ポメラ日記 2020年5月7日(木) 眼鏡無惨/遅まきながら柏餅
朝、ぱんださんが何やら訴えてるな、と思ったら、「おかーさんのめがねが」と言っている。どうしたどうした、と差し出された眼鏡を受け取ったら、弦がぽっきり折れていた。
あーあ。
まあ、そのような被害に遭う場所に置いていたわたしが悪い。眠る直前に「ケースに入れねば」と思って力尽きたことを思い出す。
一度の油断も許されない、それが対・こどもの日々。
「こんなこともあろうかと…」と、この間新調した予備の眼鏡を取り出す。
眼鏡を増やしたときのささださんの「それ本当に必要だった?」と言わんばかりの視線に今こそドヤ顔で答えたい。
YES。
ぱんださんは、はさみの練習の紙で、折りたたむと四面にお花のキャラクターが見えるようになるやつを切った。そして、とつぜんお話を始める。
「これが、まほうつかいです。これが、おひめさまです。おしろに、まほうつかいが、おひめさまに、あって、きました」
最終的に魔法使いがお誕生日になったり、お姫様がお誕生日になったりした。
良い。
祝日と言うことで、日本語で動画を見ることを解禁している。
そのためぱんださんはピクニックのお弁当を作るやる気が起きず、わたしが一人で作った。
一人で作ると簡単だ…。
初めておにぎらずというのを作ってみた。なるほどこれは楽。
みんなでいつもの場所にピクニックに行く。
途中、側溝の網の下からベニカタバミ(多分)が伸びて、日の当たるところで花をつけているのをみつける。ぱんださんと、すごいねぇと言い合った。
すっかり空が夏の空で、いろんなものがくっきりみえる。影が濃い。
もうすぐ出産の友だちに、我が家ではもう不要になった授乳枕を届けに、自転車に乗る。
途中で昨日の花屋さんに寄り、ミニブーケを作ってもらった。
花屋さんは母の日準備で忙しそうだった。
途中ちょっと迷いながらも、友だちのマンションに到着し、インターフォンでちょっと話して玄関前に荷物を置く。
エレベーターを待っているときに、荷物を取りに玄関に出た友だちと一瞬、会話した。
二メートルの距離。
いつかハグでもしたいものだ。
帰りも迷いかけた。友だちの家の近くの美味しいケーキ屋さんでお土産を買おうかと思ったが、感染防止に入店が一組ずつに制限され、店の外に二組並んでいる。ささださんに子どもたちを見てもらっててけっこう時間が経っている(迷ったから…)ので諦めた。
代わりに近所の和菓子屋さんで柏餅を買った。これは一瞬で買えた。
ぱんださんがブロックで一人遊びをしていて、なんだか設定をおしゃべりしている。~~なんだよ! と言われたので、そうねぇと相づちを打ったら怒られた。
「きにしないでー、そうっていわないで!」
なるほど、一人の世界にカットインされると不快なのであるな。これもまた成長だ、よきかな、と頷いて自分の作業に戻ろうとすると、次の瞬間、くっつけたブロックを掲げて
「これみてみて!」
と高らかに呼ばれた。
難しい年頃だ。
寝かしつけの本は
『まるのおうさま』
『虫ガール』
でした。