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コエノナイセカイ3:sideソフィア

正直なところ──

や り す ぎ た

と、思っている節があります。

でもそれが書生というものです。諦めました。

さて、改めまして書生です。
今回はコエノナイセカイ3、ソフィアについてのお話をしようと思います。
これは、とある1人の孤独な少年が居場所を見つけたお話。

世界観と設定

告知ツイート。
世界観を見た時に個人的なテーマは決まりました。今回、外から見た姿はともかくとして、この歌劇団について最も執着を持っている人間にしよう!と。
 没案かなりできました。悩みの後が見えますね……。
そんなわけで、本採用になった設定含めて没も全部出そうと思います。

没案①元社畜のテノール役者

実は参加したいです!って時に候補キャラを3人、出していました。結果選ばれたのはソフィアだったんですが、この設定は元々別のキャラクター採用時に使うはずの予定でした。それをソフィアに流した感じ。
嫌いなものは税金と残業。
数々のハラスメントを受けた末、自殺まで考えるほどおいつめられてしまった青年。
でも歌劇団が人生を変えてくれた!だから歌劇団が長く続くためならなんでもする!というギラギラした感じのお兄さん。
ちょっとお茶目な1面もありつつ、もし許されるなら彼はきっと経理担当してたなあ、と思うなど。

没案②モデルと子役経験あり、アルトの役者

実はこれがそもそもソフィアという人間の草案でもあります。世間の求める姿、家族の──家族の、お母さんの求める姿。本当の私ってなんだろう?誰にもなれないから、それが分かるまで誰かを演じている人。何も選んだことなんてなかったけれど、彼女は唯一、この歌劇団に入ることだけは自分で決めた。この歌劇団がどうなろうと、彼女は永遠にしがみついていたと思います。

没案③元は別の歌劇団にいた演出家

演劇の世界に入ることをとめられて、覚悟を見せるために腹を刺した人です。だからこそ、他人にもこの世界にいるならそれなりの覚悟を求めていた、という自他ともに厳しい態度の女性。誰よりも劇団を愛していたが故に独裁してしまい、解散になった過去を持っています。また同じことを繰り返したくない、という気持ちを持っているものの、リーダーの死を通じて……というイメージでした。

採用:元不良少年、今は陽気な王子様系テノール役者

最終決定稿

これ、実はちょっと失敗したなと思ったところがあって。
殺害予告や脅迫文が届いている、と書くのではなくファンレターがたくさん届いている、くらいにしておけば闇が光ったな、と。まあいいんですけど。過ぎたことなので。芸名設定は①からもらって、男の子として参加しました。
なんとなく、こういう目にあうのは男の子かな、という私のイメージもありつつ、です。彼は帰る場所をなくしてしまった少年でした。少年院にいる間に両親の離婚が成立、その間に家も売却されて、両親はもう、どこにいるのかも分からない。
だからこそ、新しい居場所、家となった歌劇団に人一倍執着を持っている。そんな子でした。
歳を重ねても根っこは変わらず、1人になることを恐れる少年のまま大人になりきれなかった。そんな人でした。

裏設定まとめ
履歴書という名の年表

ちなみに、ソフィアの出身はナポリ。本名は「ルッカ」。
名前の意味は──調べてみてね?

関係組み

今回どーーしても、元不良少年(隠してたケド)andキラキラ王子様ポジションがほしくてほしくて、だから爆速で設定出しました。いっちばーん!
キャラ被りを恐れていましたがセーフ!
さあソフィアの関係先、一覧です。

1枚目
2枚目
3枚目
4枚目

過去最多。元々関係組みしようがしまいが全員に対しての所見を持つので管理しきれない!ってことはないんですけど、それにしたって多いね。
でもそれだけ、思うことがあったのは確かです。彼の中に。そして、私の中に。
では、まずはあの人から。

大好きな我らが初代リーダー!マカリオ

めっちゃ好き。ソフィアとマカリオの天然二大巨頭。結成直後のソフィアは初期メンバーに対し、様々な試し行動を取っていたけれど、この人は大丈夫!と信用するのは早かったんじゃないかな。
お兄ちゃんみたいな感じだよねぇ。ソフィアは毎日彼にメッセージと写真を送っていたれど、返信がくることはなく、時にメンヘラムーブをかまして落ち込んでいました。寄越せよ、返信。再会した時にはぶん殴っちゃうな。

ニック:新しい名前を、人生をくれた人。

これがやりたくて芸名設定でした!
そもそも世界観を見た時に、ニックのことを大好きな人でありたくてっていうのもあります。どうして何も言わずに死んだの?って、ソフィアはニックの死を確認する時に大暴れしたことでしょう。します、前日譚、書いてるんで。ソフィアというこの名前は、彼にとっては一番の宝物。
実はソフィアにとってのお父さん、父親ポジでもありました。最も、明確に父とは思っていません。なぜなら、自分の知っている父親像とは違うから。お兄ちゃんっていたら、こうなのかなあ。

カミラ:ペア相手。尊敬する師匠

だ い す き。ソフィアに演技指導から日常生活まで、多くのことを教えてくれた先生。ふざける時は師匠!と呼ぶ。可愛いね。ただ、役者である時は対等な立場だ、と教えられたのもあり(舞台でルーキーも古株もねぇよって、書生も思う)、彼はカミラ!も呼び捨てにしてました。
もうお母さん!って感じなんですけど、ソフィアからするとニックと同じく、明確にそう思っていたわけではなくて、一番信頼できる人、かな。カミラにも試し行動をして、そのたび諌められていたのかな、って。見捨てないでくれてありがとう。
カミラから何もかも奪ってしまった、とその後悔と責任を背負って生きていきます。
ぼくはもう、逃げないよ。
生きている限り何度だって立ち上がれる。
だって、そう教えてもらったから。
ぼくはあなたの自慢の一番弟子。

ウィル:現リーダー、きらい。うそ、すき。

ウィルについてはなー……思うところは色々あります。書ききれん。彼の容姿や傍から見た経歴等、全て自分に無いものを持っているって感じ。もし、何か違ったら自分は……と、考えるには十分すぎる。おまけに、ニックの後釜となると、ソフィアからしたら、ニックにでもなるつもり?って。そんなこたぁないんですが。ぼくよりも皆と仲がよい、師匠のカミラとも出かけるし……っていうので、嫉妬もあり、けれどもやっぱり、本心では好きなんですよね。無意識に髪を伸ばしていたのは、そういうことだと思う。

ちなみに。
ウィル「カミラと出かけるって言ったら、ソフィアなんていう?」
ソフィア「なんかむかつく」

メアリー:お菓子をくれる!好き!

餌付けされてる。まあでも、最初に自分の境遇があり、態度も悪かった彼に向かって「家に帰れ」というのはもう、地雷中の地雷なんですよね。一度は逃げたものの、負けたくない!と思って戻ってきました。でもメアリーは後々態度が軟化して、お菓子を沢山くれました。好き。メアリーの口上を聞いて、かっけえ!!!と思ったのも確か。無邪気な姉と弟みたいな、そんな感じ〜?

サンドラ:避けられてる人、①

これに関してはソフィアが悪い。でもあえていいます。
観客席から緊張は見える。緊張したまま舞台に立つな。驚かせすぎたのは反省します。ごめんな!
でもソフィアなりの優しさでもあったんです。空回りしたけど。アンナと仲良しこよしなので、ソフィアはちょーっと嫉妬されてそう。

ジェシカ:反応面白ガール

同上。緊張した顔で舞台に立つなPart2。この子もサンドラと同じようにおもしろく反応してくれるもんだから楽しくってだめ。
なんでイタズラしてたんだっけ?ってのを忘れちゃう〜!我ながらひっでえな……

アンナ:ニックの妹  

ぼくたちニックファンクラブ!アンナとニックの写真の取引とかしてました。
ニックの話きゃっきゃっ!でも、アンナにはちょっと嫉妬も。いいなあ、家族……。
ニックの死後、落ち込んだ彼女の世話を少しは焼いてた。彼女はニックの忘れ形見(違う)みたいなものだから。笑って欲しい、そのためならぼくは道化になるよ。彼女にはソフィアの裏設定を知らせていません。付き合いは長いけど。
めっちゃ愉快だったのは
アンナ「おにーちゃんと同じ籍だから」
そのマウントには勝てねぇよ……

クリス:仲介役が必要な初期メンバー 

クリスには避けられてました。まあ、ぼく経歴が経歴だからな〜っていうので納得はしてます。
ソフィアは彼の秘密を知っていました。フレディに暴力を振るっていたことです。それを見た時、ソフィアはそれを咎めることもできないままいました。怖かったからではありません。
「この人も、ぼくとおなじなのかな」
そんなことを思っていました。同族嫌悪だったら、いいな。なんて。だから一方的に話しかけたりするんですが、対局の存在でしたね!あはは!

ショーン:衣装作ってくれる人

ショーンとは比較的アッサリした関係になりました。まあ舞台に上がれなかったころは相応に心配はしましたが……でも、それ以上に、ショーンとケイト夫婦に踏み込まなくて良かったと思ってます。もしそうだったら、
「2人がぼくの本当の両親だったら良かったのに!」なんて口走って地獄絵図にしかならねえ。セーフ。あぶなかった……

ポール:テノールの後輩

誰がなんと言おうがぼくがテノールの1番のエースだが??????とちょっと子供っぽいイビリをしました、サーセン。なんて大人気ない27歳だろうか。
まあ仕方ないよね、図体ばかりでかいから。
ただ、彼くらいの時のソフィアは不良真っ最中、犯罪見本市だったので、大人への不信感のあるポールのことは気にかけていました。
歌劇団のムードメーカーとして。ご飯にもつれていった。馴れ馴れしいマリアンヌへの態度に、なんかもやっとされてそう。すまんな、初期メンの好だ。

フランク:同い年の友だち

謎の言語(いや同じ言葉なんだけど)を話す、不思議な友人。言ってることはわからない!でも新しいおもちゃ見つけちゃったぜ〜!みたいな気持ちでした。はじめはクリスを呼びつけて話すきっかけを作る相手でしたが、なんかもう面白すぎるこの男。というわけで個人的にご飯に誘ったり。でも多分、会話は噛み合ってない。お互い一方的に話して会話っぽいものしてそう。

初期メンバーについて

正直なところ、関係を組もうが組んでいまいが、初期メンバーに対してはクソデカ感情を持っていました。共に歌劇団を立ち上げた、というのはもちろんありますがそれ以上に自分の居場所となってくれた、というのがとても大きく。最も、中にはクリスのように避けられたりするわけではありますが。
時に「なんで構ってくれないの!?」と時にはメンヘラムーブしながらみんなのことが本当に大好きで、どうしようもない少年、ソフィア。
大人になってもそれは変わらず……
歌劇団の初期メンバーについては、第2の家族というか──本当の家族のように、ある意味理想の家族のような気持ちを持っていました。
父親はニック、母親はカミラ。メアリーやマリアンヌはお姉さん、ウィル、マカリオはお兄さん。フレディ、ショーン、クリスは、時々遊びに来る親戚のお兄さんくらいの感覚。
最も、ニックとカミラについては明確に父親、母親というふうに思っていたわけではないのでアレなんですけど。
なぜなら自分の知っている父親・母親象とはまるで違うから。どちらかというとマリアンヌの方が、分かりやすい理想のお母さん象に近かったと思います。いい匂いしそう……
そんな大好きな新しい居場所が、自分のせいで壊れちゃったらどうしよう? そんな不安がずーーーっと、彼の中にはあったはず。
この歌劇団が一番の宝物でした。

だからこそ、声を失うことが怖かった。
だからこそ、容姿を損なうのが怖かった。

だって、役たたずになったら。
また、捨てられちゃう。
いらない子なんて言わないで。
ずっとここにいていいよって言ってほしい。
そのためなら──なわけです。


ゲーム進行

ミッションと役職、秘匿情報。

渡されたのは、ギャンブラー。
そしてミッションは、「マカリオの音信不通の理由を探り、言い当てる」
これみた時の書生というか──ソフィアの気持ち、分かります?

──やっぱり連絡を返してくれないのには理由があったんだ!

その上で渡された秘匿は、「あなたは昨日マカリオのような人物をローマで見かけている」

泣くって、こんなの。
見つけた時、駆け寄りたかったよね。
本当にだいすきな人だから。
ずっとずっと会いたかった人だから。
きっと人波に攫われて、見失っちゃったんだね。
でも君はプロだから、気持ちを切り替えて、公演と稽古に集中した。
その結果が、あの夢の世界……
ウッ、苦しい。

ちなみに貰った時の中の人感情ですが
「ミッション、終わった(絶望)──」
でした。
というのも、ゲームの最中にこれを話す余裕が自分にあるかしら?
自分のプレースタイル的にもそうですが、何より陣営戦の勝利は肉体に関わります。
とはいえ、墓場に行けば彼のトラウマ、人間の死に触れる訳ですから、これについて話すタイミング、あるかな。と……
おまけに、近頃書生が遊んでいるのは9スタです。9スタって、ギャンブラーいないんですよね。

立ち回り……どーしよ?
わかんねーーー!

とりあえず、最悪吊り位置に入っても初日以降なら真の証明ができるので、初日吊りだけは避けねばならぬ。いける!大丈夫!
さあ、頑張ろう!
(5/6の書生)

ゲーム、開始。

本篇の内容は配信動画をご覧ください。正直、全部書くのはまーじで、無理。無理ゲーでございます。
考察に関しては、正直人数が多くて追い切れないところもありましたし、ミッションがミッションなので気が散ったりして、実はちょっと反省中です。
なのでよく覚えていることを書いておきます。
そのうち振り返り配信するんで。
その時に思い出したら話します。
序盤に白をおいたのはクリスとポール。
ここから人狼が出てくるのはないな、と思いました。クリス狩人だった。初日破綻最高〇でも彼の潜伏のおかげで占い結果が増えて、村してはラッキーでした。 ウィルは黒懸念を持ちましたが、囁く双子Coが出たので、除外。占い狼が強いって言うのは後から知ったんですけど(多役よくわかんねーので)、初めから占いに狼がいることを考えてた自称占い師フレディの方に違和感があったかな。という感じ。あと、ウィルの歯切れの悪さからこりゃ囁く双子の相方ショーンだなって思いました。メタ的なことはあんまり……ただ、なんかこの歯切れの悪さとショーンの感じも、うん。って。この時点で異様に目につかないのはエマとスーザン。ここに狼いるなと思いました。
処刑をおえて、1夜。

※ソフィアは結構最初の方、人が死ぬ度吐いてたんですけど、最後のへんは慣れてきた(麻痺してきた)ので吐いていません。

なんとなく噛まれるビジョンがなくて。どっちかというと吊られる側かなあとか、思ってました。
ただ
それなら黒貰っての方がいいなって。
フレディに黒を貰ってギャンブラーCo(これは後々他に出す予定だった黒がソフィアに回ってきたと聞きました)。
狼付きの狩人が黒出しされる破綻より、白が黒貰う破綻の方がいい!って気持ちがあったのでよっしゃぁぁぁぁの気持ちでした。

黒だしされたソフィア
ギャンブラー対抗

一つ想定外だったのは、カミラが対抗だったこと。えっ、て感じでした。
それでも負けられない、譲れない。
本物は──ぼくだ!
ここで追撃のクリス狼付き狩人Coめちゃくちゃ震えました。
それからロディのカミラ暗殺。
躊躇いのない綺麗な暗殺でしたね……!さすがです。

ラン処忘れてストックした票を使ってしまって、なんだかんだそれはソフィアらしくもあり、ソフィアの嫌悪にもなり、って感じでした。
これは感想ボイチャでのことですが

ウィル「ソフィアにマリアンヌ入れてって言えば良かった」
ソフィア「入れろって強制するなら従ってたよ」

なんて会話しました。
そのための布石も打ってありましたし。

ソフィアはウィルのことを嫌ってはいますが、本心から嫌いな訳じゃない。
彼は過去、不良グループ内のブレイン、司令塔でした。けれども彼の決断の積み重ねが結果としてかつての居場所であった不良グループを崩壊へ導いています。だからもし、ウィルに従えと言われたのなら口では悪態つきながらも従います。

「お前に言われたからじゃない。ぼくの意志で、従うって決めたんだ」

ちなみにエマを執拗に人狼とおってたのは、なんかうん、スーザン(人狼)とのラインに見えたんですよね。違った。すまん。

エンディング

結果

カミラも似たようなミッションを渡されていると思っていたので、これは終わったな──と思いました。
ああ、歌劇団にはいられないかも……と。
なのでソフィアは泣いてカミラに謝ってます。
声と愛なら愛を失う方が怖いので。
まさか新しい戸籍が用意されてるなんてことも知らずに。
それを受け取れるかどうか、使うのかどうか……それは、まだ、わからない。
でも、ミッション成功と知って、嬉しいよりも謝罪が口をついて出ました。

ぼくのせいで、カミラから何もかも奪っちゃった!
お互い最善を尽くそうなんていっておいて、自分だけ──
泣くわ、こんなの。
ほんとはね、失うのかなって、思ったんです。
絶望のふちに立たされるのかな。
何度でも立ち上がれるなんていっておいて……でも、折れなかった。
負けないよ、逃げないよ。
ぼくはもう、ひとりじゃないんだ。

前回との比較

書生、実は第2回にも参加していました。
その時のはnoteにまとめてあるので是非ご覧下さいね。リンク貼れる脳みそはございません。勢いで書いているので。
あの時はマリアンヌ(男)でした。まーたソフィア(男)だよ、芸がねぇ〜とは思ったんですけどこれしかなかったんで……
前回参加した時は、声を失うわけにはいかない!という気持ちだけで、両失敗とかそういうところへの恐れは何一つなかったんです。マリアンヌが半ば投げやりなキャラクターであった、精神的には脆くも強さのある人だった、というのもありますが……うーん!なんか、今回はちょっと精神的には安定していても、何かの拍子で壊れてしまう子でした。だからずっと怖かった。
ゲーム中メモをいつもとって、占い結果とか印象とかまとめておくんですけど、そんなことする余裕もないくらいでした。

事件の真相を読んで

ゲーム終了後、秘匿が公開されました。
感想としては……ぼくもまた、ニックを追い詰めてしまっていたの?でした。
マカリオになつき、マカリオのような陽気で明るい性格を形成したソフィア。マカリオ退団後、マカリオのように……と意識したわけではないけれど、似たような振る舞いをしたことでニックを追い詰めてしまったのか、と。
ただ大好きな人達と、大好きな歌で生きたくて。
稽古中のギスギスした雰囲気や、萎縮した空間は絶対によい作品を作らない。
ソフィアはそれを分かっている。だからあえて道化に振舞って、ちょっと笑って、さあリセットしようねって。失敗したっていいんだよ、大丈夫だよって。
それだけ、だったのに……

最後に

今回、やる前から思っていたのは
「愛情失ったらヤベェ」
ということでした。
だってそれって、これまでの全部を失ってしまうことに等しい。
声を失えばソフィアは歌劇団に残れなくなる。
肉体を損なっても、歌劇団に残れない。
残れないわけじゃなくて、いてはいけない、と思うから。だからどのルートでも、辞表書くかなぁとこぼしていました。
(とはいえ、書き方を知らないので辞表って書いた封筒を渡すだけなんですけど)
でも、そうならずに済みました。ああ、これはある意味、良いエンディング……かも?

自分の存在が歌劇団に迷惑をかけていないだろうか?
本当にここにいていいのか?
それがずっと悩みだったから。
だけど大好きな人が、ここにいていいって、そう言ってくれたから。欲しかったのは、たった一言。それだけなんです。

彼はもう少し強くなって、これからを生きていく。

歌劇団を引っ張る花形のテノールとして。

誹謗中傷にも負けず、自分と同じような子供たちを助けて欲しい。
結局生きにくい世の中だと思うんです。
更生したからって、幸せになる権利なんてないと罵倒される日もあると思う。
そう自分で戒める日もあると思う。
後悔したって、償いきれないものはあると思う。
許されないことって、あるとおもう。

それでも、私は思います。
償いを胸にいきる君へ。

幸せになりたいという願いは誰にも奪えないよ。

願っていい。
望んでいい。
だって生きているんだから。
彼の物語はもう少し続きます。
人生は続く。
舞台は続く。
さあ、歌おう!

そんなわけで、noteはこれでおしまいにします。
またね。

※力尽きました。

https://www.youtube.com/live/06-nGBHVghs?feature=share

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