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カタカムナウタヒ 第3首

○中心図象は「フトマニ」
○音声符と図像符の構成
○全12個の生命音を使用
○7種類の音声符と1種類の図象符

思念

フ(fu)

潛象系・増える・負・対

ト(to)

統合・重合・向かい

タ(ta)

分かれる・生まれる・独立と発生・出すと出る

マ(ma)

受容と需要・現象・宇宙球全体・現象物個々

ノ(no)

時間をかける・新生命の発生・すべき方向・変遷して進む

ミ(mi)

実態と光・生命の実体・潛象と実質・粒子

ミコト(mikoto)

ミ=実態と光・生命の実体・潛象と実質・粒子
コ=繰り返し・転がり・入と出
ト=統合・重合・向かい

フ(fu)

潛象系・増える・負・対

ト(to)

統合・重合・向かい

マ(ma)

受容と需要・現象・宇宙球全体・現象物個々

ニ(ni)

圧力・生命活動と存在・中和安定平衝・状態の存在

ニ(ni)

圧力・生命活動と存在・中和安定平衝・状態の存在

考察

中心図象が「フトマニ」ですので、私達の性質の活動(四相)を説明していると考えます。

「ミコト」(図象符)とは、どんな完成された生命活動をさしているのか?
「ミコト」(図象符)の後の音声符は、何を説明しているのか?
「ミコト」(図象符)と「フトマニ」(中心図象)には、どのような関係性があるか?
このような点を意識しながら、この首の思念を感じて行きたいと思います。

また、生命音・音声符・図象符の種類・総数が「第2首」と同じ構成になっている事も、気になるところです。

要約

潛象界で対となるものが、重合・統合をして、分かれながら独立と発生を、宇宙全体に時間をかけながら変遷して進み、生命の実体となり、生命体は繰り返し統合・重合をして行く。
潛象界で対となるものが、重合・統合をしながら、宇宙全体に存在して、生命活動をしている。

解釈

私は、「ミコト」(mikoto)を「繰り返し生命活動をする生命体」と解釈します。
目に目ない世界(潛象のカム)で、「-・+」「陰・陽」等の正反となる「対」となるものが「統合・重合」するとは、まさに「四相」を生み出す活動を指しており、「フトマニ」(中心図象)=「ミコト」(図象図)=「四相活動」を連想させます。

正反する2つの「対」が、「統合・重合」して4つの性質が生まれ「生命体」(ミコト)となる。
「ミコト」(mikoto)は、この「対」となり、「四相」の性質となるサイクルを繰り返し行なっていく。
そして、この「ミコト」(mikoto)は、宇宙全体に存在している。
と、私は解釈します。

感想

生命体とは、私達も含み「生命粒子の集合体」を指し、第2首では、この集合体は様々な「カミ(kami)」のサイクルが集まる事を述べていました。
また、このサイクルは「ヤ・タ・ノ・カ・ガ・ミ」の活動をして、「ヤタノカガミ(yatanokagami)」の空間が創造されていると解釈しました。

この第3首では、「繰り返し生命活動をするのが生命体」であり、このサイクルを「ミコト(mikoto)」(図象符)と称し、「フトマニ(futomami)」(中心図象)の活動を示しています。

この首の最後は「ニ」「ニ」で終わっていますが、第2首でイメージした、「闇に光」をもたらす、「アマ(天)界をテラス(照)大きなカミ(大御神)」に続き、「瓊瓊杵命(ニニギノミコト)」が思い浮かびます。
神話に於いては、天照大御神の子である、天之忍穂耳命(アメノオシホミミ)から生まれたとされていますが、「ニニギ」を思念読みすると、「生命活動の存在が対向発生する」となります。
すなわち、「目に見えない生命活動が、目に見える生命活動になる」と読み解けます。
そして、この「命(ミコト)」が持つ「剣」の刃は「十字」になっており、突き刺す事によって、「4つ」に物事が分かれるようになります。
まさに、これは「フトマニ」をイメージしてしまいます。

ダークマター(暗黒物質)が解明され、「アメノオシホミミ」の生命活動を科学的に分析し、そのメカニズムが解明された時、私達の「心」である「四相」が、科学的に立証されるのかも知れません。

ア=生命・感じる・あらゆるもの・左回りに連なる・宇宙と始元量
メ=芽と発生・指向と思考・秘める・カムからカタ
ノ=時間をかける・新生命の発生・すべき方向・変遷して進む
オ=奥深い・環境・広がる
シ=示す・現象・死
ホ=充電・充たす・根本
ミ=実態と光・生命の実体・潛象と実質・粒子
ミ=実態と光・生命の実体・潛象と実質・粒子

また、第2首の「カミ(kami)」同様に、全12個の生命音を使用し、
7種類の音声符と1種類の図象符で構成されていますので、種類は違いますが、同じ数の「生命」で、「ミコト(mikoto)」が創造されているのが、気になるところです。



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