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Webライターが単価を高めるためのアドバイス(完全版)
<こちらもおすすめです>
18000文字あります。以前公開した「【Webライター向け】単価を高めるためのアドバイス」シリーズは、note公式でも取り上げられ、「もっと早く読んでいたら」「学んだことを実践したら良い案件が増えた」など、たくさんの嬉しい反響をいただきました。前回は一度に書き切れず、4つの記事に分かれてしまったため、加筆・修正をおこなったうえで、全てをひとつにまとめた「完全版」として公開することにしました。
また、この記事がきっかけでライター向けのコンサルを開始し、2022年11月現在で受講生は120名を超えました。ありがとうございます!
皆さまからの感想ツイート(感謝です!)
本当に読んでよかったと思える内容のnoteでした。18000文字ありましたが、夢中になって読み進めました。私も代替不可能なライターになるために、もう一度自分と向き合い、考え、行動しようと思います。素晴らしいnoteをありがとうございました! https://t.co/cvQ7Bn1ER3
— 鶴田 有紀@Webライター (@a_s1mple_life) October 31, 2020
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“読むのは機械ではなく、人間だ”
— 藤堂真衣(まいもん) (@mai_todo) August 25, 2020
こういう「ライターHOWTO」みたいな記事はよく読むんだけどとても読みやすいし実践的。
「ライターとして独立したいけど…」と悩んでいる人がお知り合いにも何人かいるけど、ぜひ読んでほしい。とても勉強になりました…!
@yota1029 #note https://t.co/yAr0WOLZp3
18000字とは思えないくらいスルスル読めてしまいました…!
— 藤堂真衣(まいもん) (@mai_todo) August 25, 2020
そして感覚的な話のボリュームが絞られてるので、具体的な動き方や考え方として「これからライターとして頑張りたい」という人にとってとても有用な記事だと思いました~とても勉強になりました…✨
ふと読んでみるとすぐに引き込まれた。
— ともぞう@釣りブロガー (@tomozo_net) August 25, 2020
働き方を深く考えさせられたし、人生を壮大に楽しみ尽くそうと思える内容。
体験そのものが希少価値を生む!
小手先ばっかりだったのかな、自分を生きよう。
@yota1029 #note https://t.co/jRqteiWgnP
中村さんのこの記事は目からウロコ…
— かみひこーき@駆け出せなかった𝙒𝙚𝙗 𝙒𝙧𝙞𝙩𝙚𝙧 (@anokamihiko_ki) August 31, 2020
Webライターの考え方、立ち振る舞い方など、ものすごく考えさせられました…
自分は今まで作業ばかりをしていた…それではダメだ https://t.co/MhFHXyVxGK
素晴らしい記事…。ライターのための、地に足のついた18000字。めっちゃ励まされる。
— イシイミヒロ | 水ナビライター (@ishii_mihiro) September 3, 2020
「すぐには難しいかもしれないが、ライター業で生きていくなら、まずはこの『代替不可能な文章を書く』という意識がとても大切になる」
この一文は、一生大事にする。@yota1029 #note https://t.co/l7t06EQSKA
気持ちのいい余韻が残るnote✨✨
— はまりあ|ライター修行中 (@hamaria_diary) March 26, 2021
いつの間にか文章の中の世界に引き込まれた。
超ノロマライターでも中村さんの視点を持てば低単価沼から這い上がれるかもしれない…
Webライターが単価を高めるためのアドバイス(完全版)|中村洋太(ライター&コンサル) @yota1029 #note https://t.co/23ka5xOaMe
皆さまからの感想note(本当にありがとうございます!)
noteに素敵な感想を書いてくださった方もいらっしゃいました。本当に嬉しい感想ばかりでした!とっても良い内容です!
村嶋杏奈さん
【替えのきかないライター】書くことの意味。世界観が変わったお話。
kさん
ライターにはなれない私がなぜかこの記事を読んだ感想を語る
濱彩/はまあや(ライター)さん
Webライターとして大切なことを学んだ。
では、ここから本文です。
はじめに(この記事を書こうと思った経緯)
以前、作家の川上未映子さんの「原稿料の相場」に関するツイートを話題にあげた。
プロの作家さんの世界でも、いまだに古い慣習が残り、原稿料が不明瞭なまま仕事を頼まれることは多いのだそうだ。そういう悪い文化を変えていこうという、素晴らしいツイートだったのでnoteで紹介し、自分の意見も添えた。
すると、Webライターをされている方から、こんなメッセージが届いた。
「先日、結婚式場のレポートを執筆したのですが、現地取材、さらに写真50枚納品、執筆(3000字)込みで¥2000でした」
安過ぎる・・・。
ぼくは驚き、気の毒に感じた。時給いくらやねん。。。
それも、提出して終わりではなく、2度リライト(書き直し)することになり、かなり時間がかかったそうだ。リライトすること自体はよくある話だが、この金額を考えると正直気が滅入る。
さらに驚きの発言は続いた。
「中にはこちらから請求しないと原稿料を払ってもらえない、なんてこともあります。原稿料を請求したら『最近の子はお金にがめついよね、若いうちはこちらからお金払ってでも書きたいです!っていわなきゃだめだよー』なんていわれたこともありました。。」
もう少し詳しく事情を知りたかったことと、自分の経験や考え方を伝えることで役に立てるなら、という思いもあり、1時間ばかり電話で相談に乗った。
その方は、今は本業が別にあり、副業でライターをしているという。今やっているような仕事で満足しているなら、余計なおせっかいになるからぼくは何も言わない。
しかし、「いずれはライターとして独立したい」と話していたので、「だとしたら今のままでは食べていけるはずがないのだから、きちんと稼げるように、やり方を見直す必要があると思います」と伝えた。
話し終えて、「考え方が変わった」と言ってくれたので良かった。もちろん考え方が変わっただけですぐに質の良い仕事ができるようになるわけではない。だけど、大きな一歩だ。
そして、同じような状況のライターさんは多いのではないかとも感じ、自分が伝えた内容を一部noteでも紹介してみることにした。
※このとき相談に乗ったライターさんから後日連絡があり、「アドバイスのおかげで着実に仕事が増えてきました」と嬉しいご報告をいただきました。
「やらないこと」を決める
ぼくも2017年にフリーライターになったばかりの頃は、仕事が何もない状態で会社を辞めたから、どうやって稼げばいいのか、どうやって仕事を探せばいいのか、何もわからなかった。
最初の3ヶ月間はほとんど収入がなかったに等しい。そして4ヶ月目に100万円が振り込まれた。その冗談のような話はここでは割愛するが、ひとつ確実に言えることは、ぼくは「やらないこと」を決めていた。
ネット上に溢れていた「3000字の原稿10本で2万円」「ライター初心者でもOK」というような、「創造性を求められない、肉体労働のような作業に近い、そういう書き仕事はしない」と決めていたのだ。
うまくいったのには偶然も大きいが、戦略はきちんとあった。ぼくは良い仕事がしたかった。「これを書けて幸せだ」と思えるような、真にやりがいのある仕事をしたかった。そのためにフリーランスのライターになったのだ。
ライターとして名を上げる。そのための戦略は、安い仕事をひたすら受け続けて時間を犠牲するようなことではなく、なけなしの貯金をはたいて行動を起こすことだった。
無数にいる「替えの効くライター」から脱却するための、差別化のための自己投資だった。そして3ヶ月後、行動は実り、大きな仕事を得られるようになった。
フリーライターとしてゼロから始めて、ソフトバンク、ユニクロ、リクルート、朝日新聞社、プレジデント社、TABI LABO、阪急交通社など、2020年までの3年半で20社以上の企業と仕事をさせていただいた。
2020年8月には、テレビ東京の「生きるを伝える」というドキュメンタリー番組でも、フリーライターとしての生き方を取り上げていただけた。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34354016/picture_pc_10e059e1defad9111094657eb4d7136e.jpg?width=1200)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34354041/picture_pc_cce4069adf51621718d72d08cc42a4a4.png?width=1200)
また、2021年5月にはフジテレビの「奇跡体験! アンビリバボー」でも15分間特集していただけた。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55078269/picture_pc_8c5ee39e4a19c34bb9a329fd60679a4d.png?width=1200)
最初にどういう戦略で仕事を取っていったかは、この記事の最後の方でふれることにして、原稿料の話に戻したい。
「人間」に評価される文章を書く
ネットでこういうものを見つけた。
![スクリーンショット 2020-06-14 15.10.30](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32865588/picture_pc_415ac4e9ef09536d865d71981f02e973.png?width=1200)
(引用元:Webライターの文字単価は何円が相場? | 真剣にできる単価アップの方法)
言われてみれば、原稿料の相場は、あるようでないものだし、わかりづらい。
それに、ライター同士で、何の原稿料がいくら、といった情報交換をすることもほとんどない。だから余計にわかりづらい。
ここでも、なんの原稿がいくらとか、そういう話をするつもりはない。が、少なくとも原稿1本2000円のような仕事はしていない。まして「1文字◯円」のような文字単価で決まる仕事はしない(正直に言えば一度だけしたことはあるがもうやらない)。
最低でも1本2万円以上の仕事をするし、クライアントによって5万円だったり10万円だったり15万円だったりする。あえて文字単価に換算すれば1文字10円〜50円くらいになる。
やりたい人はやればいいが、1文字0.1円とか、そういう文字単価で文章の価値が決まる仕事をしていても、ライターとして成長していける可能性は乏しい。
書くことだけで生活していくなんて夢のまた夢になってしまう。
そういう仕事は大抵SEOで上位を狙うような記事だから、Googleに評価される、SEOに強い文章は書けるようになるかもしれない。
けど、読むのは機械ではなく、人間だ。
ライターとして、人間に評価される文章を書きたいと思っているのであれば、そういう仕事は「知識を得るため」と割り切ったうえでやるか、距離を置くか、どちらかにした方がいい。
誤解のないように言えば、ぼくもクライアントや記事の目的に応じてSEOを意識して書くことはたくさんあるし、SEO自体は世の中を便利にする素晴らしい仕組みだと思う。「渋谷 ランチ」と検索すれば、瞬時におすすめのお店を教えてくれるのだから。
ただ、安易に「いかがでしたでしょうか」で締め括られるようなライトな情報提供記事の多くは、文章的な素晴らしさは求められていない。村上春樹の「やれやれ」も、ファンには垂涎ものだが、SEO的には無価値な言葉なのだ。3000文字書いても2000円しかもらえないのなら、そこに「豊かな表現を織り交ぜよう」という意欲さえなくなるのではないか。ぼくだったら、早く書き終わらせてマンガを読みたい。
そしてそう思ってしまう時点で、それは「仕事」というより「作業」である。「創る」ものではなく、「こなす」ものである。
だから間違っても、「この仕事の延長線上に物書きとしての良い仕事が待っている」なんてことはほとんどないと思った方がいい。
この記事を読む方々は少なくとも、適正な報酬を得る健全なライターになってほしい。
前書きで随分長くなってしまったが、では具体的にどういう考え方を持てば単価が上がっていくのか、もしかしたらヒントになるかもしれない経験や考え方をこれから伝えていく。
実体験と、企画力と、人との繋がり方と。私には眩しいすぎる〜と思いながらも、憧れずにはいられません。ライターとしてどうなっていきたいか、考えて、動こう!と思える素晴らしいnote。ありがとうございました🌸 https://t.co/J0usAsJahN
— YUIKA@島暮らしライター (@MomYuuuuui) August 29, 2020
参考になるどころじゃない。一Webライターとして、読んで良かったと本当に思う。
— 充紀 (@Mitsuki_writer) September 3, 2020
ライティングをしている人も、メディアを作る側の人もみんなに読んで欲しい。
Webライターが単価を高めるためのアドバイス(完全版)|中村洋太(ライター) @yota1029 #note https://t.co/t1EUWf6Xpc
早速購入して読ませていただきました。ライターを目指す人たちのことを真摯に考え、応援してくださっている姿勢になんだか読みながら泣きそうになりました。(感動してです。)よい記事を読ませてくださってありがとうございます。 https://t.co/Uue958igwo
— 海里 NZ在住ライター×英語教育×海外移住×子育て (@Tsukimiusagi301) September 17, 2020
無料公開してくださっていたときから何度も読み返しているnote。副業・専業問わずライターをしている人、これから文章でご飯食べていきたい人は買って絶対に損なし。
— さっちゃん|ライター (@3103_satomi_06) September 20, 2020
Webライターが単価を高めるためのアドバイス(完全版)|中村洋太(ライター&コンサル) @yota1029 #note https://t.co/vxLYuWsdyn
Webライターではないのですが、頭がとれるほど頷きながら読みました。
— 大森渚 | Oju Consulting & Cherry et Cacao (@nagisaohmori) November 21, 2020
独立したての士業やフリーランスにも共通するかも。
ちなみに私はお金の話を出されないご依頼の場合、「〇〇万円でいいですよ😉」とこちらから言っています。
相場の範囲でやや強気めな価格で。https://t.co/bKAqaNwAev
わ〜!ご本人😳
— 大森渚 | Oju Consulting & Cherry et Cacao (@nagisaohmori) November 21, 2020
自営業10年目なのですが心して読みました!
特に大企業のお仕事と小規模企業のお仕事の対比は、「ああ〜そうなの!そうなのよ」と膝バンバン打ちながら読んでました。
note980円はちょっと勇気いりましたが買って良かったです!
@yota1029 なんというか、ここ最近感じていたもやもやを言語化してもらった気分。来年に向けて「やらないこと」を決めるのにずっと悩んでたタイミングで出会えたのは運命。なりたい自分はこの記事に集約されている気がする。中村さんステキな記事をありがとうございます。https://t.co/lrsqZsC3Or
— ででひひ (@hanbaiwriter) December 30, 2020
買い叩いてくるクライアントほど、使い倒そうとしてくる
お読みいただきありがとうございます! 執筆時のスタバ代に使わせていただきます。