さだまさしの曲は20代にも響く
こんにちわ!
流しの四元です。
流しをしていると、
「え!なぜ、そんな若いのに、そのリクエスト?!」
と意外に思うことがよくあります。
先週の金曜日とこないだの月曜日にも、
20代の子たちから”さだまさし”さんのリクエストがありました。
右のお兄さんからは『関白宣言』を。
このお姉さんからは『案山子』を。
このお姉さんは、隣にいるのがお父さんなのですが、
四国から娘さんが上京していて、
お父さんは出張でたまたま東京に来てたので飲んでたみたいです。
リクエストしてくれた『案山子』は
元気でいるか。町には慣れたか。友達出来たか。
さみしかないか。お金はあるか。今度いつ帰る。
という、離れて暮らす子どもに向けて書いた歌。
まさに今のお姉さんとお父さんの心境なんだろうと思われるのですが、
この曲のリリースは1977年。
お姉さんは20代前半なので、4半世紀くらい前の曲!!
なんで知ってるのかはうまく聞き出せなかったのですが、
雰囲気的にはおそらく、お父さんかお母さんが好きで聞いていたような感じでした。
そして、↑のお兄さんがリクエストしてくれた『関白宣言』は、
お前を嫁にもらう前に 言っておきたいことがある
かなり厳しい話もするが 俺の本音を聴いておけ
俺より先に寝てはいけない
俺より後に起きてはいけない
めしはうまく作れ いつも綺麗でいろ
出来る範囲でかまわないから
という、2019年にリリースしたら、フェミニスト達に即放送禁止にされそうな内容ですが(笑)、
このお兄さんには響いたから、リクエストしてくれたんだろうなと思います。
ちなみに、曲全体を通して聞くと、むしろすごく愛のある曲だとわかると思います。
「俺の本音を聴いておけ」とありますが、
この「本音」というのはすごく大事ですよね。
やっぱり本当に信頼感の持てる関係は「本音」を互いに知っていないと、難しいと思うんですよね。
その結果、夫婦がうまくいかないこともあるかもしれませんが、
それはそれでいいのではないかな、と。
本音を言えないってすごく自分の内側で、モヤモヤドロドロした感情が溜まっていってしまうと思うんですよ。
だから、最初に本音を知っておく、というのはいいような気がします。
と、なぜか語ってしまいましたが(笑)、話を戻すと、
さだまさしは20代にも響いているんだな
ということがよくわかります。
僕も実際、高校生の時になぜかさだまさしベストを買って、
秋桜、関白宣言、関白失脚、雨やどり、などを好きになり、
今でも、いい曲だなぁとあらためて思います。
さださんのインタビューをわりと最近読んだのですが、
「今の若い人たちは、スマホの中に生きているから、
僕が今言えることがなかなかないんですよね」
というようなことを言っていましたが、
さださん!めっちゃ刺さってますよ!若い子にも!!
とお伝えしたいです(笑)
時代を越える名曲ってどうやって生まれるのかな、
と思うけれど、
結局のところ、「時代を越える名曲を作るんだ!」と意気込んだりしたものではなく、
シンプルに「今歌いたいこと」を丁寧に歌っている曲が残ってたりするんじゃないのかなーって思いました。
徳永さんのレイニーブルーに、「電話BOXの外は雨」ってあるけど、
多分今の10代、20代の子は電話ボックス入ったことない人多いと思うのですが、きっと雰囲気は伝わりますもんね。
いやぁ、時代を越えて音楽が伝わってるのを目の当たりにすると、
とっても嬉しくなりますね。
ぜひ、時代を越えた名曲を生で聞きに、横丁に来てくださいね!!