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ポメラ日記 2020年5月16日(土) 雨でダメな日は日記もダメ

午前五時半、泣くよんださんに起こされる。
授乳していると、布団にいなかったささださんが「下でちょっと寝ちゃった」と言いながら寝に来た。
そこから入眠に失敗して、日記などを書く。よんださんがちょいちょい起きる。
七時半ごろ、早くに起こさなければと思いつつも、子どもたちを起こす気力がない。
窓の外に雨が降っている。
よんださんを寝かせたと思ったら、ぱんださんが「いやだー」と泣きながら起きた。
「まじょになってたんけんしたいよう」
と泣きながら言う。
「そうかそうか」
と相づちを打ちながら、髪を撫で、背を叩いてもう一度寝かせる。
本当に嫌そうで悲しそうに泣きながら寝ぼけていたので、たぶんわたしがごっこ遊びを断る夢でも見たのではないか。
ぱんださんが寝たと思ったら、よんださんがふえぇと起きる。輪番制だ。
結局、九時ごろわたしもちょっと寝落ちて、ぱんださんとよんださんが起動したのは九時半だった。
よーし今日はダメな日だな。


ささださんが寝るのが遅かったので、午前中はひとりで子どもたちを取り回す。
朝食はパン、ヨーグルト、ぶどう。よんださんにはヨーグルトだけ。
『こすずめのぼうけん』
『くんちゃんのもりのキャンプ』
『まあちゃんのながいかみ』
『クリスティーナとおおきなはこ』
を読む。てんしん書房さんから選書してもらった一部で、どれも楽しいものばかりだ。ぱんださんは『こすずめのぼうけん』が好きな様子。
が、睡眠が万全でないのと、たぶんすごく気圧が低い。しんどい。
ぱんださんが風船を膨らませてほしい、というのは一緒に出来たが、ごっこ遊びは無理だった。
ぱんださんは「ちょっと悪い」ミニカー・タイラーを持って、警察の車のマット(という設定の)のミニカーを持ったわたしに捕まえさせようとする。
その時のタイラーの抵抗が結構激しく、あ、こりゃあかん、付き合い切れん、と見切る。
ごめんおかーさんこの遊びは無理だ、一緒に遊んでも楽しくないし別の遊びをしよう、それか今はテレビを見ていてくれ、と頼む。
ぱんださんはとても泣いて「おかーさんとこの遊びがしたい」と繰り返した。
酷なことをしているな、と思う。でも今は無理なのだ。
誰かこの子に、わたしじゃない友だちをくれないか。
この友だちとはいまは無理でも、あの友だちと遊べる。そんな環境をくれないか。
たった一人の遊び相手がダメになったらもう誰とも遊べない、そんな状況ではぱんださんは、わたしの顔色を伺うしかなくなってしまう。
キツい。
最終的にはテレビを見てもらうことになった。今日が土曜日で、日本語のコンテンツを見ていい日なのが幸いした。
アマプラキッズの魔法ものを見てもらいながら、ごめんと心の中で謝る。


ささださんが一時ごろに起きてきて、ようやく少し寝かせてもらう。
ばっちり悪夢を見た。仰向けになって全身に圧力を掛けられるという悪夢だ。気圧の影響が分かりやすすぎる。
二時前になんとか復活し、ごはんをどうにか作る。

三時半から、かとりえさんと数日前から約束だった雑談をする。Zoomを使った。
お互いの子どもの様子を話したり、しんどいよねー、と言い合ったり、明るい話題があったりした。
だいぶ元気になった。

雑談が終わって居間に戻り、テレビをみていたぱんださんの隣に腰掛けると、ぱんださんが「もういい? あそべる?」と聞いてくる。
テレビを消して、いっしょにごっこ遊びをした。
それに満足したのか、わたしが夕飯の支度でキッチンに立っても、すんなり笹田さんとの遊びに移行してくれた。

だが、夕飯がもうすぐ出来ると言う段になってぱんださんはぐずぐずになり、何かと思ったら昼寝をまだしていないのだ。
夕飯を食べながら寝落ちした。

夕飯にこちらのレシピで新玉ねぎのバター蒸しをつくったら、簡単だった上にめちゃくちゃ美味しかった。新玉ねぎとバターが入手できた人類はやったほうがいい。



その後、なんだかんだあってぱんださんと一緒にお風呂に入り、続けてよんださんを受け取ってお風呂に入れることになる。
よんださんとお風呂に入るのは久しぶりだ。思わずくまなく全身をチェックする。
よんださんはふくふくとしながらも、しっかりと筋肉がついた、いい赤子の体だ。
体を洗っているときと、湯船で暖めているときに、ちょっとそこにあったから、みたいな感じで乳を吸われる。
特に湯船では、温かい湯にとろんとしながら、口元に柔らかいものをくわえてすっかり安心しており、とても気持ちよさそうだった。

夕寝をしたぱんださんは、就寝時間になってもとてつもなく元気で、お布団の上で踊る。
思わず動画を撮っていると、見せてといわれたので見せる。
「こんなこえじゃなかったけどねー」
と言われて、あー録音した声が自分の耳で聞いてる音とちがうの、もう体験するのかと思った。

寝かしつけの本は
『たいこ』(よんださん用)
『へんてこ へんてこ』
『めだかの おうち』
でした。
『たいこ』は、わたしとささださんとぱんださんで声を合わせて読んでいたら、よんださんがびっくりしていた。

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やきとりい
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