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旅行記 ベトナム旅行 4日目
12/31
ホテルの朝食がなぜかちょっと豪華になっていた。お客さんも増えているし土日か?すでに曜日感覚はなくなっているので分からない。
とにかくフォーがメニューに増えていてとても嬉しい。
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いざ出発
今日はついにクライミング。
友人2人と合流して旅も賑やかになった。
友人Kさんとは長い付き合いだか、もう1人のHちゃんとは10月に知り合ったばかりだ。
本当に、出会ったばかりの私達のベトナムクライミングツアーにのってくれたフッ軽Hちゃんには尊敬の念を禁じ得ない、とともに感謝である。
岩場までの移動はレンタルバイクを借りた。
これもホテルスタッフさんにお願いして手配してもらった。何から何までお世話していただいてありがとうございます!!!
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スタッフさんはお見送りまでしてくれた。「スローリー、スローリー」という優しいスタッフさんの声と共に出発。
昨日とは打って変わって青空が広がっている。はじめて見たベトナムの青空よ!!
友人2人の晴れ力の賜物である。
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カットバ島のクライミングはまだあまり日本では知られてない(と思う)。アジアのクライミングスポットといえばまずはタイが思い浮かぶ(気がする)。
ネットでもあまり情報が出てこないのでトポ(岩場の案内図)をAmazonで買って岩場を調べた。
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今日はバタイフライバレーというカットバ島の真ん中にある岩場に向かう。
ここがカットバ島の中では1番大きくルート数も多い。
バタイフライバレー
バイクで30分ほど走ると到着。
途中にも岩山がたくさんあった、開拓しようと思えばまだいくらでも開拓できそう。
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岩自体はどーんとしているが、思ったよりもコンパクトな岩場だった。アプローチがまったくなくてエリアも分かりやすい。
岩場の前に広大な草原が広がっていてロケーションが良い。
岩場では入場料を払うとトポに書いてあったが、それらしき場所が見つからない。
岩に向かって左手の奥にあるカフェ(レストラン?)で聞くと「登っていいいよ、ここには後でランチに来い」と言われた。まじ?
本当にこのまま登っていいのかと若干不安があるものの他に受付らしき場所もないので岩場に向かう。
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岩の基部に着くとなんと日本人パーティが!
ここまでベトナムでほとんど日本人と遭遇していないのでびっくり。
どこを登ろうかとトポと岩を見比べていると、ものすごい数のバイクのエンジン音が聞こえてきた。
なんだなんだと思っているうちに今度は爆音のベトナム歌謡曲が流れてきた。誇張ではなく本当に草原全体を包み込む爆音だった。
どうやら岩場の前の広大な草原はキャンプ場らしく、バイクでやってきた若者達がキャンプを始めたらしい。
あっと言う間に別グループもやって来て岩場の洞窟で鍋パが開始された。手際の良さがとんでもないぜ!
日本のキャンプ場でもノリノリの音楽を流しているグループをたまに見かけるがここまで爆音でここまで純然たる歌謡曲を流すのは珍しい気がする。
広大なキャンプ場と岩場がムーディな歌謡曲の雰囲気に染まる。
不思議と嫌な気持ちにはならなかった。
これは日本では味わえないという特別感があった。これでこそベトナムに来た甲斐があったというものだ。
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アップでCHUYEN NUI 5aを登る。
びびりの私が初見の岩場でリードできるか不安だったが、Hちゃんに勇気をもらいリードトライ。フラッシュ。
一本でもベトナムで登れてよかった、一安心。
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ROME TO HANOI Express 6aはトップロープで登らせてもらう。
目立つ場所なのでキャンプをしていたベトナム人達も見守ってくれる。登り終わると彼らは「フゥ〜アブナイ」と言って去って行った。
ほとんどのルートが20m以上あり、1本登るだけでへとへとになる。
さらにどのルートも終了点が絶妙遠い。終了点はリングで結び替えをして下降するのだが、めいっぱい背伸びして手を伸ばさないと終了点に手が届かない。
この岩場を開拓されたのはフランス人のクライマーとトポに書いてあった、おそらくこの終了点はフランス人ベストポジションに設定されているのだろう。自分の手足の短さを嘆きつつ必死に結び変えをした。
2本登ってかなりの疲れ。
時間もちょうどお昼となったので朝に立ち寄ったレストランに戻った。
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このレストランではたくさんの鶏が放し飼いにされていた。
ここで私は一心不乱に鶏の写真を撮りまくった。なぜこんなに鶏の写真を撮ったのか今となってはよく分からない。
走り回る鶏達は元気で生き生きとしていて、喧嘩する鶏達のすぐ横で先程まで走り回っていた鶏が捌かれ、そのまた横では炭火でじっくり焼かれている。
ここに生が凝縮されている。命を食べるというのはこれくらいシンプルで分かりやすい方がいいなと思った。
自分が命を食べて生きていることを感じながらあの鶏の丸焼きを食べたい。
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しかし私たちはこの鶏の丸焼きを食べてない。なぜならメニューになかったからだ。
隣のベトナム人家族には鶏の丸焼きが運ばれてきた。なぜだ。そのメニューはどこにあったのか。
隣のチキンを見ながらピザを頬張る。ピザも美味しいのだけど何か物足りない。自然と口数も少なくなった。
次来たらあの鶏の丸焼きを食べることを皆で誓いレストランを後にした。
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午後からまた登るがとにかく暑い。
暑いというのはとたんに人の体力を奪う。
前日までダウンを着込んでいたとは思えないほどの暑さだ。
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日陰のルートを選んで2本ほどトップロープで登って大満足。もうへとへと!
帰り際に迷彩服のおじさんがふらりとやって来てクライミング料金を請求された、騙されてる!?とかなり警戒していたが、話をちゃんと聞くとクライミング利用料の請求に来たキャンプ場所有者の方だった。疑って申し訳ない。
無事お金を払うことが出来た(すっかり忘れたが日本円で1人200円くらいだったと思う)
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大晦日ナイト
ホテルに一度戻って荷物を置いてから夕飯へ。
今夜は大晦日。ちょっと贅沢をしよう。
カットバ島に来たからには海鮮を食べたい!!街を探索しながらいけすのあるお店を探した。
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ハマグリ?のレモングラス酒蒸し?は大変美味だった。ハマグリのスープをご飯にかけてお醤油をたらり…なんと落ち着く味だろう。
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大晦日というのは人を特別な気持ちにする。
海鮮レストランを出た後、カフェでビールとエッグコーヒーを飲み、そのあとさらにyummy1というレストランに行った。3軒はしご。
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年越しフォーとブンチャーを無理矢理お腹に押し込み食い納めとした。
心地よい疲労感、はち切れそうなお腹、大満足の大晦日となった。
明日もクライミングです。