良い副業先がキープできていれば転職の選択肢は広がるのかも。
先日、僕が代表を務める『クリエイティブキャンプ』で(副業で)手伝ってくれている外部パートナーから「転職先が決まりました!」と教えてもらいました。
いまでこそ外部パートナーとしての付き合いに代わっていますが、もともとは以前僕が代表を務めていた「D2Cdot」の仲間なので、いまでも社員同様の付き合いをさせてもらっています。
※毎月開催している懇親会にも参加してくれています(笑)。
僕の退職後に彼女も同様にD2Cdotを退職、その後現在の勤め先に転職したのですが、けっこう精神的に厳しい環境におかれていたようだったので僕たちからもかねてから転職を勧めており、転職先として受け入れられないかな~と考えてもいました。ただ、僕が勤めている2社では彼女に合った案件が継続的にはなさそうということと、現年収よりも下げてもらう必要がありそうだったので、一旦自分で探してみてどうしようもなかったらまた相談してね、という感じで伝えていました。結果、自分でやりたい仕事に合った転職先が見つかったようなので本当に良かったな、と。
ありがたいことに『クリエイティブキャンプ』での副業は続けたいと言ってくれており、転職先を探す際にもそこを条件として受け入れてくれるところを探してくれていたようでした。当人にとっても転職先にとっても弊社にとっても全部ありがたいハッピーな結果になってうれしいことです。
・・・で、このことを改めて考えると、これって新しい(?)転職のやり方のひとつなのかもな~と思いました。普通、副業って本業があってこその「片手間でやる」感じが多いと思うのですが、今回は副業がベースになって本業の転職先を探している、と。要は主従が逆転している感じになっているのです。そうなると発想の逆転で、本業に不足している部分を副業に求めるのではなく、副業で不足している部分を本業に求める形になり、考え方がかなり変わるな~と思いました。
※実際その考えで動いていたのかはわからないですが(苦笑)。
転職先を決める際にはいくつかの条件があると思いますが、毎月の給与が現状以下にならないことは誰しも大事な条件として挙げるはずです。やりたい仕事(転職先)があったとしても、希望年収と合わなくて泣く泣く諦めることもあるでしょう。その際に毎月入ってくる副業での収入があったらどうでしょう?本業での月収が多少下がったとしても、副業の収入も合わせれば同等もしくはそれ以上になるかもしれません。
さらに1社だけの所属となると依存体質にもなりかねず、何かあった際に逃げ場がありません。それが2社からの収入があればあちらがダメでもこちらがある、と精神的にラクになることでしょう。
※現年収額を手放せないので転職に踏み込めない人も多いはず(苦笑)
当然、本業の職場の副業規程に違反しないことが前提の取り組みですが、実現すれば豊かな生活が送れそうです。
昨今は副業に対して絶対NGという企業は少なくなっていると思うので、双方の業務がぶつかり合わないようにうまくハマれば転職の新しい考え方として良い選択肢の一つになるんじゃないかなと思いました。
※おそらくどの会社でも副業規定に「競合NG」「就業時間内の副業NG」があると思うので、そこがクリアになるかが肝ですね。
本件を通して、新しい転職の探し方なのかもな~と思って人生の選択肢が広がるのは良いことだと思いつつ、会社側にとっては転職しやすい環境にあるというリスクな部分でもあるので、改めて「ずっと居続けたい」と思える会社にしないといけないな、とも思った出来事でした。