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カタカムナウタヒ 第2首
○中心図象は「ヤタノカガミ」
○音声符と図像符の構成
○全12個の生命音を使用
○7種類の音声符と1種類の図象符
![](https://assets.st-note.com/img/1661777573473-9Ont5uImYE.jpg)
思念
ヤ(ya)
飽和・還元・極限
タ(ta)
分かれる・生まれる・独立と発生・出すと出る
ノ(no)
時間をかける・新生命の誕生・すべき方向・変遷して進む
カ(ka)
目に目えない、カタの根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
ガ(ga)
目に見える、カタの根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
ミ(mi)
実態と光・生命の実体・潛象と実質・粒子
カ(ka)
目に見えない、カタの根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
タ(ta)
分かれる・生まれる・独立と発生・出す・出る
カ(ka)
目に見えない、カタの根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
ム(mu)
広がり・六方環境
ナ(na)
核・重要なもの・何回も・変化
カミ(kami)
カタの根源は実態と光・アマ始元が生命の実体・生命の根源は潛象にあり、生命が実質である・ちからの粒子
考察
中心図象が「ヤタノカガミ」ですので、私達が存在している「空間」(しくみ・構成・サイクル等)に関わる内容だと考えます。
今回私が一番気になるのは、「ヤタノカガミ」の図象符と、「ヤ・タ・ノ・カ・ガ・ミ」の音声符の違いです。
図象符とは、「生命と生命がまとまり、完成されたしくみ(サイクル)」の象徴であると私は捉えています。
48音の生命を、全て受け入れている空間、つまり個々の自分自身であり、地球環境であり、宇宙全体が「ヤタノカガミ」(図象符)だと考えています。
ですので、現実の自分と、映し出されている自分の「二重構造」(カタ・カムナ)が全体で、それを示す為に、神社や神棚には、「八咫鏡」が配置されていると思っています。
では、音声符で響かせる「ヤ・タ・ノ・カ・ガ・ミ」は、どのような思念活動となるのか気になるところです。
![](https://assets.st-note.com/img/1662033884252-F8TwYB2EOf.jpg?width=1200)
そして、最後に「カミ(kami)」が図象符で描かれています。「カ(ka)」と「ミ(mi)」が融合すると、どのような完成されたしくみとなるのか?
この2つのポイントを注視しながら、解釈して行きたいと思います。
要約
極限のものが独立して発生し、時間をかけながら、目に見えない生命のちからと、目に見える生命のちからで、生命の実体となる。
目に見えない生命のちからは、独立して発生し、その生命のちからは全方向に広がり、重要なものとなる。
それが潛象にある根源である。
解釈
私は、「カミ(kami)」(図像符)を「生命(生命体)を作り出す根源(始まり)」と解釈しました。
ですので、私達が存在する為の最初の「図象符」が「カミ(kami)」であり、この様々な「カミ(kami)」のしくみの「重合・統合」によって、私達は創造されていると考えます。
また、48種類あるそれぞれの生命の組み合わせによって、様々な「カミ(kami)」が創造されてくるのではないでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1662036181687-p8CkEUq5ss.jpg?width=1200)
そして、この「カミ(kami)」は、「目に見える生命」と「目に見えない生命」の「ちから」によって創造されていると述べています。
感想
第1首では、「ミクマリ」を中心図象にして、私達の存在自体が、目には見えない「ちから」となって、「-・+」「光と闇」等の性質を持ち、新たな生命粒子を創造していると述べていましたが、この第2首では、その生命粒子が、「目には見えない生命」と「目に見える生命」となり、「カミ」を創造すると述べています。
そして、中心図象が「ヤタノカガミ」になっている事から、「カミ」となった生命粒子によって、私達は創造され、この世界も創造されていると考えます。
「目には見えない生命」と「目に見える生命」の「ちから」を「カ・ガ」と響かせ、「実態と光・生命の実体」等の思念を持つ「ミ」を組み合わせて、「カガミ」となり、「カミ」が創造される過程を述べています。
この2つの世界を映し出す道具が、「鏡」として、現代でも継承されている事も、納得が出来ます。
また、古事記では様々な神話が描かれていますが、各神名は、各生命の思念活動を物語にしているのかも知れません。
この探究は別の機会にしようと思いますが、「天照大神」と「天の岩戸」の神話があります。
「アマ世界を照らす(テラス)大きな神(カミ)」と言い換える事が出来ます。
「闇」の世界に「光」をもたらす為に、様々な神(カミ)達がお祭り(活動)をし、岩戸が開いてこの世が出来てくる…
これを細かく分析すると、闇(ダークマター)と光の世界の解明に繋がるかも知れません。
話は逸れましたが、音声符の「ヤ・タ・ノ・カ・ガ・ミ」では、カミが創造される「メカニズムの概要」が述べられており、図象符の「ヤタノカガミ」では、様々なカミ(神々)の集合体が、空間(世界)を創造しているのではないかと推測しました。
簡単に言うと、私たちの「目に見える世界(カタ)」と「目に見えない世界(カム)」を写し出しているのが「ヤタノカガミ」であり、二つの世界が成り立つ「ナ」を生み出している。
これが「カタカムナ」であり、このメカニズムを「神(カミ)」であると、私は感じ取ります。
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