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背景作業に最適!ウインドウを透過するアプリを3種類ご紹介します

例えば、クリップスタジオとスケッチアップ。また、スケッチアップとpngなど、2種類のウインドウをまたぎながら作業することってありますよね。

その時、下のウインドウを透かして見れたら、ピッタリ合わせられるのに!と思っている方へ、ウインドウを半透明にして、アタリを透かすことができるソフト3つ4つをご紹介します。

(どれもWindows専用です、たぶん)



スクショを最前面に表示しつつ、半透明にしてくれる画像半蔵

Vectorからのダウンロードは、古いバージョンのようです。最新バージョンが欲しいかたは、作者さんのHPからのダウンロードがおすすめです。

こちらのソフトは、スクショや資料などを半透明で画面上に置いたまま、作業をすることができます。

こんなイメージです。

例えばこのように、資料をクリップスタジオの邪魔にならないところに表示しておくことができます。

山と川の資料を置きながら作業

一番使うシーンは、ネームや作画などをスクショして、それをスケッチアップ上で表示するときです。

こんな感じで、アタリを透かしながら角度を微調整すれば、カメラの位置をバチっと決めることができます。

設定はシンプルにこれだけ。

こちらのツール、シンプルで分かりやすいのですが、一番よい点です。
メリットデメリットは以下の通り。

メリット1:jpgやpngなら何でも置いておける
スクショなどを直感的に置いて、位置も自由自在。資料を置くも良し!TODOリストを置くのも良し!名言格言を置くのも良し!推しを置くのも良し!

メリット2:名前が良い
画像半蔵。その名前が好き。


デメリット1:画像の拡大縮小はできるが、回転はできない
拡大縮小は、簡単にできます。が、回転ができないので、下のように地平線が斜めになっている画像を合わせるのは難しくなります。

よくある、斜め構図

スクショを取る際に元の画面を水平にするか、他のツールで画像を回転させてからでないと使いにくいでしょう。

クリスタのキャンバスを回転してからスクショ


デメリット2:画像の下をクリックできない(できなくもないけれど)。
最前面に表示しているため、その裏に入り込んだところをクリックできません。この状態だと、カメラ操作などは、画像がかかっていない端っこのほうをクリックして行うことになります。

青いエリアしかマウス操作できない。狭いっ><

また、選択ツールや移動ツールを使う時は邪魔になってしまうので、一時的に移動する必要があります。

(どうしても画像の下をクリックしたい場合は、設定を変えることでできるようになります。が、それが面倒という……)

このように、デメリットもちょいちょいあるんですが、動作が軽く汎用的なので、私はけっこう使っています。

次にご紹介するツールは、アクティブウインドウを半透明にするため、画像の下をクリックできないという悩みはなくなります。


作業中のウインドウを半透明にして下地を見ながら作業できるnainai

先ほどの画像半蔵は、非アクティブウインドウを半透明にして、強制的に最前面に置くツールでした。そうすると、半透明画像の裏に隠れてしまった場所は、操作することができません。

こちらは、アクティブウインドウを半透明化するので、そういった悩みはなくなります。

こんなイメージです。

設定項目はこんな感じ。先ほどの画像半蔵より多いです。こちらのソフトは、開きっぱなしアプリをタスクトレイに格納して存在感をほどほどに消すソフトのようで、半透明にすることがメインのソフトではなさそうです。

基本的には、このアクティブ時の不透明度を変更します。

こちらを使うとこんな感じ。

こちらは、下にクリップスタジオ、その上に半透明にしたスケッチアップが乗っています。左下のカラーサークルが、いかにもクリスタっぽいですよね。

こちらのソフトのメリットデメリットはこちら。

メリット1:アクティブウインドウを半透明にしているから操作の邪魔にならない
先ほどの画像半蔵は、非アクティブウインドウを強制的に最前面に置いていました。ですので、その下(裏?)の操作はできませんでした。
(補足:画像半蔵でも、下のウインドウの操作はできなくもありませんが、設定を触る必要があり、その作業が煩雑なので、ざっくり”操作できない”としています。めんどくさいだけで本当はできるよ!)

でもnainaiは、一番上のアクティブウインドウを半透明にしているので、操作の邪魔になることはありません。これは、かなり大きいメリットかなと思います。

メリット2:スクショを撮る必要がない
画像半蔵は、スケッチアップ上にクリスタで作成したアタリを表示する場合、スクショを撮るなどして、いったんjpgやpngに変換しなければなりませんでした。

nainaiは、ただアクティブウインドウを半透明にするだけなので、下に敷く画像(透かしたいアタリ)は、何でも大丈夫です。もちろん、クリップスタジオでも。ですので、スクショを撮る手間が省けます。


デメリット1:新しいファイルを開くたびに設定が必要
こちら、半透明にするウインドウを、いちいち指定する必要があります。「スケッチアップのAという素材」を指定した場合、Bの素材を開いたときは半透明になりません。また、指定しなおしです。

ウインドウのタイトル名で区別しているので、このように指定すれば、どのスケッチアップ素材を開いたとしても、半透明にしてくれます。が…!!

しかし、いつでも半透明になると困るのです。素材とがっつり向き合って、移動ツールなどで編集しているときは、半透明が逆にうっとうしくなります。色の雰囲気も変わってしまうので、色変えもやりづらいです。

そのたびに設定を直すのもめんどくさい…。一発で、機能のオンオフができないものか…。設定のプリセットとかもできるといいのになあ……おっと、愚痴になりました。

デメリット2:タスクトレイに自動的にヒュンするのでファイルを閉じたと思ったら閉じられていなかった
何をいっているんだ…こいつは……と思われるかもしれません。自分でも何を言っているのか分かりませんが、このソフトを使ったことがある人でしたら、たぶんあるあるかと。

このソフト、基本的には「アプリのウインドウを最小化したとき、タスクバーにいると邪魔なことってあるでしょ?音楽ならしっぱなしソフトとか。限りあるタスクバーエリア、大切にしたいよね!だから、指定ウインドウを最小化したときは、タスクバーから消して、その代わりタスクトレイに入れておくね!」というソフトです。

ですのでデフォルトで使うと、最小化したときにタスクトレイにヒュンします。存在感がなくなります。なので、ウインドウを閉じたんだなぁと思ってもう一度開くと、もう開いているよー!と怒られ、???となるという…これも設定で直せるけど、毎回設定を触るのは面倒だし忘れるので、設定のプリセットを……おっと愚痴です。

という感じで、こちらも一長一短です。

次にご紹介するのは、nainaiと似た機能のソフトです。


いかにも透けそうな名前で頼れる、なんでもすけ

こちらの「なんでもすけ」、まず名前が素敵です。画像半蔵と同じ匂いがして大好き。

こちらのソフトの動きは、nainaiと似ています。一番上のアクティブウインドウを、半透明にしてくれます。

こんな感じに。

パッと見、nainaiと変わりませんよね。

設定項目はこんな感じ。

nainaiより項目が少なく、シンプルです。基本的には「全体を半透明にする」にチェックを入れて、不透明度を設定するだけです。

メリットデメリットは以下。

メリット1:設定項目が少なくシンプル
nainaiに比べると、とてもシンプルです。ですので、少ないクリック数でウインドウを半透明にできます。これは、せっかちさん、めんどくさがりさんにはありがたい差分です。

メリット2:名前がいい。
なんでもすけ。働きがわかりやすく、直球なネーミングで、私は大好きです。


デメリット1:古い
このソフト、たぶん2006年に出ています。圧縮方法は、今となっては懐かしいlzh形式です。もう、インターネット老人会でも話題に上らないであろう形式。ですので、ダウンロードしたときに、大いに戸惑うでしょう。

そう、昔は色々な圧縮方法があったし、Windows君が解凍を自動でやってくれるわけでもなかったので、おのおのお気に入りの解凍ソフトを入れておったものじゃよ……

インターネット老人会

lzh形式の解凍は、WEB上でもできるので、いい感じのサイトで解凍してください。

デメリット2:不安定
ちょいちょい、エラーを吐いて落ちます。体感、10回に1回くらいですが。おそらく古いソフトのため、新しいWindowsに対応しきれていない部分があるのかなーと思っています。

めちゃくちゃ大騒ぎするほどの頻度ではないので、まーいっかと慈しみながら使っています。


(2024/10/16追記)サクッとショートカットで半透明peek-through

noteのコメントで教わったソフトです(教えてくださってありがとうございます!!)。

教えていただいてから1か月くらい、正直使いまくっていますwメインになり替わってしまいました(笑)めちゃくちゃ便利です。

設定画面はこんな感じ。

基本的には、どのショートカットを使うか自分で設定し、「Activate」を押すだけ。そのあとは、透かしたいウインドウがアクティブの状態で、設定したショートカットを押すだけ。もう一回押せば、解除。めちゃくちゃシンプルです。

ショートカットの組み合わせは好きなものに設定できますが、すでにあるショートカットとぶつかることはできないので、ソフトがおすすめしてくれるショートカットで良いでしょう。

透明度や、ちょっとした設定もあります。

が、クリック数は少なければ少ないほど偉いので、私はデフォで使っています。全く問題ないです。

メリット:少ないクリック数でサクッと半透明に
クリック数は、少なければ少ないほど偉いんです。どのウインドウも、四の五の言わずにサクッと半透明にしてくれます。戻すのも一瞬。このメリットは、すごく大きいです。

デメリット1:英語版のみ
英語がずらずらっと出てきてドキドキしてしまいます。が、よく読めば簡単ですし、結局使う項目は決まり切っているので、たいしたデメリットではないかも。

デメリット2:パソコンの起動のたびに設定画面を呼び出す必要がある
せっかく設定したショートカットや透明度。パソコンの電源を切ると忘れてしまいます。ですので、パソコンを起動するたびに、設定画面を呼び出し、ショートカットキーを選択する必要があります。

こちら、細かく設定したい方だとちょっとデメリットかもしれませんが、デフォでOK!な、こだわりの少ない私のような方でしたら、たいしたデメリットにはならないかと思います。



まとめ

ということで、3種類4種類のウインドウ透かしソフトをご紹介しました。

私が今メインで使っているのは、なんでもすけです。サブ的に、画像半蔵も使っている感じです。nainaiは一時期お世話になっていましたが、よりシンプルななんでもすけのほうが、私には合っていたため移行しました。

画像半蔵、nainai、なんでもすけ。どれも一長一短ありますが、画面を半透明で表示できる数少ないツールです。
(他に知っている方がいらっしゃいましたら教えてくださいー!)
状況に応じて、使い分けてみてください。

(2024/10/16追記)
現在は、4つめに紹介したpeek-throughをメインに、サブ的に画像半蔵も使っている状態です。peek-throughを教えてくださった方、本当にありがとうございました!!
引き続き、便利ツールのご紹介を大募集していますー!よろしくお願いしますっ!


今回使用した素材はこちら


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