初心者にこそサンマはありか?【楽しく覚えるために】
おはようございます、ヨーテルです。
ここ数年、新たに麻雀を始めてみようという人が増えましたね。
ですが、麻雀は覚えるのが大変なゲームです。点数計算が出来れば一人前と言われたりもしますが、点数計算もルールの一つです。
ゲームを遊ぶにあたってルールを覚えるのも難しいというのは、初心者にとって中々ハードルが高いのではないでしょうか。
そこで、初心者には三人麻雀(以下サンマ)を遊んでもらうのもいいんじゃないかなぁと、ふと思った次第です。
メリットデメリットありますので、その辺をまとめて解説していきたいと思います。
本記事を書くにあたって福地誠先生のサンマnoteのデータを参考にさせていただきました。
本記事で私が記述しているデータは、全て無料部分に書かれているデータです。更にサンマについて深く知りたい方は、是非有料部分の購入をおすすめします。
メリット1 たくさん和了れる
まず僕の初心者時代の話をさせてください。
僕は麻雀を初めて半年くらい、ハンゲームで麻雀を打っていました。
その時の成績がこちら。
ひ、ひでぇ成績だ……
しかもこれ、半分くらいは鳳凰卓にいった後に打ったものですからね。
多分、当時の和了率は2割切ってたと思います。そしてこの放銃率。こんなゲーム……
はい、完全に萎えました。
このクソ成績を出した後、僕は麻雀を半年間ほどやめました。
これが唯一、僕が麻雀から離れた時期です。それほどまでに、和了れないというのはつまらないのです。
一方、サンマならどうでしょうか。3人なので、どんなに拙い打ち方をしても、25%は和了れます。
もちろんその分放銃は増えてしまうでしょうし、中々勝てないかもしれませんが、和了る楽しさを見出すと言う点ではサンマは非常に優れていると言えます。
メリット2 和了りまでの道がシンプル
ヨンマとサンマの違いとして大きいのは、チーがあるかないかです。
ヨンマの和了りの半分は鳴いた手。チーなしで戦うと和了率がガクッと落ちてしまいます。
昔の僕は、役なしのチーをしては和了れないなんてことを繰り返していました(笑)
それは僕がアホなだけかもしれませんが、チーは中々に曲者であることは間違いありません。
例えば、こんな手牌があったとしましょう。
ネット麻雀で打ってるとします。イーシャンテンです。
ここに上家から6mが切られました。チーすればテンパイなのでチーボタンを押します。
すると、こんな表示が出てきます。
この5択から正しい選択肢を選んでください……って、初心者にはちょっとレベルが高くないですかね?
初心者にこれを正解しろと言うのは少々酷です。しかし、正しい選択をしなければ和了率が落ちてしまいます。
このように、チーは重要なくせに難しい技術だから厄介なのです。
ちなみに、正解は57mでチー。45678mの形が残って三面張になるからですね。チーに赤を入れるかはどちらでもよいです。
一方、サンマならポンしかありません。役牌だけ鳴いておけば、昔の僕のように役なしで仕掛けるなんてこともないでしょう。
そして、サンマはヨンマと違い門前手で和了る比率が高いです。大体3回に2回は門前です。
基本は門前、役牌だけポン。これだけ覚えておけば、初心者でも簡単に和了ることが出来ます。
メリット3 点数計算が簡単
麻雀最大の障壁、点数計算。何が難しいって、符計算が一番難しいですよね。
門前ロンは3900?5200? 鳴いた手は? カンが入ると? 愚形ツモってテンパネ?もうわけわからん!
こんな感じでしょうか。しかも、ヨンマは満貫未満の和了りが76.3%もあります。4回に3回は符計算が必要となってくるのです。
和了りの大半の点数がわからないというのは辛いですよね。
しかし、サンマであればドラが多いため満貫になりやすいです。データによると、サンマは満貫以上のが和了りが56.1%もあるそうです。何と驚異の5割越え!
満貫以上であれば覚えやすいです。役の数数えるだけですから。
また、場所によっては符計算が一切不要のサンマもあります。1翻1000点、2翻2000点、3翻4000点、4翻満貫みたいな。
ネット麻雀でそういったルールのサンマはあまりないですが、初心者に麻雀を教える際には、こちらのルールを検討してみるのも良いのかなと思います。
まずは役を数えられるようになってから、ヨンマの符計算にチャレンジする。というのはプロセスとして結構優れているのではないでしょうか。
デメリット1 難しい形が頻出する
初心者がサンマをやる際、最大のデメリットがこれです。ここまで記事を読んでいて、同じことを思われた方もいたのではないでしょうか。
確かに、初心者がメンチンの多面待ちを捌くというのは不可能です。捌けたらもうその人は初心者ではありません。
これに対しては、2つの対処法があります。
1:講師が後ろについて形を丁寧に教えてあげる
これは健康麻雀教室ならではですね。ヨンマでも難しい形は登場します。その頻度が上がっただけですので、講師の資格を持った方ならば対処できるでしょう。
2:雀魂のアシスト機能を使う
初心者がネット麻雀でサンマをやる際には、雀魂をお勧めします。
雀魂は聴牌すると待ちを教えてくれる機能がついているため、聴牌してしまえば何とかなります。
こんな感じで、何を切ったら何待ちになるかが表示されるので、難しい形でも待ちを選ぶことが出来ます。(画像はかなり難易度が低いですが……)
言うて毎回難しい形になるわけではありませんし、形に強くなりやすいという意味ではサンマのメリットになる人もいるのかなと思います。
デメリット2 射幸性が高い
サンマはヨンマに比べて派手な展開になることが多いです。これは人によっては麻薬となります。
待ちが少ないけど打点は倍満あるみたいな手をツモったときは脳汁がブッシャ―!とあふれ出します。
サンマを教えたばっかりに、初心者がサンマに浸かってしまいヨンマに魅力を感じなくなることがあるかもしれません。
ギャンブラー気質の人にサンマを教える時はちょっと注意ですかね。
デメリット3 勝てない
これは麻雀教室やネット麻雀でサンマを覚える方には関係ない話です。
職場や大学の先輩などから麻雀を教わる時、サンマから入ってしまったときに起こりうる問題です。
ヨンマもサンマも、初心者が勝つのは運に恵まれないと難しいですが、サンマは特に勝ちにくいという性質があります。
もちろんヨンマに比べればトップ率は上がるので、トップを取るのが楽しいと感じる人には良いでしょう。
しかし、初心者が打ち慣れた人相手に勝ち越すのは、1日単位でも難しいのがサンマです。
なぜかと言うと、ヨンマよりサンマの方が実力通りの成績が出やすいからです。
ヨンマは自分の打牌(実力の出る部分)が全体の25%ですが、サンマは33%もありますからね。
連盟の佐々木寿人プロは、テレビで見る時はヨンマのプレイヤーですが、普段はサンマで稽古をつけているらしいです。
サンマは面白い反面、ストイックな一面も持っているゲームです。
職場仲間とやる場合は、多少のお気持ちを表明しなければならないこともあるでしょう。そうなった場合、負けてやる気がなくなってしまう人もいるかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
以前、麻雀講師のメカゼットンさんがこのような記事を書かれていました。
要約すると、初心者がツイてなくて全然和了れない。つまらない。どうすればいい?という内容です。
僕も和了れない苦しみは、ハンゲームの麻雀で実感しています。僕のは下手だっただけですが、方向性は似てるのかなと。
これに対して、僕も何か案を出せないかなと思って書いたのが今回の記事になります。
メカゼットンさんの記事にもある通り、僕の示した方法も本質的な解決策ではないのかもしれません。
しかし、サンマならば自分の選択で和了れる回数が増えますし、1試合にかかる時間も短いので、例え和了れなくてもよし、次のゲームいこう!となりやすいのではないかと思います。
まぁここまで言ってきてなんですが、僕も全くの初心者にサンマから教えた経験はありません。
いつか、初心者に麻雀を教える時が来たらその時はサンマをおススメしてみようかと思います。
そして、この記事を読んでくださった皆様、是非初心者の方にサンマをおススメしてみてください。いい結果が出ることを期待しています。
ただし、ノーレートで。
また、俺はサンマから麻雀を覚えたよ!いう方がいましたら、ぜひ体験談を聞かせていただきたいです。
関西圏だとサンマが主流なので、そういう方は多いかもしれませんね。
コメント欄や、Twitterでのつぶやき等、お待ちしております。
では、今回はこの辺で失礼します。ごきげんよう。