セクシー女優さんのプロフェッショナル魂〜加美杏奈さんのショーを見て〜
最近、AV業界がとある法案によって騒然としておりますが、いちファンとして、自分の感じたプラスの側面をひとり語りしたいと思います。
4月に、六本木にあるショークラブ「バーレスク東京」というところで、女優の加美杏奈さんのショーを見てきました。
相変わらずバーレスクは竜宮城のような場所で、この日のショーも素晴らしかったのですが、僕が一番感動したのは「加美さんの体の完成度」でした。
ダンスもかっこよく、演出もすごかったのですが、
ゲストとして、主役として、ステージ上で加美さんを際立たせていたのは、
本人の肉体美だったのでは、と僕は思いました。
ところで、、、
体を思い通りに鍛えるのって本当に大変ですよね?
僕も、もうこの数年ずーーっと、痩せなきゃと思い、
筋トレやランニングをしていて、
なんならこの1年ちょっとはキックボクシングまで始めました。
それでも、数キロ痩せるのも本当に大変で、
ましてや、「魅せるための体づくり」なんて、もはや不可能と思えるほどです。
でも、加美さんは美しい体をつくっていました。
体って、すごいですよね。
日々の暮らしが見えて来てしまう。
どんなにカッコいいこと言ってても、
ぽっこりお腹が出ていると、
わりと自分に甘い人なのかな、とか。
逆に、引き締まった体、腹筋や背筋を見ると、
この人は、日々、自分の体と向き合って、これに至るためのトレーニングをしているんだな、と直感的にわかります。
どんなにお金を持っていても、
トレーニングしなければ体を鍛えることは出来ない。
と何かで読んだことがありますが、まさにその通りだと思います。
そんな努力を、加美さんはしているのです。
なぜ、そんなことができるのか?
僕が勝手に色々と考えた結論は、
「プロフェッショナルとしての自覚の強さ」
ではないかと思いました。
プロフェッショナルとはなにか?
・求められたことに、きちんと応える。
・数少ないチャンスでも、しっかりと結果を出す。
そういうことだと思うのですが、
考えてみると、加美さんのようなセクシー女優を生業としている人たちは、
日々、プロフェッショナルとしての仕事を積み重ねているのではないかな、
と思いました。
AVを一本作るには、相当な人数のスタッフさんが関わっていて、
監督さんもカメラマンさんも不可欠ではあります。
しかし、その女優さんの作品をつくるには、
ものすごく当たり前ですが、
その女優さんがいなければダメで、
その女優さんでなければダメなんです。
しかも、撮影は1日2日で、撮り直しは基本出来ない。
そこまでのプレッシャーを感じながら、仕事をすることって、
普通に生きてるとそんなにないですよね・・・?
それに、作品が評価されるにはさまざまな要素があります。
ルックスはもちろん、演技力、体の仕上がり具合、画角etc…
目の動きひとつで、大きく評価は変わるもの。
制作陣との協力も不可欠ですが、やはり女優さん自身の意識や能力が低いと、どうしても良い作品、売れ続ける作品はつくれない。
売れないということは、女優としての仕事も続けられない。
つまり、仕事を続けられている女優さんは、みな仕事をきっちりこなし続けている。
「プロフェッショナルとしての自覚」を持ち続けている、ということだと思うんですよね。
今回のショーも、こちらのツイッターを見ると、練習開始が3/31。本番の4/22までは一ヶ月もありません。
動画の中で
「みんなが確実に驚くようなショーにします」
と言っていますが、
実際に僕は驚かされました。
有言実行できてしまうのは、並大抵の努力ではありません。
日々、沢山の仕事をしている中で、時間を作って練習をする。
限られた時間の中で努力し、たった一回のステージで結果を出す。
これをプロフェッショナルと呼ばず、なんと呼ぶのか。
こんな努力は、無理矢理誰かにやらされては出来ません。
そこには確実に「前向きなエネルギーが存在している」と思うのです。
「なぜ、大きなモチベーションを保てているのか?」という理由は、女優さんを好きな僕でもわからないです。
でも、
「モチベーションを保って、努力をし続けられている」という事実があれば、それで充分なのではないかな、と思います。
この仕事は素晴らしいから、みんながやるべきだ。とか、
この仕事は素晴らしいから、誰しもが全肯定すべきだ。とかは思いませんが、
この仕事があることで、目標が出来、それに向かって努力をし、結果が出て、自分が輝き、そして応援している人が嬉しくなる。
そういう事実がある。
ということはどんな価値観を持っている人でも知っていて欲しいな、と思います。
ちなみに、「なぜその仕事をやるのか?」という疑問は、
僕も含め、誰しもが抱いてしまう”好奇心”だと思うのですが、
最近読んだ鈴木涼美さんの本に、答えらしきものが書いてありました。
「夢を叶える仕事」という面で言うと、
今年2月の加美さんのインタビューでは、
と、話していて、
冒頭に貼ったツイッターでの
「バーレスクで踊ることは、昔からの夢でした!」
という熱さみたいのを感じないのですが、
それは熱がなかったというわけではなく、
この仕事をしていることによって、
自分の中にあった好きなことや夢・願望を、
周囲の人や環境が叶えさせてくれている。
と考えられるのではないかな、と思います。
忘れかけてた夢を「好きならやってみなよ!」と蘇らせて叶えさせてくれる、というか。
色んな人のインタビューを見ていると、
夢を叶えるステップとして"狙いを持って"この世界に入ってくる人もいますが、
この世界に入ったことで、"偶発的に"夢を持ったり、思い出したりして、それを叶えていける。
というのも、素敵なことなのではないかな、と思います。
いずれにせよ、僕は、
女の子が、自分の好きなことをして、楽しそうにしている姿、輝いている姿を見るのが好きなので、
今後ともファンとして業界を応援し続けていきたいな、と思います。
↑バーレスク出演のダンスレッスン動画。めっちゃ勉強になる!