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【天鳳】完走した感想【麻雀】

 「天鳳位」とは、ネット麻雀天鳳における最高ランクの称号であり、保有しているアカウントは2020年11月の時点でわずか17。

 天鳳14年の歴史の中で17人しかいないのだから、基本的に排出ペースは年に1~3人。0人の年もザラにある。

 天鳳位になるために登る十段坂。これはトップ2回がラス1回で消し飛んでしまう鬼配分となっている。距離も長い。

 名だたる天鳳プレイヤーが転げ落ちていったのを、見続けていた人も多いだろう。私もそのうちの一人であった。天鳳位や、そこに挑戦する鉄強たちに憧れる無垢な少年であった。

 彼らの活躍を眺めるのと同時に、自分がその一員になることはおそらくないだろうなという気持ちもあった。


 そんな中、不意に自分にも天鳳位への挑戦権が与えられることになる。

 十段昇段。正直これで大満足だ。今後どのフィールドに行っても、天鳳十段というだけで多少は箔が付くし、十段経験者で現在プロとして大活躍している人もいる。その人たちと肩を並べられるのだ。満足しないわけがない。


 でも、もしこの先にいけたら……ほぼほぼ叶わないであろう夢も、目前に来てしまえば期待を抱いてしまうものだ。

 

 元々自分は打数の少ないタイプだったが、十段になってからは、打つタイミングにますます気を遣った。

 寝起きor寝る前には打たない。空腹or満腹時にも打たない。ラスを引いたらやめる。必ずトイレを済ましてから打つ。部屋が寒い時は暖房器具で温めてから打つ。etc……

 今にして思えばこれは、1日でも長く十段にいたいという臆病な気持ちの表れだった。ここまで徹底したところで成績に大きく影響を及ぼすとも思えない。

 十段坂は落ちるもの。期待をしつつも、天鳳の歴史を見てきた私はそういう前提で打っていた。


 しかし。予想だにしない事態が起こった。

 なんと、天鳳位の折り返しまで到達した。驚くべきはその成績。

 十段開始から31戦で13-8-7-3。

 なんじゃこりゃ。私の天鳳の歴史の中で、1.2を争う確変区間が出現した。

 東場のリードはほとんど守り切れるし、南場のビハインドは程よくラス回避の和了ができる。

 これはワンチャンあるのではという期待が嫌でも登ってくる中、それでも厳しいという現実があるのもまたしかり。


 天鳳には昇段シミュレーターというツールを提供してくれている方がいる。これは自分の順位率から昇段率を計算してくれるツールである。

 これにかけてみたところ、この時点で天鳳位への昇段率は5割だった。この時の私の気持ちは「5割もあるのか、予想よりあるな」という感じだった。

 何人もの実力者がこの折り返し地点から叩き落されてきたのを見てきた。5割もあれば十分。

 コイントスと同じだろう。投げてみようじゃないか。


 

 そして。


 十段昇段から87戦。 


 コインは表を向いていた。


  十段通算成績 35-18-23-11

 トップ率40%、ラス率12%。人知を超えた何者かの力により、私は天鳳位へ押し上げられた。




天鳳位になって

 自分としても意外なほどあっさり、頂へ到達してしまいました。正直実感は全くありません。

 Twitterのプロフィール欄も天鳳位へ変更しましたが、それを見るたびに「この人天鳳位なんだ……あっ、俺やったわ」となる始末。まるで自分が2人いるような感覚に陥ります。

 なんか哲学的な話ですね。


 周りの方からもたくさん祝福の声を頂き、いいねの数は過去最高を更新しました。フォロワーさんもめちゃくちゃ増えました。インフルエンサーの方からもフォローを頂きました。

 あまりの反響の多さにビビっているというのが現状です。

 多分、自分が天鳳位だと胸を張って言えるようになるまでは、まだまだ時間も実績も足りないのだと思います。

 天鳳位になってなくても、絶対俺より強いだろって人沢山いるからねw


これから

 このnoteでは天鳳の牌譜を利用した自戦記&戦術記事を書いていましたが、天鳳位目前になったことでそれを休止していました。それを再開しようと思います。

 とりあえず、十段3500ptから天鳳位まで。zeRoさんいわくヒラリーステップと呼ばれている天鳳の最終試練の模様を、全試合取り上げます。

 試合数も多いので、道中の何試合かは有料販売にする予定です。無料部分を読んで、興味を持たれた方は是非ご祝儀として買っていただけると嬉しいです。


 それと並行して、自分の打ち手としての活動をどうするかというのをここ数日間、天鳳位になる前からずっと悩んでおりました。

 結論から言いますと、2アカ目天鳳位を目指します。

 僕は9年間天鳳を打ってきましたが、あまりに打数が少なく鳳凰卓東南戦の打数はまだ2000に届いていません。これは歴代天鳳位の中でも相当少ないほうになると思います。

 なぜこんなことになっているかといいますと、僕は牌譜検討に重きを置いていて、打つのはあまりいいかな……というスタンスを取っていたからです。天鳳を開いたはいいものの、牌譜検討をして終わりという日もありました。

 その他にも、放送対局や麻雀の実況動画を見る事に時間を取った結果、僕の打数は全く伸びることはありませんでした。

 ネット麻雀の鬼打ち力が足りない。ここが僕の最大の弱点です。


 この9年間は知識をインプットする時間でした。しかしそれはもう終わりにします。これからはアウトプットの時間です。

 鬼打ちして、もう一度天鳳位になれるよう。尊敬する打ち手の皆様に少しでも追いつけるよう。ここがスタート地点だと思っていちから頑張りたいと思います。


 もちろん、その様子は戦術記事としてnoteやTwitter上で配信予定ですので、是非お付き合いいただければ幸いです。

 後出来れば動画配信もしたい……(・ω・)


 色々やっていく予定ですので、これからの躍動にご期待ください!

麻雀について色々な記事を投稿します。 応援よろしくお願いします。