フラワースティックにおけるシークエンスに使われる技術について
この記事は、ジャグリングアドベントカレンダー2020の12/13の記事です。
はい、完全に遅刻しています。申し訳ありませんでした。
先日、Twitterにこのような動画をアップしました。
かなり前に、この動画のもとになったシークエンスを知り合いのフラワースティッカーに見せたところ
「やっていることは基礎の塊なのにつなぎ方が全然基礎じゃない」
という反応をいただきました。
せっかくなので、このシークエンスの解説をして、フラワースティックのシークエンスに採用されている技術を色々と紹介したいと思います。
注意:
解説が非常に細かいので、スマホ等で動画を再生しながらこの記事をPCで読む、みたいな使い方を強く推奨します
00:02~00:05 セットアップ
右手にCSを持った状態から投げ入れてスタート。
右手のCSをブリッジしつつ左のCSをアンダージアームで通す。ちなみにこの動きはコスパが非常に高いのでシングルのシークエンスでも使える。
アンダージアームし終わった左手はCSを巻き込むようにしてキャッチし、右手のCSを迎え入れる準備をする。
右手はリストキャッチにして、ベルに左手のCSの中心が重なるようにしてセットアップ。このとき真ん中を捉えていないとワイパーに失敗するので丁寧に。
00:05~00:07 ワイパー→ひねった手首を整える
あまり解説することがないので手短に。
左手のCSを離し、ワイパーに繋げる。やってきたCSをHSで挟み込むようにしてキャッチし、ねじれた右手を離す。左手首を返してCSをキャッチ。
00:07~00:10 HSを転がす
かえるさんリスペクトの部分。
左手のCSとHSを半回転させて、上下を入れ替える。しっかりと固定した状態で投げないとバラけてうまくキャッチできない。
そのまま左手のHSを離し、CS上を転がして右手でキャッチ。ちょうど挟み込む形になる。
00:10~00:15 トラピーズっぽい何か✕3
ここらへんから動きが一気にフラワースティックぽくなる。
左手のCSを離し、一回転させる。投げるときのCSの位置と角度がかなりシビアであり、きれいに返ってこないことが多々ある。
左手のCSを回転させながらCSを離し、HSの手渡しを行う。こちらも条件がシビアなのできれいに返ってこないことが多々ある。動画ではきれいに決まっているが、たいてい誤魔化しがち。
右手のCSを左手にくっつけるようにして移動。そのまま上側のHSを掴み、左手を抜く。そのままホリゾンタルのポジションに置き直す。
00:15~00:20 左手にまとめて背面に通す
右手側のCSを引くようにして離し、そのままベルに引っ掛けて肘~二の腕あたりに乗せる。
そのまま右手を使ってCSを左手にまとめるように動かし、腕に乗っているCSをもう一方のCSとHSのリスト部分で挟み込むようにする。
その状態から左手でダウンカールの軌道を描き、背面に持ってくる。持ってきたCSは右手でブリッジの形にして固定。
00:20~00:24 大移動
左手のHSを90度回転させるようにして、指先だけで背後のCSを摘むようにする。
その状態のまま全体を右側に持っていき、左手のCSをリリース。ちなみに、リリースするだけの地味な作業なのに異様に難しい。試しにやってみるといいかも。
CS同士をつなげたまま反時計回りの円を描くように頭の後ろを通して、引っかかっている方のCSを左の脇に挟む。
実は、ここの部分は片方のCSをもう片方に乗せた状態のまま移動させるのがベストだが、途中でバランスが崩れるので勢いに任せてうまく調整してしまっている。妥協は重要。
00:24~00:28 後ろを向くセットアップ
左脇に挟んだ状態から一方のCSが下方向に抜けるので、その勢いを利用してそのCSを右脇の下に持っていき、ヘイローに入る。CSが体の上を移動しているときにHSを左手にまとめ、左脇のCSを右手で背後からキャッチ。移動してきたCSは右手でキャッチする。
背後からキャッチしたCSの勢いを利用して、ダンカンドーナツっぽい軌道でCSを投げる。このとき、もう一方のCSは手渡ししておく。
頭の後ろでキャッチしたCSを解くようにしつつ右手のCSを左手に引き寄せるようにして後ろを向く。そのままベルに引っ掛けてセットアップ。
00:28~00:30 雑に投げる
セットアップの状態から右手を思い切り引くように動かし(縦状態のワイパーをイメージすればよい)、そのままリリースすると、CS同士がつながったまま飛んでいくのでそれを背面でキャッチ。(今回の動画では雑になってしまった。反省)
実は、フィニッシュに繋げるためにこの短い時間でHSを左右の手で一本ずつ持てるようにしてある。
00:30~ フィニッシュ
雑に回収。お疲れさまでした。
理解できたでしょうか?←
本当に30秒足らずのシークエンスに動きを解説しただけなのに、このような文量になってしまいました。自分でも驚いています。
長くなってしまったので、一旦ここで終了したいと思います。次いつ書くかは完全に未定ですが。
どうも、ありがとうございました。