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#2 家づくりと親
さて、ようやく重い腰を上げた夫でしたが、
次に私たち夫婦の前に立ちはだかったのは、
夫の両親でした。。。
夫の目論見と誤算
結婚に当たって、長男である夫は私にこんなことを言いました。
「親の面倒は見ることになるけど、親は元気なうちは好きにやりたいと言ってるよ」
同居は未来のことで、すぐにではない。
両親は両親で好きな人生を送るんだ。
もちろん、助けが必要になったら
私たち夫婦も協力する。
そんな風にやっていけばよいのだと思っていました。
ところが、家づくりの報告に行った際に、
夫の両親からこんなことを言われたのです。
「体が元気なうちに同居したほうが、お互い幸せなのではないか?」
た、確かに、、、
介護が必要になってからの同居は、
お互いに気を使いあったり、
様子がわからなかったりしてストレスがたまる。
でもそれは家族としてやることで仕方のないこと
などと考えていた私たちでしたが、
この一言で、
二世帯住宅
を検討することになります。
夫としては、まずは単世帯で30坪程度の家を建築し、
同居が必要になったら、そのころには子供たちも手が離れているはずだから、
大規模な増築などは必要なくその家に住めるだろうと考えていたため
その目論見ははずれました。
妻としても、同じ考えでいたことに加え、
実の母の姑との関係性を鑑みて、
長男との結婚は避けろと言われていた手前、
舅、姑との同居には後ろ向きでした。
ただ、
「体が元気なうちに同居したほうが、お互い幸せなのではないか?」
という考えには、共感できたのです。
というわけで私たち夫婦は
大きな誤算である、二世帯住宅を検討することとなります。
こんな風に書くと夫の両親が悪者のようですが、
決してそういうわけではなく、
紆余曲折ありながらも、納得して進めていくことになります。
SUUMOカウンターで現実とこんにちは
そんなわけで、二世帯住宅を検討し始めた私たちですが、
何から始めればよいか案の定わからなかったため、
ここは妻主導で、
近くのイオンモールにあったSUUMOカウンターを訪ねることにしました。
そこで、私たち夫婦は現実と向き合うこととなります。
SUUMOカウンターはCMで知ったため、
実際にどんな相談ができるかはわかりませんでした。
まだ1歳数か月の長男を連れて行ったため、
長居はできないだろうなあと飛び込みで行ったので、
オンライン面談という形で相談できることになりました。
飛び込みにも関わらず、対応の速さには規模の大きさを痛感しました。
そこではまず、私たち夫婦の家にかかわる考えのヒヤリングが行われました。
はい、そうです。
何にもこたえられませんでした。(笑)
こういうのって普通じゃないんでしょうか?
私たちが決めていたのは、
二世帯住宅を建てたい
希望するエリアはここ!
3500万で50坪程度の予算
ぐらいでした。
なんとなくの予算感は考えていたものの、
これは夫の両親の入れ知恵にすぎませんでした。
そこで、私たち夫婦が突き付けられた現実は次の通りです。
家づくりには、土地探しを除いて約半年~一年程度かかる
建築費が高騰していて、坪単価100万円のHMが増えている
(希望予算の)3500万で50坪程度の家は難しい
土地探しは、タイミングと運があるから早く動くべし
あ、ああああああ、、、
地域の専門誌で、同様のサービスを提供されているものもありました。
そこでもやはり同じことを言われます。
私たちに家づくりは無理なのだろうか、、、
無料相談を経て夫婦で話し合ったこと
このように現実を突きつけられたわけですが、
子の成長に伴って、
タイムリミットは刻々と近づいていました。
そこで、本腰を入れて現実的に家づくりを考えることにします。
いや、最初からやれよ。
私たちが重視していたのは、居住エリアでした。
松本エリア、長野県では中信地方といいますが、
での土地探しを第一優先として家づくりを始めました。
それと同時に、夫が手をつけたのが家づくりの勉強です。
狂ったように毎日間取りを考えたり、
理想の部屋について考えるようになります(笑)
何はともあれ、私たちの家づくりはスタートラインに立ちました。
今回は、無知の状態で無料相談を受けて、
私たち夫婦がようやく家づくりのスタートラインに立ったところまでを記事にしました。
時期を同じくして夫が第二子の育児休暇を取得できたため、
ここから本腰を入れて家づくりが始まります。
#3につづく …