カタカムナウタヒ 第6首
○中心図象は「ヤタノカガミ」
○全て「音声符」で構成
○全24個の生命音を使用
○23種類の音声符
思念
ソ(so)
外れる・宇宙空間・現象空間
ラ(ra)
場・現れる
ニ(ni)
圧力・生命活動と存在・中和安定平衝・状態の存在
モ(ro)
漂うと雲・連なる・モヤッと
ロ(ro)
空間・抜ける・まとまる
ケ(ke)
放出・変化・分化性
セ(se)
引き受ける・発揮・発動しながら
ユ(yu)
湧き出る・湧き出す
ヱ(we)
届く・恵まれる・増殖する
ヌ(nu)
突き抜く・貫く・潜象・計算不可
オ(o)
奥深い・環境・広がる
ヲ(wo)
奥に出現・似る
ハ(ha)
引き合う・正反
エ(e)
うつる・繁栄・現象の方向・伸ばす
ツ(tu)
集まる・個々の・換える
ヰ(wi)
存在・アマとカム・潜象と現象
ネ(ne)
充電・充たす・根本
ホ(ho)
引き離す・関わり・調和
ン(n)
(音を強める・念を押す・大元)
カ(ka)
カタの根源・アマ始元・生命根・生命・ちから
タ(ta)
分かれる・生まれる・独立と発生・出すと出る
カ(ka)
カタの根源・アマ始元・生命根・生命・ちから
ム(mu)
広がり・六方環境
ナ(na)
核・重要なもの・何回も・変化
考察
第5首では29種類の音声符で作られ、今回は19種類の音声符で構成されています。
これにより、5・6首を合わせて、48音の音声符(生命音)全てが使用された事になります。
第5首では29種類の音声符で、生命体の生命粒子のサイクル(順番)を説明していると解釈しましたが、この6首でも中心図像が「ヤタノカガミ」である事から、生命体の生命粒子のサイクルを、19種類の音声符で説明していると考えます。
また、強調で使用すると考えられいる「ン」の後に、「カ・タ・カ・ム・ナ」と来ているので、18種類の音声符の順が「カ・タ・カ・ム・ナ」の活動を表現しているのではないかと感じます。
要約
空間に現れる生命活動の存在は、漂う雲のようにまとまり、変化を発動しながら湧き出て増殖している。
これは潜象の奥深い環境で出現し、正反する現象の方向に集まり、潜象と現象の根本となり引き離れる。
この引き離れる事が、生命のちからが独立して発生し、生命のちからが全方向に広がる重要なものとなる。
解釈
このウタヒは、第4首の「ヨソヤコトホグシウタ」や、第5首の「ムナヤコトアウノスヘシレ」をイメージすると、理解し易いと思います。
「イ(今)」が終わった後、私達の感情や意思などの「四相」は、ム⇒ナ⇒ヤと進みコ⇒トを行い、新しい「ヒ」を迎えて行きます。
個々の「ヤ(極限)」に達した後、潜象界(カム)では「カタチサキ」(形が裂かれる)となった極限の粒子が、漂う雲のようにまとまりながら、変化を繰り返し増殖していると前半に説明しています。
潜象界(カム)で増殖した粒子は、正反する現象界(カタ)へ進む習性があり、これが「カ・タ・カ・ム・ナ」にとって、重要な活動であると解釈します。
感想
私達が日々行っている「仕事」「学問」「趣味」「恋愛」等、全ての活動は、ヒフミヨイのサイクルで個々に活動しており、個々の極限(ヤ)まで達すると、一度壊れる(分割)必要がある。
この時の生命粒子の活動が「ソラニモロケセ~」であり、これにより新しい「ヒ」がカタ世界に現象として現れ、次のイ(今)が創造されているのではないでしょうか?
私達は、感情を味わいながら、何かしらの目標に向かい日々を過ごしていますが、何となく過ごしていても「カタカムナ」のサイクルで生きています。
例えば「好き」と言う感情も、個々に極限(ヤ)を迎えた時には、好きな物や人のマイナス面を見つけて、それらを受け入れたり、諦めたりしながら、次へ「マワリテメクル」して行くものではないでしょうか?
第5首が「生命活動のサイクル」であるならば、この第6首は、「個々の生命粒子のサイクル」を説明しているのではないかと私は考えています。
生命活動のサイクル(ウタヒ第5首)を理解して、個々の生命活動(ウタヒ第6首)をイメージするだけでも、カタカムナを活用した日常を実感出来と思います。
ウタヒ第5首と第6首は、カタカムナの代表とされている2つですが、48種類全ての音声符(生命音)を使い、カタカムナの基本原理を述べているように感じます。
そして、現代科学はまさにこのカタカムナの解明に向かっているような気がします。