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この先の平穏
たまに自分の日記を見返すことがある。
衝動的に夜中に見たくなることがあるのだ。
夜は1日の中で1番余計なことを考えてしまう。
1日の反省を積み重ねすぎて
気分がどうにもむしゃくしゃする。
そして、また眠れない。
この文章を書く今も、
感情という名の言葉たちが檻の中で暴れているのだ。
暴れて落ち着かない夜こそ昔の平穏に戻りたくなる。
故にだろうか。
昔、綴った平穏を見たくなるのは。
人間だれしも、平穏を好む。
例外もあるが、ほとんどがそうだろう。
だが、平穏でない時こそ
自分自信を見つめ直せる機会ではないのだろうか。
平穏の海を漂うだけでは、学びは得ない。
荒れ狂う波に挑むからこそ、
その先に平穏があるのではないか。
そう思うと、今の忙しい生活も悪くない。
穏やかな感情になった私は、
ゆっくりと目を閉じ、眠りについた。