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優等生ではないが、離脱はしない〜裏・合格体験記

今日は、伊藤塾の合格体験記を書いていました。あしたの合格祝賀会に参加するための条件なので、今日のうちに出さなければ、と。
写真なども添えて提出することはできたのですが、どうも心残りが……それを解明してみます。

合格体験記の難しさ

お世話になった予備校への体験記となると、こちらの記事と違って、やはり気を遣います。

これを書いたときの自由度が、ない! んですよね。当たり前ですが。

予備校がPRに使いたい意図をある程度汲みつつ、どこのだれか分からない一介の主婦が、求められた設問に沿って、断片的な体験を、少ない文字数で綴って、どれだけのことを伝えられるか。
めちゃくちゃ難易度高い課題ではないですか。

結果、抽象度が高く、当たり障りのない文にならざるを得ませんでした。
だから使われるか分かりませんが(笑)、せっかく向き合ったので、もう少し掘ってみた本音だったり、使われなさそうなパートだったりを記しておこうと思います。

あちらが<表>なら、こちらは<裏>合格体験記としておきましょう。ダークサイドともいうかもしれません。

設問が9項目もあったので、その中から、まずは裏があるものをピックアップ。

●行政書士を目指すことにした理由・きっかけ

<表>
子育てや家族の状況などライフステージが変わるなかで、会社員生活に違和感を感じて一旦リセットして自由の身になったのが5年前です。これまでできなかった活動や社会を別の側面から見れるようになり、興味関心の変化や自由を楽しむ余裕が出てきたとき、だれの生活の身近な困りごとにも役立つ仕事として行政書士があることを知りました。これまで勉強したことがない分野でしたが、知識を身につけることが面白くなっていたので、迷わずに受験に飛び込もうと思えました。のんびりな私はコロナ禍もあってだいぶ遅れをとってしまったので1年で合格!を目標にしました。

<裏>
お墓のことを調べていたら面白くなり、2年前に個人サイトの「おはかんり」を立ち上げ、お墓のことを調べてコツコツ書いていました。けっこう楽しくなってきたのですが、これを読んでもらえることは増えても、次の関係性につなげられないな、と思ったのがきっかけです。
お墓に限らず、単なる素人では自信が持てないままだと思ったので、人の役に立てる知識と実行力を得たいと思い、行政書士資格にたどり着きました。

抽象的な<表>に対して、本当は<裏>のように具体的なきっかけがある。書けないのには、「おはかんり」の説明が難しいことがあります。いきなりお墓と言われても、背景も文脈もないし、合格体験記ではサイトへの誘導ができないので、なんのこっちゃ?です。ここでは、少なくとも飛んでもらえればよいし、もっと書けば投げっぱなしを避けることができます。
気になったら、過去の記事をチェックしてね。


●受験勉強中に私なりに工夫したこと

<表>
自分にとって心地の良い、テンションの上がる文房具を使うことです。使い勝手の良いペン、見やすい色、かわいい付箋、つかえるノートなどで固めました。
また、ビジュアルで覚えたい項目は自分で手書きしてカスタマイズし、模試のときに持っていったり、トイレにウォールポケットを用意して入れ替えたりしていました。意外にもトイレは長居しなくても目に入っているもので、早い段階から貼っておいた苦手な会社法などで力を発揮したように思います。とくに右脳優位なひとは絵や図で覚えるのはおすすめです。

これは書いたままです。
前半はまえの記事に書いたことではありますが、個別具体的な事例が出せてないので、情報としては弱いです。
後半は、がんばりました! 顔出しのお母さんがトイレ勉強を持ち出すのは、なかなかに勇気が要ります。使われない可能性が高いです。(笑)

●ここが良かった!伊藤塾の講座・テキスト

<表>
講義は再生速度を上げて見ていたので、質問会などで実際の先生方とお話するとなんて穏やかでやさしい!と感動しました。いまだに早口な先生だと思っていて申し訳ないですが、倍速でも聴きやすいミラクルな講義はとてもありがたかったです。
月1回の質問会は、質問がなくても参加して、ほかの受講者の方のお話を聞くことでたいへん勉強になりました。本試験直前の質問会では、いくつも金言が聞けて、自信を持って試験にのぞむことができました。

<裏>追記
伊藤塾は継続する仕組みとして、メールカウンセリングや月1回の質問会を用意してくれていたので、そのような機会はきちんと使いきりましょう。途中で離脱をしないことです。

過去の合格体験記や、動画などを見ると、「先生に言われたことだけを徹底してやったら合格しました」という人が多くいました。優等生やん! 

わたしは下手に時間がかけられたこともあり、それができませんでした。
AランクもCランクも同じくらい勉強したかったし、中途半端に全方向に手を付けていて、塾生としては危険分子……まったく優等生ではありませんでした。
でもね、結果合格したんです。なぜだろう?と考えました。

離脱しない、それだけ

それが、離脱をしなかったこと。決めたことを続けたことです。

わたしが受講したオンラインのWeb一括配信講座には、月1回のZoom質問会が用意されていました。3人の担当講師がローテーションで、1時間なんでも質問や相談に答えてくれるというものです。

試験前年の10月に第1回がスタートし、計13回ありました。
行政書士試験は、基準点の180点を超えたら、誰もが合格できる絶対評価の試験です。だから、そこに集まるみんなはライバルではなく、みんなが向上すれば良いというハッピーな関係性です。

最初の回、2回目、3回目くらいまではけっこうな人数がいたのですがだんだんと参加者が減っていきました。別の講座が新規にはじまって、絶対数が増えなかったのもあると思う。曜日や時間が不定期だったのもあると思う。

でもついに、試験2ヶ月前の回は、話せる参加者は2人だけでした。えー、みんな、、離脱しているの……? と寂しくなって。
最終回はさすがに10名程度には持ち直しました。

令和4年度行政書士試験では、申込者60479人のうち、受験者は47,850人と、受験率は79.12%でした。出願〆切の8月→本試験の11月の3か月だけでも離脱者(やむを得ずの人も含む)が出ているのだから、1年勉強となると、zoom質問会の経過もわかるような気もします。

だから、目標を定めたら、強い意志で継続すること、とにかく離脱しないことなんです。勉強をはじめる時には想定できないけど、もしかしたら合格体験記に必要な視点かもしれない、と思いました。

と同時に!これから行政書士開業に向けても、同じことが言えると思います。困難があったとしても、とにかく離脱しないこと。自分自身へのエールです。

試験中も楽しむ

最後に、該当の設問がなかったので、書けなかったことをひとつ。
「本試験中も楽しんでいた」のは、大きいかなと思います。

問題1がどっちに転んだかで、勝敗を分けたような気もします。冒険心、大事ですよ!という……結局表体験記には書けないyo!なお話でした。

やっぱり自由に書けるnoteって最高。

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長谷部 美子|行政書士オフィス ハナウタ
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