「信頼」の心理トリガー
信頼こそ最高の財産である。
ぶっちゃけ、
信頼があればマーケティングなんていらない。
これは私が目指しているものであり、
私のマーケティング戦略において最も重視していることだ。
信頼と関係、関係と財産、財産と金。
これらの間には深いつながりがある。
処方箋なしで変える医薬品を例にとって
考えてみようか。
名前が知られている定番の医薬品の売り上げは、ジェネリック医薬品の売り上げを大きく上回っているという。
どちらも成分は同じで、
商品棚では隣同士に並べられている。
しかも値段はジェネリック医薬品の方が、
20〜50%ほど安い。
特許が絡む問題も一切ない。
どう考えてもジェネリックのほうが
特じゃないか?
それなのになぜ、
ジェネリックの医薬品ではなく
正規の医薬品を買う人の方が多いのだろうか。
それは、正規医薬品の方が
信頼されているブランドだからだ。
ブランドがお金の多くをもたらしているのは50%の価格と利益の差異だが、
これは製品の材料や特徴、
サービスとは全く関係なく発生している。
決め手となるのは、信頼である。
信頼を得るということは、
よく知られた定番ブランドになる以上に
大きな意味を持つのである。
私たちはどうやって信頼を得られるかを、
常日頃から考えよう、ということだ。
※ちなみに私は
ジェネリック医薬品の方を買うけどね。なんでって? 安いから。