ポメラ日記 2020年3月25日(水) 桜のことは少しだけ
朝からぱんださんが、パンダの顔のついたポンチョを着て朝ご飯を食べていて尊いかわいい。台東区で院内感染が起こったというニュースを聞いて、ひえぇという気持ちになった。
そろそろ、散歩で飲み物を飲むなども、外でやった方がいいのかもしれない。
よんださんを抱えて上野へ行く。
数日前にささださんに眼鏡のフレームを踏まれ、これが修理になると預かりからの数週間留守になる。そして二万円くらいかかる。数ヶ月前にやったばかりだ。
つらいので、ふまれても柔らかい金属のフレームの眼鏡を新調することにした。
今の眼鏡もとても心から気に入っている。余裕があるときに直すつもりだ。
眼鏡、寝るとき以外(お風呂でも)つけている、ほぼ体の一部なので、快適性を追求してしすぎることはない。むしろ死活問題だ。
しかしあまり屋内に長居する気持ちにはなれず、吉池でパンとちょっといい牛乳を買ってさっと帰った。
桜が咲き満ちながらもう散り始めている。
ぱんださんを迎えに行くと、公園に行こうとねだられる。
公園には年かさの子どもが、大きなラジコンカーをすべり台から滑らせて途中で光らせるというのに夢中になっていた。滑り台はやや起伏がつけてあって、一旦フラットになったところから、ヘッドライトを光らせた車がバーンと出てくるのは、確かに不覚にもかっこいいと思ってしまった。
帰り道、八百屋さんに行ってカブなどを買う。おつりは400円。
もう暗いから早く帰ろうねぇと言って、とっぷりと暮れた街角で、ぱんださんの足が止まる。明かりを灯す花屋さんの前で、ぼぅっと中の花を見つめている。
ほしい花があるの? と聞くと、ピンクのはながいい、と答えが返る。
花屋さんに、400円で買える分、ください、と言うと、ピンクのスイートピーを三本包んでくれた。50円おつりが返ってきた。
ぱんださんが、ピンクのスイートピーを三本持って帰る。
道の途中で、いいにおいがするよ、ふんふんしてごらん、と鼻に近づけられる。
すこし甘いやさしい香りがした。
寝かしつけの本は
『まのなかのくつやさん』
『すいぞくかんのおいしゃさん』
『むしとりあそび』
でした。