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ポメラ日記 2020年5月12日(火) 夫婦喧嘩のオンライン中継

朝起きたら九時だった、もうだめだ…。

もうだめだ、とも言ってられないので、午前中によんださんを抱え、ぱんださんを連れ出す。曇天の、湿度の高い日だ。気温も高くて蒸す。
ストライダーにまたがり、ヘルメットをかぶったぱんださんの、ヘルメットの下の髪の毛があっというまに汗でぬれてうねる。

今日もささださんの仕事の都合で、昼食は家だ。
食べる準備をしてささださんを呼びに行ったら、会議中で外せないとのこと。
じゃあ仕事場に持ってくる? と聞いたら、どっちでも良いと言われる。
わたしはささださんの最善を聞いているのに、ささださんはこちらの最善で良いと答え、すれちがいだと分かっていても考えるコストを払いたくなくてイラッとしてしまい、声がとがる。
のを、テレビ会議中のRuby開発者さまたちに聞かれてしまった。
失礼しました。

就寝が遅くなるのは昼寝をせず夕寝をしてしまうからだ。昼寝をさせるには疲れさせるしかない、と午前中子どもたちを連れ出したわけだが、午後眠くなったのはわたしであった。
ぐらぐらと揺れる頭でぱんださんのごっこ遊びに付き合う。
こどものごっこ遊びは、同シチュエーションの繰り返し、繰り返しに延々と付き合うことが求められる。
交番のおまわりさんになったぱんださんに、手を変え品を変え、「なんとかを落としちゃったんです、届いてないですか-?」と聞きに行く回x15セット
広げたアニアの動物園セットの中で、風邪に倒れたペンギンさんをほかの動物で看病する回x5 みたいな感じだ。しかもぱんださんはパンダしか動かさず、ほかのシャチ、子猿、ペンギン、キリンはすべてわたしがやる。つらい(ねむい)。

三時半頃、仕事を終えたささださんが子どもたちを外に連れ出してくれる。
ぱたりと寝せてもらった。
気を失ってすぐ(体感・実際はわりと長い時間ののち)、外から帰ってきたぱんださんがわたしを起こす。なにしてたの? と聞かれて、一人で休憩していた、と答える。
「じゃあ、ないてた? ぱんちゃんと、おとうさんと、よんだちゃんいなくて」
と言われたので、
「大人になると一人でも結構楽しいんだよ」
と教えた。
「でも、ぱんちゃんは、とってもさみしくなって、ないちゃうんだー」
そうかー、はやく一人でも大丈夫になると良いね。
一人でいるのが平気になると、一人じゃなくなることがあるんだよ。

ところでごっこ遊びが好きで空想がちなところのあるぱんださんだが、実は結構リアリストである。
夕方、ディズニーのアニメを見ながら、かわいく擬人化された豚のキャラクターを指し、
「ぶたとか、かみのけないよねー。それに、えいごとかもしゃべらないよね」
日本語もしゃべらないよ。

とうとうお昼寝しなかったぱんださんが、夕食を食べながら寝落ちそうになる。
「まって! がんばって!」
と声を掛け、慌ててパジャマに着替えさせてふとんに放り込んだ。
その後粛々とよんださんをお風呂に入れて寝かせ、午前ゼロ時に一度起きたぱんださんに本の読み聞かせをしてまた布団に沈めた。

読み聞かせの本は
『くらいくらい』
『ぞうさんの あめふりさんぽ』
『まる さんかく ぞう』
『ぱっくんおおかみ おとうさんににてる』
でした。

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やきとりい
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