はじめましてアー子ともうします。
東京の四谷という町に住んで3年。今住んでいるマンションが気に入ってこの町に引っ越してきました。ひとと風の流れがゆったりな古いふるいマンション。たまに猫が通り抜け、鳥はよくこっちを見ています
わたしはらくがきが好きです。絵だったり文字だったり、子供の頃からその辺の紙に描いたり書いたり、それを母が捨てずに全部箱に閉まってくれてました。わたしや兄たちのらくがきが重なって入ったお菓子の箱
いま大人になってもらくがきは捨てずにいます。紙やペンも好きなのでそこに描いたものは、わたしのお気に入りになります
2020年の秋、町の掲示板に四谷アートフェスティバルのチラシが貼ってありました。だれでも参加できるアートフェス。コロナで暇になっていたので、いつものらくがきを描いて応募しようと思い立ちました
折角なので四谷のひとや町をテーマにすることにしました。それでは町をうろうろ。うろうろすると不思議といろいろなことを色々なひとが教えてくれます。
この道には寄席があったんだよ。この道には都電が走っていたんだよ。この場所には帽子屋、仕立て屋、下駄屋、煎餅屋、豆腐屋があったんだよ。豆腐屋が忙しいと下駄屋が豆腐屋の子供の面倒をみてたんだよ。醤油が切れたら煎餅屋にいって借りたりね。
今はそのような風景はありませんが、ひとつ変わらないことがあります。みんなこの町がすきという事です。お寿司屋さん立て替えで今はあっちでお店やってるよ。新しいパン屋さん出来るよ。ここで買うと今なら割引あるよ。などなど、他にも謎の大きなカエルの石像からスーパーの観音様の事まで、うわさ話からいい事までたくさん教えてくれます。とくに新しいひとには、より多くの情報が入ります。
こうしたわたしのうろうろは町の今とむかしを結んで作品になりました。タイトルは、yotsuya style。とっても嬉しい事とこれで大丈夫かなと半分半分な気持ちで作品を持ち込みます。そこは四谷アートフェスティバルの会場、四谷ひろばの中にあるCCAAアートプラザです。どんなところかな。てくてくてくてく すこし緊張して歩いていきます。
こんな感じで絵を描きました
ノートにおもいでを描くのがすきです。