天鳳位が教える多人数じゃんけんのラス回避術【もう払わない】
おはようございます、ヨーテルです。
僕は昔から、偶然性のあるゲームが好きでした。それで麻雀を長く続けたわけですけど、他のゲームについても考えたことがあります。
大富豪とか、ババ抜きとか、そういう学校の休み時間でやるようなやつはだいぶ研究しました。
学生の頃は無限に勝ちたい小僧だったので、何とか勝てないものかと必勝法を探ったものです。
今回は、そこで見つけた多人数じゃんけんの必勝法を特別に公開したいと思います。
じゃんけんの勝ち方と言うと心理学に基づいて相手の手を予想するとか、そういうのだと思うじゃないですか。
でも、それって必勝法ではないですよね。あくまで勝率を上げるだけです。しかし、今回のは違います。
なんと、2つの条件を満たすだけで絶対に勝てる方法があるのです。
また、必勝とまでは言えませんが、条件を満たさずとも勝率を上げる方法があるので、それも紹介したいと思います。
シチュエーション
あなたは友人同士10人で飲み会をしています。
時間もいい感じになり、そろそろ会計をして解散かという雰囲気になっている時に、こんなことを言いだす輩が現れました。
「今日は1人5千円だけど、じゃんけんで負けた奴が1人で5万円払おうぜ!」
なんてことを言いだすんだ。マズいぞ、今日は5万円も持ち合わせていない。しかし、周りは既にじゃんけんをしようと手を上げている。クソ、何でそんなノリノリなんだお前らは。
絶対に負けられない戦いが始まった……!
必勝法
10人でじゃんけんをして、最後に負け残った1人だけが敗者という状況。まともにやったら負ける確率は10%です。
しかし今回のは必勝法ですので、これを使えば絶対に負けることはありません。
さらに言えば、必ず1回戦で抜けられます。
では、必勝の状況を作るための2つの条件を紹介していきます。
条件その1 初手がわかっている人がいる
条件その2 毎回手を変える人がいる
これだけ聞いて「ああそういうことね」となった人は相当ゲームセンスがありますね。
では一つずつ解説していきます。
条件その1 初手がわかっている人がいる
じゃんけんの大原則として、相手の手がわかれば絶対に負けることはありません。
そんなのわかるわけないって?確かに、9人全員の手を当てるなんてメンタリストDaiGoでも無理でしょう。
でも、9人の中にたった1人だけ、それも最初の1手限定でよければ、もしかしたらわかるかもしれません。
じゃんけんするたびに最初の手が決まっている人。意外といるものです。学生時代、そういう人がいたりしませんでしたか?
もしいればビッグチャンス。初手はその人の手に勝つ手を出すだけで負けることはありません。
まあ、わからずとも10人でじゃんけんをしてあいこになる確率は94.8%もあるので、大体あいこで抜けられます。
むしろ、大切なのは次の条件ですね。
条件その2 毎回手を変える人がいる
これに気付けたらもう必勝です。
じゃんけんであいこが続いたとき、同じ手を出し続ける人はいないと思いますが、違う手を出し続ける人はよくいます。仮にその人をAとしましょう。
初手でAがチョキを出してあいこになりました。次のAの出す手は?
Aは同じ手は出さないのでグーかパーですね。それなら、こちらはパーを出せば負けることはありません。
つまり、Aが出した手に負ける手を出し続けている限り絶対に負けないという必勝法です。(漢気の場合は逆)
これで無事、ただ飯にあやかることが出来ました。よかったですね。
大体負けない方法
必勝法の2つの条件を紹介してきましたが、現実はそこまでよい条件がそろっていることは少ないです。
そういう場合でも、かなり必勝に近い確率で勝てる方法というのがあるので、それを紹介します。
まず初手は直感で出します。相手の情報がないので、出す手は何でも大丈夫です。(一応パーが勝率高いとかいう説はあるけど正直誤差)
ここで負けたら不運すぎますが、その場合でも下記の方法を使って2回戦以降に挑んでください。1人負けの1発KOはふて寝で。
10人もの人数でやるなら、大概1発では決まりません。あいこになります。
その時、相手の出した手を大体でいいので頭の中に記憶してください。ここで覚えるべきは、どの手が一番多く出ていたかです。
ちょっとやってみましょう。
最初はグー!ジャンケンポン!
はい、覚えましたか?
パッと見、パーが一番多く出ていそうですね。
そしたら、次は一番多く出ていた手に負ける手を出します。今回ならグーです。
人間はこういう時、手を変えてしまうことが多くなります。意識的にランダムを作ろうとするのです。
ですが、ランダム=バラバラに手を出す事ではありません。
麻雀をやる方ならご存知でしょう。3連勝や3連ラスなど、日常的におこりますよね。あれが本来のランダムです。
ましてやじゃんけんは3つの手しかないのですから、ランダムなら5連続で同じ手が出てもおかしくありません。でも現実でそういう出し方をする人は少ない。
人間の感覚では毎度毎度手が変わり、3回手を出したらグーチョキパーが1回ずつ出ているという状況を自然と感じてしまうからです。
手を変える事が正常、同じ手を出すことを異常とするなら、自分が負けるパターンはマジョリティーの手を出した全員が異常な行動をとった時のみとなり、相当なレアケースになる……という考え方です。
実際には出た手が3:3:4などで拮抗している時もあるでしょう。そういう時は何を出しても大丈夫です。どうせ次もあいこになります。
もう少しこの戦術を発展させてみましょう。実際10人もの人間でじゃんけんをやったとしたら、数回はあいこが続くことが多いでしょう。
もちろん、ここで自分はマジョリティーに負ける手を出し続けるわけですが、ここで相手をさらに観察します。
そして、毎回手を変えている人がいるかどうかを探します。
もしいたらしめたもの。必勝法の条件2を満たすので、後はその人が出した手に負ける手を出し続けるだけで勝てます。
これは少々難易度が高いですが、訓練すれば身につけることが出来ますので是非やってみてください。
弱点
というわけで、この方法は条件を満たしていれば必勝、そうでなくてもほぼ勝てるという素晴らしい方法なのですが、弱点があります。
10人もの人間でじゃんけんしていると、あいこが何連続もする場合があります。5連続くらいならいいですが、20連続あいことかになるとちょっとダルくなってきますよね。
そうなった時「もうめんどくさいからトーナメント制にしようぜ!」とか言い出す奴が出てくると一瞬で破綻します。
まあこの方法、必勝法の条件さえ満たしていればたとえ1対1でも負ける事はないのですが、たった1人の対戦相手が条件を満たしているというのも中々難しい話です。
その場合は確率通り戦うか、それとも出す手を宣言したりして心理戦に持ち込むか。そこは個人の判断にお任せします。
では、今回はこの辺で。この方法でじゃんけんを制して、無駄な支払いをなくせるようになるといいですね。
ごきげんよう。