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ポメラ日記 2020年5月19日(火) 詩人と暮らす

朝から雨が降っており、これはだめだという気分が高まる。
ぱんださんは九時頃に起き、わたしの枕と自分の小さな枕を並べてそれに横たわり、「ぱんちゃんのべっど」と言っていた。
自分用のベッドやふとんが欲しい、という要望をちらちら言うようになっている。
「でもくっついてねたいの」
自立への長く曲がりくねった道は続く。


家に、星の形のぬいぐるみがある。中に鈴が入っている。
ぱんださんが手に持って、しゃらん、と鳴らす。
「どうしてここにほしがあるか、ぱちゃんしってるよ。おつきさまがくしゃみして、おほしさまがおちてきたの」
ずいぶん可愛らしいことを言う。きらきら星の歌の映像の受け売りだ。
「このほしは、ぬいぐるみだから、ひからないでしょ? でも、かわりに、しゃんしゃんってなるのよ」
これはぱんださんのオリジナル。
美しいこどもの世界。

美しいこどもの世界では、素人手作りの段ボールハウスにも、色とりどりの風船が詰められたり、丸い淡い光のフットライトを持ち込んでぱんださんとよんださんだけで過ごしたり、あっというまに特別な空間になる。
開閉できるよう、三辺を切り取って一辺を残した窓も好評だ。

よんださんが、かくれんぼの本を楽しむようになってきた。
かくれん・・・と、動物が姿を隠したページから、次のページを開いて動物が姿を現すと、嬉しそうに笑う。
まだボール紙の本のページも自分では開けないが、いっしょうけんめい持ったり指で引っかけたりして、自分で遊びたがっている。
ようやく持てた、と思ったら、両手で頭の上へ傘のように広げてしまったりして、とてもかわいい。

夕方、ぱんださんと一緒にびじゅちゅーんを見る。兵馬俑の回だ。
「ぱんちゃんのまちにある? へいばよう」
と聞かれて、
「ない。中国のある一部地域にしか埋まっていない」
としか答えられなくて残念だった。

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やきとりい
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