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考え(軸)がブレないことは大事。

僕は昔から『考え方がブレないですね』とよく言われてきました。自分では意識していないところもあるのですが、周囲の方から聞くと何年も前から同じことを言い続けていることが多いらしく、発言と行動の一貫性があるそうです。
※言われてみれば、数年前にSNSで投稿した内容をいまみても同じことを言い続けているな‥と思います。

基本的に思いつきで行動するということは少なく、ある程度腹落ちするまで考える性格のため、一度納得・決意したことを簡単に変える必要性を感じないということもあるんだろうなぁと思います。

考え方がブレないでいると自分のなかで『軸』や『柱』みたいなものができるので、一つの方向性を追求して活動できて取捨選択がやりやすくなります。これは会社でいうところのMVV(ミッション/ビジョン/バリュー)と同じことなのではないかと思います。また、継続性もでるため専門性も高くなるという効果もあります。

僕は現場からマネージャー、経営者と経験してきましたが、上の立場になるほど『ブレない自分』というのが大事だな~と実感しました。ずっと同じことを言い続けたり、ブレない価値観によって評価や取捨選択を継続して行っていると、自然にその組織や企業の文化ができあがっていきます。

この組織は「何を大事な価値観としているのか?」「何を評価するのか?」「どのようなことをやってはいけないのか?」「どこに向かっているのか?」といったことが明確になっていくので、それに合わせて社員が動くようになっていきますし、合わない人は自然と去っていきます。

トップが何を考えているのかを部下が理解していることは組織の一体感を生み、心理的安全性も醸成できます。「この会社は(あの人は)こういう価値観だからこういう活動をすることが評価される」と暗黙の了解のようなものがあれば社員の自主性も生まれてきます。

考えに軸のない人は言うことがコロコロ変わります。もちろん環境に合わせて変化するのは悪いことではないですが、根幹となる考え方までコロコロ変わってしまうと、何を信じてついていけばいいのかわからなくなります。このような気分屋では一緒にいる方が疲弊してしまうので、枝葉の部分は変化があっても根っこの部分は変わらない方が良いと思います。
※「朝令暮改は悪いことじゃない」という人もいますが、互いに信頼関係のない朝令暮改はあまり良いことだとは思えません。

この『ブレない』考えは、時に当人にとって良くも悪くも予想外の行動を促すときがあります。外的環境は自分の意思ではどうにもならないことがあるので、突如予想外の変化が身に降りかかることで今まで考えもしなかった行動をせざるをえなくなるのです。

例えば僕でいうと、自分が生涯かけてやり遂げようと思っていたことが外的環境によってできなくなってしまったがために人生の転機になりました。その環境変化を受け入れるということもできたと思いますが、自分を曲げることはできなかったため、新しい挑戦をすることになりました。結果、ブレずにやり続けることができているし、普通にあのまま生活していたら想像だにしなかったことがいまはできているので、これはこれで良かったんだなと思えます。
※『ブレない』ことを決めたのも自分なので、例え失敗したとしても結果はすべて自己責任で受け入れる必要があります。

『ブレない』というのは人によっては悪い意味で『頑固』ととられることもあります。僕も何度も言われることがありましたが、ただその解釈については相手にとって『自分の意にそぐわない』場合に言われることが多かったのであまり気にしないようにしています。意にそぐわない場合は『頑固』と言われ、尊重してもらえる場合は『ブレない』『意思/志がある』となるので、気にしてもしょうがないかなと(苦笑)。自分の考えがどちらで言われるのが正しかったかは成果・結果でしか問われるものではないと思います。
※成功だったら『ブレない』『意思/志がある』、失敗だったら『頑固』だったとなるんでしょう。

そんな感じで今後もブレずに前を向いて進んでいきたいと思います!

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