沖縄オフィス
D2Cdotは沖縄にサテライトオフィスがあります。
2018年10月1日のスタート時は業界未経験の5名から始まりましたが、いまや20名ほどが在籍する立派なオフィスとなりました。拡大につれて1年もたたずにオフィスが手狭になって引っ越す必要もでてきてしまいました。
▼スタート時及び引越しのことはこちらをご覧ください。
ありがたいことに学校関係や県庁の方、沖縄のパートナー企業の方たちとも懇意にしていただいております。また、沖縄独自でもイベントを実施したりと自由にやっている姿をみることができてうれしいかぎりです。
※東京オフィスメンバーもたびたび登壇しに沖縄に行っています(笑)。
沖縄オフィスを立上げる際に役員たちで話していたことがありました。
①沖縄オフィスを東京の下請けみたいな存在(上下関係)にはしないこと。
⇒東京からマネージャーを送り込むなどはやっていません。なれ合いではなく多少なりとも互いに緊張感は必要だと思っています。
②沖縄オフィスのメンバーもキャリアアップを考えられるようにすること。
⇒D2Cdotは社員の「終身雇用」を目指す会社なので。「決められた作業や単純作業」だけを延々とやるような状況にはしたくありませんでした。
③正社員での採用を前提とすること。
⇒コストカットセンター的位置づけの地方進出ではバイトや契約社員での雇用が多く、希望しても正社員になれない人が多いようです。
④教育など東京との差は極力ないようにすること。
⇒・・とはいえ距離の差はでます。WEBカメラを使って勉強会に参加する等の工夫をしようと話していました。
⑤役員は定期的に沖縄に行って直接コミュニケーションをとること。
⇒地方オフィスでは自身が在籍する会社の社長や役員と話したこともない人がけっこういるそうです。そうならないように直接出向いて東京オフィス同様に活動計画の共有や評価面談はしっかりやろうと話していました。
※現場のメンバーにも頻繁に行ってもらい、同じ仲間であることを意識してもらおうとも話していました。
・・などです。
役員全員がもともとその思いをもっているので、特に議論することもなく現在もその方針で運営されています。
東京オフィスのメンバーも沖縄出張を楽しみにしており、実際に行くと行く前とは違った想いをもって帰ってきてくれているようです。
※これは逆(沖縄⇒東京)もまたしかり、ですね。
沖縄に限らず、地方の課題というのは大きいと感じています。
僕はこの沖縄オフィスの動きをするまで地方の仕事の環境などはまったく知りませんでした。やっぱり旅行でいくのとは大違いですね。
(あくまで僕が見聞きした範囲で、ということですが)
本来、将来の夢で希望にあふれる学生たちも、残念ながら職業の選択肢が狭く少なく、せっかく学んだスキルを(現地で)活かせない人が多いという現状があることを知りました。
※僕らのような仕事の存在自体知られていなかったです・・。かなしい。
また、正社員雇用が少なく、スキルアップができそうな仕事も少ないため、職を転々としてしまったりして、なかなか全体の底上げができる状況にないということも知りました。
※これは地方進出をする側にも問題があると思っています。
・・とはいえ僕らができることはまださほど多くなく、「学生たちが知らない仕事(世界/業界)を教えること」や「学んでいるスキルが社会でどのように役立つかを教えること」「いま学んでいることだけでは活躍できる人材としては不足していること」などで、いまよりもちょっとの変化を起こしてもらえるように活動をしている程度でしかありません。
まだまだ模索しながらやっていますが、今後も引き続き活動を継続して沖縄の雇用に少しでも貢献していきたいと思います。
実際に沖縄オフィスを運営している感想としては「やって良かった」の一言に尽きます(笑)。素晴らしい仲間との出会いはもちろんのこと、東京オフィスにも業務効率化や案件受注におおいに役立っています。
僕自身も地方課題や雇用問題など広い視野で物事を考えられるようになってきました。
まだまだやらなければいけないこと、やりきれていないこと、やれること、やりたいことが山積みなので引き続きいろいろと挑戦していきたいと思います。
今後もD2Cdot及び沖縄オフィスをよろしくお願いいたします(笑)。