カタカムナウタヒ 第8首
○中心図象は「ヤタノカガミ」
○全て「音声符」で構成
○全25個の生命音を使用
○15種類の音声符
思念
ウ(u)
カタ世界・カタカムの境界・転ぶと合わす・生み出す
マ(ma)
受容と需要・現象・宇宙球全体・現象物個々
シ(si)
示す・現象・死
タ(ta)
分かれる・生まれる・独立と発生・出すと出る・解き放つ
カ(ka)
現象(カタ)の根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
カ(ka)
現象(カタ)の根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
ム(mu)
6次元・広がり・六方環境
ア(a)
生命・感じる・あらゆるもの・重なりと左回り・宇宙と始元量
シ(si)
示す・現象・死
カ(ka)
現象(カタ)の根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
ヒ(hi)
1次元・全ての根源・始元と根本・出ると入る
ヒ(hi)
1次元・全ての根源・始元と根本・出ると入る
コ(ko)
9次元・繰り返し・転がり・入と出
ト(to)
10次元・統合・重合・向かい
コ(ko)
9次元・繰り返し・転がり・入と出
ロ(ro)
空間・抜ける・まとまる
チ(ti)
凝縮・持続的・小さな
マ(ma)
受容と需要・現象・宇宙球全体・現象物個々
タ(ta)
分かれる・生まれる・独立と発生・出すと出る・解き放つ
ノ(no)
時間をかける・新生命の発生・すべき方向・変遷して進む・持続する
ト(to)
10次元・統合・重合・向かい
キ(ki)
粒子・対向発生・エネルギー・動きと気
オ(o)
奥深い・環境・広がる
カ(ka)
現象(カタ)の根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
シ(si)
示す・現象・死
要約
カタとカムの境界から、現象の個々が示され、生まれてくるカタの根源は、アマ始元が全方向に広がり、あらゆる物の現象のちからの、全ての根源であり、全ての「ヒ」を繰り返し、重合と統合を繰り返し、空間がまとまり、全体に生まれ、時間をかけて変遷して進み、重合と統合をしながら、粒子が対向発生し、環境が広がり、カタの現象を示している。
考察
これまでも同様ですが、ウタヒの要約は頭で理解しようとせず、自分の環境をイメージして、五感で捉えるようにして下さい。
なぜなら、ウタヒは「音のヒビキ」、または「視覚のヒビキ」で感じるものだからです。
このヒビキを聞き、「トコロ」チマタノ「トキ」オカシのフレーズが、現代の言葉にリンクし気になります。
また、「ウマシ」タカカム「アシカヒヒコ」のフレーズも、日本神話に登場する神名とリンクしている事も、気になる所です。
探究
カタ世界とカム世界の境界で、あらゆるものが左回りで重合と統合を繰り返し、ウタヒ第5首で学んだ、生命体のサイクルの始まりである「ヒ」が発生すると解釈しました。
また、「ヒ」の活動では、「空間」(トコロ)が創造されて、空間に対抗する「時」(トキ)が同時に創られて、新しいカタ世界が始まって行くと、私は解釈します。
そして、神名「ウマシアシカヒヒコ」の神話は、造化三神である「アマノミナカヌシ」「タカミムスヒ」「カムミムスヒ」の次に登場する神となります。
ウタヒ第7首で唄われている、この3つのは神名のヒビキは、新生命を生み出し原動力であると私は解釈しました。
神話の中では、この三神が現れた後、この世は脂のような「コロイド状」に表面が覆われている時に現れた神であり、これから国を創造していく為の、「ちから」や「エネルギー」を生み出す存在に描かれています。
「ヒ」を国の始まりと置き換えた時、あらゆる物を左周りで重統合される「チカラ」を、「ウマシ」タカカムの、「アシカヒヒコ」であると、私は理解してしまいます。
感想
現代の常識では、「空間」(場所)と時間は、区別されて認識しています。
ただ、私達が認識している時間とは、1884年から、世界共通のコミュニケーションツールとして使っているに過ぎません。
日本では、西暦10年に「水時計」が使われていた記述が残っています。
私が、今回深く感じた事は、社会的な共通時間で、我々は全ての事を推し量ってしまっている事です。
確かに、社会活動に於いては「共通時間」必要だと思います。
しかしながら、私達の肉体と精神は、自分だけの特徴であり、自分だけの「命」を歩んでいます。
「個人活動」や「治癒」などを、「社会的共通時間」に合わせる事が、ストレスを生み、それこそが、個性や自分の「カタチサキ」の行為であると感じます。
本来の生命体の時間とは、新しい生命(出来事)が生まれた瞬間の「空間」(ロ)と共にセットで創造されています。
肉体がこの世に生まれた瞬間、それぞれを学び始めた瞬間、恋をした瞬間など、様々な「空間と時間」を重ねながら歩んでいます。
これら全てを把握することは困難ですが、自分の主要となる「空間と時間」くらいは、社会的共通時間ではなく、自分1人の「ヒフミヨイムナヤコト」で歩む事が、自分らしい生き方の時間の使い方ではないでしょうか?
何歳だから…
何年経ったから…
何時間経過した…
など、個人的な出来事を、社会的時間で判断していませんか?
あなたは、あなたの「空間と時間」で、あなたの「命」を歩んでいる自覚がありますか?
また、「社会的空間」と「個人的空間」を切り離した「社会づくり」が、この国の発展と、個人の豊かさに繋がると感じました。
なぜなら、この国は「火の国」「日出る国」であり、「ヒノクニ日本」と古から呼ばれているからです。
現代では、「様子見」「後手」のレッテルが貼られている国ですが、私達には「始まり(ヒ)の国」のDNAが流れています。
1人1人が、それぞれの「ヒ」を意識しながら、「ウマシアシカヒヒコ」をする事で、新しい生命(出来事)の「空間(トコロ)と時間(トキ)」が創造され、それぞれの「ヒフミヨイムナヤコト」で経過していく事が、「命」の歩み方だと感じました。