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ポメラ日記 2020年2月15日 低く、重く、息を潜める


消滅したような一日だった。
今日は土曜日なので朝からぱんださんがいる。
わたしはとてつもなく体が重く、しかしささださんが明け方に寝た気配がしていたので午前中をなんとか回した。助けてディズニーDX。

昼前にささださんと交代してちょっと寝かせてもらう。
昼ご飯をどうしたのかもあいまいだ…なんか買ってきてもらったような気もする……確かそうだ…
ぱんださんが昼寝をして、咳き込んでいるな、と思ったら吐き戻した。
ささださんが機敏に後始末をしてくれた。
心配だが、熱は高くない。
ついでに自分の熱を測ったら自分の方が微熱があった。

夕方前にも二時間弱ほど寝かせてもらう。
起きてきたらささださんが寝た。眠い中子どもを見てもらってたのだろう。とてもありがたい。
しかし、寝かせてもらうときにわたしはささださんに子ども二人を頼む。明示的に、言葉にして。ささださんは本当に用事があるとき以外快く引き受けてくれる。
ささださんは、子どもたちとわたしがいると、特に何のシグナルもなくすっと昼寝してしまう。わたしが「引き受けるよ」という余地はない。
この差についてはいろいろ思うことがあるが、はっきりしているのは、この差が気になるときは大体、体調が悪いか心に余裕がない。
夕方、ささださんが寝て、よんださんも寝入り、ぱんださんが寝たあと一人で起きている。
部屋の明かりは灯さず、外はもう薄暗い。窓の外の木の枝に行き交っていた鳥はもうねぐらに帰ったようだ。じっとりとした湿気を感じる。
気圧がどうにかしているのかもしれないな、と考える。頭痛~るアプリで確かめることはしない。
よしんば外の気圧が実は全然どうでもなくても、わたしの気圧というものがあるかもしれない。低い、重いやつが。
だから息を潜めて調子が戻るのを待つ。


ぱんださんは寝る前には元気になって、
『くろねこちゃこのぼうけん』

『トヤのひっこし』
をよんだ。
『くろねこちゃこのぼうけん』、ハッピーセットのおまけ絵本なのだが、絵もかわいらしいし空想の度合いがちょうどよくて、気に入っている。

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やきとりい
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