小田さくらさん、焦らず、がんばれ!
モーニング娘。'21の小田さくらさんが機能性発声障害のため、しばらく歌唱をセーブすると発表がありました。
この"機能性発声障害"は、
小田さんもブログに書いてあるように、
物理的に声帯を傷めてるとかではなく、
脳の神経回路がちょっとバグって起きてしまう(と言われて)んですよね。
喉の不調ではなく
頭で誤作動の様な事が起きて無駄に力んでしまって、声帯の筋肉が固まる事が増えてしまいました。
僕ももう3〜4年、痙攣性発声障害を抱えていますがきっかけや原因は、
・風邪を引いてしまったがあまり休んでられなかった
・ほぼ毎日歌わなければいけないというプレッシャーがあった
・パワー系の歌い方で喉にもともと負担がかなりかかっていた
というものが考えられます。
小田さんも、
自分達の曲を歌う準備や環境が今までと違う事
慣れていない曲を歌う事
そして、それがいつまで続くのかわからない事など
それは私が心で感じていた以上に
私自身にとってとても大きな問題でした。
そういった戸惑いから生まれた少しのミスや不安な気持ちが積み重なり、歌というものに対して少しづつ距離を感じる様になってしまいました。
と書いてあり、心理的プレッシャーと不慣れな曲での体の酷使というのがあったのではと思います。
以前もnoteで書きましたが、武井壮さんがイップスについて話している動画があり、イップスの原因は単純に「トレーニング不足」と言っています。
これは、「練習が足りない」という咎めの意味ではなく、「正しい体の使い方と、それを体が覚えるまでのトレーニング量が足りない」ということかと思います。
小田さんの歌い方を見てみると、決してパワー系ではないので、そこまでひどく喉を酷使しているわけではないと思います。
なので、焦らず、今の小田さんの体に合った声の出し方・響かせ方を見つけ、「うまく歌えないのでは」という不安が消えるくらいまで体に馴染ませれば、きっと治るかと思います。
僕も、長い間ボイスクリニックに通って、とても良い先生が治療に付き合ってくれて、
・副鼻腔の炎症を治すBスポット治療(月に1〜2)
・パーキンソン病用の治療薬の服用
など、色々とやりました。
残念ながら、完治までは至らず今は自分で治療を試みているのですが、
この先生が「必ず治るからね」と言ってくれたことがずーーっと希望となって、それで今も頑張って治療を継続できています。
そして、最近は医学的な治療よりも、ボイストレーニングで声の出し方から根本的に変えようとして、かなり光明が差しています。
この病気は、治療法もまだ確立されていないし(そもそも、原因も明らかになっていない)、
見た目には何も問題ないので、人によっては「精神的に弱いからだ」とか思ってしまう人もいて、さらに自分を追い込んで治らないどころか悪化する、ということにもなりやすいです。
なので、小田さんにもぜひ焦らずに治療に取り組んでほしいと思います。
〈機能性発声障害について〉
読んでみて少しでも「いいな」とか「会ってみたいな」と思ったらぜひ会いに来てください!!