恐怖」のみに頭を支配されていたのでどうせ無理だった。
私は普段、死ぬことをよく考えるが、死があれば生もある。個人的に私は「生」と「死」はあんまり並べて考えないのだけれど、ただ、地続きだな、としみじみ思った。生まれたばかりの子供を見て死を考えるのは不謹慎だろうか。
なにをいっているのか自分でも分からなくなってきた。今日はおしまい。思えば、今日の昼食と夕食もうどんだった。(寝坊したので朝食はなし)わたしはうどんが大好き。明日はなにを食べようかな。