あの頃の自分に

こんにちわ!
流しの四元です。

今日は #あの夏に乾杯  というコンテストがやっていたので、
それに沿って書いてみたいと思います。

今日2019年8月1日は、35度の猛暑を記録した。

僕が中学2年だった19年前の8月1日の気温を調べてみた。
最高気温34.6度。

熱中症の注意喚起がされている今日とあまり変わらないけれど、
記憶が改ざんされていなければ、あの頃の自分は一日中外で遊んでいたと思う。

僕は、中学生の頃からギターをはじめた。
中一からだったか中二からだったか、
もう遠い昔すぎて思い出せない。

でもとにかく、ゆずが流行っていた。
僕の周りでゆずを聞かない人はいないくらい、ゆずが流行っていて、
ついでに19も流行っていて、19派かゆず派かなんて争いもあったくらいだった。

はじめて一曲弾けるようになったのは、
ゆずの「いつか」だった。

二人組のゆずを真似して、
僕にも相方がいた。今はHIP-HOPで成功してすごい奴になってる相方が。

その相方の方が、ギターを覚えるのが早くて、
F#mとか難しいコードが出てくる19の「あの紙ヒコーキ くもり空わって」を弾けて、その曲は相方がギターを弾いて、自分は歌うだけだった。

とにかく、ギターをはじめたばかりの頃、
弾ける曲、歌える曲はこの二曲だけだった。

だから、延々とこの二曲だけをやっていた。
地元埼玉の朝霞という町にあるひこうき公園や黒目川の土手で、延々とやっていた。

あの頃の自分に、
「なりたかった大人に、なりたかった自分になれているか」
と聞かれれば、
答えはNOと言わざるを得ない。

楽しい日々を送れているし、
周りの人たちにも本当に恵まれているけど、
ミスチルの桜井さんにミュージシャンとして会えていないし。

でも、ちょっとだけ(自慢げに?)言えるのは、
今はなんとか好きな音楽で、生きていけている、ということ。
正確には、生かさせてもらっている、だけどね。

自分の曲はまだ(まだまだまだまだ・・・)ヒットとかそんなことを言える段階にすらいっていないけれど、

あの頃にはじめたギターで、歌で、
それ一本で生きている。

でも、不思議なことがある。

多分、今の方がうまい。

人生を重ねて、気持ちも込められるし、
知識や技術もあがって、ピッチもちゃんと届かせられるし。

だけど、
あの頃の方が、無敵な気がしていた。

誰よりも、うまいと思っていたし、
周りからも「本人よりうまい」とか言われて、
自分でもそう思ってた(笑)

なんでだろうか。
わからない。その年頃の男の子はみんなそうなのかもしれないし。

でも、一つだけ確かなことは、

本当にただただ、好きで歌っていたんだな

ということ。

だって、同じ曲だけを延々と、それこそ8時間とか10時間とかやっていたんだもん。そんなことできるの、好き以外に説明できない。

ただ、
そのおかげで、
今でもその曲は何も見ないで歌える。
酔っ払ってても歌える。
多分、80歳になっても歌える。

そして、中学生から高校生になり、いつの間にか30代になり。
あの夏みたいに、友達とギターを1日中弾き続けるような夏は、
二度はありませんでした。

それを思うと、奇跡的な時間だったのかもしれないですね。

こんな猛暑日に、命も顧みず(笑)、ギターを弾き続けてくれたあの頃の自分たちにサンキューと言いたいし、
あの頃の自分たちはお酒飲めないけど(多分飲んでないと思うけど・・・笑)、暑い中、冷たいビールを一緒に乾杯したい気分です。


#あの夏に乾杯

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