RubyKaigiでスタンプラリーをしたら飛ぶように本が売れて.rbも発生していた話
RubyKaigi2023が終わって一週間経ちました。いいKaigiでしたね。たくさんのRubyistが元気に楽しそうに技術にワクワクしている姿はいいものです。
わたしはこの3月から5月、人生初の単著『ユウと魔法のプログラミング・ノート』の準備で大変忙しかったです(無事にオライリーから5/17に発売されました)。加えて子供の卒園&小学校入学準備、RubyKaigi登壇準備等があって、まさしくてんてこ舞いの日々でした。
なのに何故か始めてしまったんです…。スタンプラリー企画を…。
この記事ではRubyKaigi2023で発生した Rubyist Book Authors Stamp Rally について
話の発端
企画の進行の様子
RubyKaigiで何が起こったか
について記録を残します。
スタンプラリー本体についてはこちらの記事をご参照ください
発端
RubyKaigi前後に本を出すRubyistが目立った(『研鑽Ruby』『はじめて作るWebアプリケーション』『RubyとRailsの学習ガイド』など)
わたしは新刊がRubyKaigiに間に合いそうだったので、会場に何十冊か持ち込んで手売りしようかなーと思っていた
研鑽Rubyの角谷さんも現地で売るとのことだったので、なんか最近出した人たちでいっしょに販促できるといいよねーってなった
角谷さん、はじめてWebアプリ著者勢、五十嵐さん、鳥井のTwitterのDMグループでご相談しはじめた
企画の進行の様子
最初想定したのは「複数本を買った人がノベルティをもらえる」形式、でも「スタンプ押すのと購入は別にしてもいいんじゃない?」と五十嵐さんから意見が出て、話しかけたらスタンプになった
江森さんが「ノベルティはしおりどう?」って提案してくれて決定
話しかける目印に腕章作ろうかな〜でも腕章結構高いんだよな〜と悩んでいたら角谷さんが「腕章スポンサー面白そうなんでやりますよ!」って手を上げてくれた
五十嵐さんがShibuya.rbでスタンプラリーをプレ告知したところ、『Railsガイド』の安川さん、『Fluentd実践入門』のモリスさん、そして『うなすけファンブック』のホリグレさんがAuthorsとして参入
鳥井がスタンプラリー台紙・腕章ロゴ、鶴谷さんのイラストを基にしたしおりのデザインをPhotoshopで作成、印刷手配
告知にあたってTwitterのタグを考えて、 #authorsrb と決定したことで、実はわれわれが.rbであったことが判明
鳥井がnoteでイベント告知文を作成、公開したところ、これまで本を出したことのあるRubiysitたちが反応してくれたので、腕章データを公開して「あなたもRubyist Author」できるようにした
RubyKaigiで何が起こったか
なんかめちゃくちゃ本売れました。
『ユウと魔法のプログラミング・ノート』 先行発売分50部完売
『研鑽Rubyプログラミング ― 実践的なコードのための原則とトレードオフ』 100部完売
『はじめてつくるWebアプリケーション 〜Ruby on Railsでプログラミングへの第一歩を踏み出そう』 50部?完売
『『RubyとRailsの学習ガイド2023』』120部完売
『Fluentd実践入門』完売
『うなすけファンブック』持ち込み分完売
そしてめちゃくちゃ交流がはかどった
まとめ
とにかく良かったのが、企画を設計する間に、概念がどんどん拡大していったことだと思います。
スタンプラリーに本は買わなくていいし(本当にやりたいのは交流だったのだ!)
本は商業誌じゃなくていいし(RubyとRailsの学習ガイド)
Ruby Book Author(最初に考えた腕章のロゴ)っていうよりRubyist Book Author がいいし
ならばRubyistが出したRubyistの本ほどこの企画にふさわしい本ある?(うなすけファンブック)
あとRubyistで本出した人はだれでもAuthorなのでは?(腕章ロゴの公開)
みたいに、いーかんじに開いていったのが、あーこれが「人となんかやる」ってことの良さだよなーと思いました…
そしてタグを決めるという「名前探し」の中で athuorsrb という概念が発見されたのも良かった。
authorsrb、次は2023.05.28、名古屋の技術書同人誌博覧会https://gishohaku.dev/ でRubyの本売るってよ。
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